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永遠の道 ナルドミア戦記  作者: シリケンタロウ
ナルドミア戦記 冒険記
9/17

その9

ミア達は突然の暗黒教による襲撃から王都アルバルスからチェリーランド公国に逃げるため暗黒教に追われながらも、うまく振り切った。果たしてミア達の冒険はこれからどうなるのだろうか。


「チェリーランド公国まであとどれくらいで着くんだ〜〜。もう半日経ってるよ〜、」

メルスはだるそうに言った。あれから1日半経っていた。

「そういえば、あれから何も食べてないわよね。そこの川でちょっと休憩しようか。川魚取って食べましょ。」

「そうだな。腹も減ったし、スタミナ蓄えとかないとな。」

ミア達は林の川で休憩を取った。

「しゃー取れたぜぃ‼︎ うまそーだなー。4匹も取れたぜ‼︎ 焼き魚にするぞー‼︎」

「うんま〜い。こんなの初めて‼︎ 今までこういうのは食べたことないから。」

「そうか。ミアはいつも城の中でご飯食べてるからか。こういう川魚とか焼いて食べたことないんだね。」

「そういえば、メルス。聞きづらいんだけど、あなたのお父さんとお母さんはなんで亡くなったの?」

ミアはあれから気になっていた。なんで彼の父と母が亡くなったのか。

「俺の母ちゃんは…病死だ。俺が生まれてすぐに亡くなった。俺の父ちゃんは……アヴェーゲ海戦で戦死した。」

アヴェーゲ海戦とは、数十年前にアヴェーゲ海で起きたルイス王国と暗黒教との間に起きた戦争である。

「アヴェーゲ海戦か……。私もあの時は小さかったからあまり分からなくて。でも、あなた達ルイス王国の兵士が必死に戦ったのは聞いてるわ。メルスあなたの苗字は何?」

「メルス・ヴェーゲーナ。」

「どこかで聞いたことある苗字……もしかしたらあなたのお父さんは…」

「ああ。俺の父ちゃんは、ルイス王国第41師団に所属していた。それ以上のことは分からない。」

「そっか。ありがとう。」

「ああ、いいけど、もうこの話はやめようぜ。今は飯を美味しく食べたいからさ。」

「あ……ご……ごめん。そうだよね。変なこと聞いた私が悪かったわ。」

「飯を食ったら少し寝る。2時間後に出発する。」

「うん。わかった。」

ミア達は川魚を食べた少し昼寝してから再度チェリーランド公国に向けて出発する。


一方…王都アルバルスでは…

「フランシス様。お呼びでしょうか?」

青いマントを付けた男がいた。

「おお。よく来てくれた。司教マブクレニアよ。お前に命令がある。ミア・ルイスを殺すことだ。」

「ああ、そういうことですか。喜んで引き受けましょう。」

 これは大きなことだ。ミアルイスを殺せばあのお方に認めてもらえる。こんな素晴らしい任務引き受けないわけがないでしょう。

「で。フランシス様。ミア・ルイスは今どこにいるのですか?」

「おそらく奴は、チェリーランド公国に向かっているところだ。ああ…あと、もう一人男がいたそうだ。そいつもまとめて殺せ。」

「わかりました。この私、司教マブクレニアが殺してみましょう。では、行ってまいります。」

マブクレニアはミア・ルイスを探しに出発した。


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