二十三話 初報酬、食べ歩き
「あれもうまそうだなぁ・・・でもこっちのお店も・・・」
影秋は食べ物を探していた。
「うっしゃ!両方買うか!!」
影秋は初報酬をもらいかなりうきうきしていた。
「おじちゃん!串焼きひとつ!!」
「あいよ!お嬢ちゃん可愛いからもう一本つけてやるよ!!」
「おじちゃんありがと!!」
影秋は、自身を男だと思っている。
今の屋台の男の発言は影秋を美少女としてみたものであった。
しかし影秋は、
「うわ・・・めっちゃうまそう!」
何も考えていなかったのである、
「銅貨1枚だよ!」
「安いなぁ・・・細かいのないから銀貨一枚で!」
「あいよ!銅貨9枚のお返し!お嬢ちゃんまたこいよ!」
そういいながらおつりを渡す。
影秋はそれを受け取りもうひとつの屋台へいった。
「すみません!この焼きパンひとつください!」
「はい、お嬢さんちょっとまっててね・・・はいどうぞ!銅貨2枚だよ!」
「はい、銅貨2枚丁度です。!」
「毎度あり!」
影秋はパンを受け取りお金を渡した。
「じゅる・・・よだれでてきた」
影秋は、右手にパン左手に串を二本持っていた。
串焼きは何かの肉を焼き味付けしたもので、パンはなんというかナンみたいなものであった。
「いただきまーす」
そして口に串焼きから入れる。
「うまーい!スパイスが効いてていい感じ・・・」
そしてパンを口に入れる。
「こっちは薄味だけど、独特の風味があるなぁ・・・そうだ!」
影秋はおもむろに串焼きをパンにはさんで串をぬく。
「むふふ・・・サンドイッチだ!」
「我ながらナイスアイデア!!」
普通のアイデアである。
そしてそれを口に運ぶ。
「う、うまい!!幸せだわぁ・・・」
影秋は幸せに浸っていた。
うまいのである、スパイスの効いた焼肉に独特の風味があるパン。
パンにスパイス交じりの肉汁が染み込み手パンを貫通して手についた。
「あ、手についちゃった・・・舐めるか」
そういって、パンを食べ手についた肉汁を舐める。
「おいしかったー自分で稼いだ金で食う飯は格別だな!!」
影秋は満足し、宿への道を歩き出す。
「ん・・・いいにおいがする・・・いかんいかん、夕飯が入らなくなる。」
匂いに釣られかけるが思いとどまる影秋。
「んんー、・・・見るだけなら腹は膨れないはず!!」
結局釣られた影秋であった。
「こ、これは・・・」
焼きそばである。
「や、焼きそばだとぉ!!」
「あ、あの!!この焼きそばひとつください!!」
「お、見る目あるねぇ!ちょっとまってな・・・ほらよ!銅貨2枚!」
「あ、はい!銅貨2枚丁度です」
「毎度!」
商品を受け取りお金を渡す影秋。
「い、異世界に来て焼きそばが食えるなんて・・・。」
影秋は感動していた。
「いただきます!!」
影秋はがっつきはじめる。
「はふっ!あちっ」
まだ熱かったようだ。
「ふー!ふー!」
息を吹きかけ冷まし口に運ぶ。
「うめー!塩焼きそばか!!うめー!!!」
最早うめー!としかいえない影秋。
「はふっ!」
夢中で食べる影秋。
「ふぅ・・・お腹一杯だわー!」
即効で食べ終わる。
「うまかったーこっちでも焼きそば食えるとはなーまたこよう。」
また来る決心をしつつ歩き始める。
「うう・・・苦しい・・・」
食べ過ぎたのだ。
「はぁはぁ・・・宿にもどろ・・・」
宿へ歩き始める。
「夕飯までに消化できるかなぁ・・・?」
夕飯も食べる気満々な影秋であった。




