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9/10

・魔法医学大学巡りより抜粋

そのうち、魔法医学大学巡りを投稿するかも?

「え〜、ではこれで特別講義を終了します。お疲れさまでした」

 拍手とともに私は壇上から降りる。それから荷物をまとめて退出。

何をしているかというと、私の出身校である魔法医学大学から、私が開発した圧縮治癒魔法についての講義をして欲しいと言われ、ちょうどその日が非番だったこともあり、それを受けた。その講義をしていたんだ。いや〜、学生時代にはこの大講堂(学生全員を収容できるほどの広い講堂)で講義する日が来るなんて思ってもみなかったから、ちょっと面白い経験だった。緊張もしたけど、お偉いさんと話すよりはましだったから、それは大丈夫だった。

「先生、お疲れさまです」

隣にはミツキもいたしねっ。ミツキはいつも通り私の助手としてついてきてくれた。ほんとミツキのおかげで少しは楽ができた。特に資料作りなんかミツキがいなかったら絶対に間に合わなかったね。うん、断言できるよ。

「素晴らしい講演でした。これで学生たちも圧縮式治癒魔法を扱いやすくなったはずです」

「なら、講演したかいがありました」

もう一人一緒にいるのはここの理事長のイクスさん。何気に私たちの担任だったこともある教授だ。それもあって敬語なんてやめて欲しいんだけど、それを言ったら

「今はリリィ先生の方が知名度的にも功績的にも偉いんだから、私のことを考えてくれるのならば敬語でしゃべらせてください」

と返されてしまった。せめてもの抵抗として、他に駄絵rもいないときは敬語を使わないということにした。そうでもしないとなんというか落ち着かない。

「それで、リリィ先生、これから何か予定でもありますか?」

イクス先生が効いてくる。うーん、何もなかった気がするけど・・・。私がミツキの方を向くと、ミツキは首を横に振った。ミツキがそう言うなら間違いないね。

「いえ、特には」

「では、これからお昼ご飯でもご一緒に如何です? 教職員食堂で面白いメニューがあるんですよ」

ちらっとミツキの方を向いてアイコンタクト。返事は・・・賛成。

「ええ、では3人で行きましょうか」

「はい」

それから私たちは教職員食堂へと向かった。


「おー、教職員食堂ってこんな感じになっているんですねー」

「学生時代にはご利用なさらなかったんですね」

「だって当時は学生でしたから」

さすがにいろんなことをやっていたからって、学生が教職員食堂に入るのは色々とまずいだろう。

「そういえば、当時からそう言うところは律儀でしたね」

そんな話をしていると料理が来た。

「お待たせしました、リリィランチになります」

とりあえず、私はどんな顔をすればいいのだろう。このリリィっていうのは間違いなく私のことだよね?

「とりあえず、説明しましょうか。軽くフリーズ仕掛けてますし。

ここでは素晴らしい功績をあげたり、社会貢献をして名を覚えておくべき学生の名前を使ってランチを作ることになっているんです。内容は当時その学生がよく注文していたもので。

リリィ先生の場合はハンバーグ、ウィンナー、カツがトッピングされた辛口のビーフカレーに、デザートとして季節の甘い物ですね。今日のデザートはりんごアイスですね」

ほー、そんなのがあったんだ。しかし・・・。

「この辛さは当時よく頼んでたあれですか?」

「はい、あれです。今でもありますよ」

あれというのは、裏メニューのことだ。えーと、説明する前にミツキが? を浮かべているから説明がてら食べてもらおう。

「ミツキ、一口食べてみて。それで私が質問した理由がわかると思うから」

「はい、わかりました」

そして一口食べたと単位ミツキが咳込み出した。あ〜、相変わらずか。

「ごほっ、ごほっ、な、なんですか、この辛さ・・・」

「うん、これが学生食堂裏メニューの1つ、超激辛カレーリリィスペシャルなんだ」

なんでリリィスペシャルかというと、辛い物も好きな私が、裏メニューで超激辛カレーの存在を知って、それを食べた後、調理してたおじさんに喧嘩を売ったところから始まる。当時、食べられなほどの辛さというフレーズで売られていたそのカレーに、辛さで肩透かしを食らった私はこういったのだ。

「おっちゃん、裏の辛いカレー、言うほど辛くなかったよ」

そしたらおっちゃんが

「そうか。来週、また頼め。今度は食べられないほどの辛さにしてやる」

と言い、私たちのバトルが始まった。

「なるほど、そんなことがあったんですね」

なんとか辛さを中和したミツキが驚いている。

「うん。その結果こんな辛さになっちゃってね。あ、ちなみに勝負は私の勝ちだったよ。使ってるスパイスの量が多すぎて、1食あたりの使用量が決められちゃって、それの限界に耐えられたからね」

あの時のおっちゃんの顔は面白かった。

「懐かしいなぁ。っと、冷めちゃうし、そろそろ食べよっ。いただきますっ!」

一口パクリ。ん〜〜〜〜〜〜、この辛さ、身にしみる〜。

それから色々と昔話をしたり、大学の中を回ったりして1日がすぎた。あのおっちゃんはまだいて、懐かしい話ができた。私が私物化していた研究室はそのままで、色々あって片付けていなかったので散らかったままだったから、ミツキに突っ込みを入れられた。だから、鋼鉄製は痛いって〜。

 たまには母校に戻ってくるのも悪くはない、そんな休日だった。


一応、ストックはここまでです。これ以降は、そのうち投稿するかもしれません。


では、感想や駄目出しなどお待ちしております。

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