プロローグ
どこまでも続く漆黒の闇の中、一際明るく光が発せられた。
ヒカリの中から現れたのは、数重にも分裂した小さな塊。
光速に近い速度で、数重の塊は光から出て闇の中を進んでいく。突然塊は、5つに分裂しそれぞれの航跡を形作って一直線に闇の中を進んでいく。塊は、闇の中で次々と消滅していた。
塊の一つは、闇の中をまっすぐに進んでいき、闇の中に存在する唯一の星系の中の惑星の一つに突入していく。塊は、惑星の大気圏に突入すると、さらにいくつかに分裂して、惑星にある大陸の各地へ別れて降り立っていく。
「また、何かが落ちてきた…。この近くには、1つだけ…。」
その光景を目で追いながら、一人の少女が呟いた。
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5台の隊列を組んだバスが、関越道を雪国へと向けて走行している。
長い関越トンネルを抜ければ、そこはもう雪国。
「光莉、今日からのスキー研修、楽しみだね。」
「…、うん。そうだね、寿李。このトンネルを抜ければ、すぐに目的地のスキー場だね。」
光莉と呼ばれた少女は、窓の外を流れるトンネルの黄色い照明をぼんやりと眺めながら、友人である寿李と話していた。
「いいなあ、光莉は、スキーの腕前も指導者レベルだから。私なんか、スキーの腕前は、初心者に毛が生えたもんだよ。」
ケタケタと笑いながら、寿李は、光莉に話しかけている。光莉も、相槌を打ちながら、スキー研修の話題で盛り上がっていた。不意にトンネルの黄色い光が消え、トンネルの壁が白く輝く。バスが、何かに乗り上げるように大きく振動する。そして窓の外の景色が、不意に漆黒の闇に変わった。バスは、漆黒のの闇な中を突き進んでいく。今度は、窓の外の景色が突然真っ赤になり、不意に高温の熱気がバスの中を襲った。
トンネルを超えれば雪国…のはずが、抜けた先は、どこまでも続く草原が広がっている。
舗装された道路から、いきなり未舗装のデコボコ道、いや、道路ですらない大地にタイヤを取られ、バスは、右に左に蛇行運転を繰り返していく。不意に大地の段差を飛び越えたバスは、大きくバウンドしながら大地を駆け抜けていった。社内のありとあらゆる荷物が散乱し、乗客である光莉たちに降り注いでくる。バスが横滑りを始めて斜面を下りていき、大きな岩に側面をぶつけてやっと停車した。
話の矛盾点を修正しつつ、加筆しています。




