第109話 BRZ/GR86重連運転
政治的圧力を受けながら、それを回避しながらバトルするNSXとS2000GT1に対し、こちらはチームオーダーを受けながら、チームメイト同士の順位争いをしている。
三条神流と松田彩香の重連は、現在も変わらず、松田彩香が先頭で三条神流が後ろに居る。
ADM始まって以来の長距離遠征であるにも関わらず、救援車両が本拠地で事故に遭う等の要因から不足し、変に全損級のクラッシュになれば、救援が出来ないため、積極的なバトルが出来ないが、それならそれなりにと、松田彩香が三条神流を引っ張って行く。
財田のロングストレートに入った。
「スリップに入って!」
と、松田彩香が言う。
「前のFK8を撃墜するよ。」
「FFだからアンダー強いから、押し出してやれ。」
「で、FK8を撃墜したら、カンナが前に出て。疲れた。」
「了解。」
と、松田彩香と三条神流が無線交信。
「FKのケツに着いて煽れ。」
霧降要が指示を出す。
川東のテクニカルセクション。
ここで、一気にFK8を追い抜いた。
「仕方ないと言え、せっかく北海道まで来て、派手なバトルが無いのはねぇ。」
と、松田彩香は溜め息。
「その分、つるぎには大暴れしてもらおう。十勝で。」
「そうね。」
「なんなら、奴の車乗せた貨物列車が走っているの見る?」
「見られたらね。」
松田彩香はヘルメットの中で微笑んだ。




