抜刀
目の前に立つ銀髪の男。
我「言っただろう…お前では勝ち目は無いと。」
少「ぐ…。」
反論出来ない少年。
だが不意に…
少「アンタは敵か…?それとも…味方か…?」
我狼は…
我「…俺を敵味方の基準に当てはめるな。俺はただ…気に入らん奴らを叩き斬るだけだ。」
少「……。」
少年がむやみに返す事も出来ず、黙っていると、
我「だが…」
少「…?」
我「お前のその眼は…嫌いじゃない。」
我狼は山賊から一瞬目を離しフッと笑った。再び我狼が山賊の方に目を向けると山賊達は噛みつくように怒鳴り始めた。
山「てめえ!また邪魔すんのか!?」
我「こいつにも言ったが俺はただ気に入らん奴らを叩き斬るだけだ。」
山賊とは反対に静かに答える我狼。
山「じゃあ口だしすんn我「村内の店五軒。」
突然の我狼の言葉に戸惑う山賊達
山「なに…?」
我「村内の民家三軒。」
我「そして…村長の家。」
山「てめえ…それをどこで…?」
山賊が声を圧し殺しながら問う。
そんな山賊を真正面から見ながら、我狼は答える。
我「気づいたか?お前達の被害にあった店、家だ。」
山「お前!!それをどこで知った!?」
山賊は再び怒鳴る。
我「少し情報力に優れた奴が身近に居てな…。」
たいした事無いように答える我狼。
その情報力に優れた奴の正体が分かるのはもう少し先。
我「やはり…お前達は気にくわん。」
我狼の声が低くなる。
山「うるせえ!やっちまえ!!」
我「力で金目の物を奪うなど…外道きわまりないな。」
山賊達がナイフや剣、武器を持って突っ込んでくる。
少「危ない!」
少年が叫び、山賊の武器が我狼に降り下ろされる。
だが、少年は見た。
武器が我狼に降り下ろされる瞬間、我狼の眼が鋭く光ったのを。
バギャン!
カラーン!
鋭い金属音がし、山賊達の腕から武器が引き剥がされる。
少「え…!?」
山「な…に…!?」
我「……。」
無傷の我狼の腕には…
少「太刀…!?」
巨大な太刀が握られていた。
次回はまた戦闘モードです!
お楽しみに~♪
by作者




