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せっかくチートを貰って異世界転生したのでハーレムをつくる‼︎  作者: デッドくん
二章 魔法学校[シュタインズ]
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五十四話 魔界から戻ってくるようです

色々と話が飛んでいますが何卒ご容赦ください。

「大分強くなったんじゃないか?」

目の前で大量の血を流し倒れている

モンスターの群れを見てユスはそう言った。

「いや…修行始めてからもうすぐ一年だぞ?

強くなって貰わなきゃ困るね」

「普通は一年でこんなに強くなれないぞ?」

「……俺って天才だから」

「まぁ……そういう事にしておこう」

「へへっ」

するとユスは、何かを思い出したように

こちらを見た。

「あれなんだが……あんまり使うなよ?

止めるだけで魔王全員怪我したんだからな」

「その件はごめんな?」

「まったくだ」

ユスは静かに微笑えんだ。



「えぇー!もう行っちゃうの?」

赤髪の魔王、サナが寂しそうに言う。

「ごめんな?また来るからさ」

「おいサナファル!寂しいのは分かるが

ここは暖かく見送るべきじゃないか?」

隣のファミスタが腕を組みながら言う。

「ファミスタはいっつも優しいな」

「寂しくなるけど…またレティスを

デレさせにきてよ」

「おう!任せとけクラーク」

「セラフィム…またすりすりさせてね」

「また近い内にな!」

俺は魔王たちに別れを告げる。

「別れの挨拶は済んだか?」

「おう!まぁいつでも来れるけどな!」

「それもそうだな…じゃあいくぞ?

デモンズゲート」

目の前に、大きな扉が現れる。

「行こうか」

俺とユスは扉に向け歩き出した。


「さぁ着いたぞ」

「おぉ!懐かしいなこのダンジョンの感じ」

「今から、記憶封印を消すぞ?」

「えっ?記憶封印って触れてなきゃダメじゃなかったっけ?」

「するときはな…解除はどこでもいいんだ」

「じゃあやってくれ」

「パチンッ!」

ユスが右手で指を鳴らす。

「終わったぞ」

「へっ?これだけ?」

ユスが指を鳴らした瞬間に膨大な魔力が

放たれたから本当だろうけど…

「それでな…セラフィム…」

「ん?なに?」

「目を閉じろ」

「え?なんで?」

「いいから!」

俺はユスの指示に従い目を閉じる。

「ん……」

一瞬だけ頬に柔らかいものが触れる。

「目を開けていいぞ」

「あの…今のって……」

まさかな…あのユスがほっぺにキスなんて…

「ん?なんのことか分からんな」

「それ無理があるだろ…」

「さぁいったいった!お仲間さんを守って

やるんだろ?」

「この一年間本当にありがとうユス!」

俺はそう言って走り出す。

「本当に面白いやつじゃお前は…」

後ろで寂しげなユスの声が聞こえた。



〜ルシウスside〜

「えー…これよりシュバルツ魔法学校

入学式を始めます!」

新入生が一斉に席を立つ。

「もうそろそろ一年っすか…」

ハルバートが魔界に行ってからいろんな事が

あったっすから、帰ってきたら質問攻め

されそうで怖いっすね…

「あっ!ハルバートくん!」

「どうしたっすか?セルリアスさん」

「さっきからアイリスちゃんとアンネちゃんが見当たらないの…ルシウスくんなら知ってるかなって」

「部屋には、いなかったっすか?」

「どこを探してもいないの」

「じゃあ探しに行くっすよ」

「うん!」

こうして、ルシウスとルミリアは

アイリスとアンネロッタを探す事になった。


〜捜索開始から一時間〜

「どこにもいないっすね…」

俺っちとセルリアスさんは国を出て、

魔物の出る森に来ている。

「書き置きに、2人で魔物で新技の練習する

って書いてあったからこの辺だと思うんだけど…」

「でもよかったっすね…事件とかに巻き込まれて

なくて」

「……ドサッ!」

「どうしたっすか⁉︎」

慌ててセルリアスさんに駆け寄る。

「大丈夫っすか⁉︎だいじょ…」

急に視界が暗くなり意識が遠くなる。

「ははっ!これで賢者様もお喜びになるぞ」

微かな意識の中で、聞き覚えのない男の声が

耳に鳴り響いた。


「あれっ…ここどこっすか…」

目を覚まして、辺りを見渡すがそこは森

人影すらない。

「えっと確か…セルリアスさんと2人を探しに……

セルリアスさん!」

当然ルミリアはいない。

「くそっ……俺っちはなんて事を…」

ルシウスは拳を握りしめ走り出した。


「これは…書き置き…セルリアスさんが

持ってた…」

「おっと…さっきのガキじゃねぇか」

「……!」

振り返ると、1人の男が立っていた。

「誰っすか…」

「お前は知らなくて…いい!」

一瞬、ほんの一瞬で拳が迫る。

「うっ!」

ルシウスは拳を喰らい後方に吹き飛ぶ。

「まさか…お前が俺っちの仲間を!」

「そういうことか…女たちが言ってた男は

お前のことか…」

「仲間はどこだ!」

「俺様やさしいから死に土産に教えてあげるよ。この真下でいろんなことされてるよ

ははっははははは!」

くそっ……動けないっす…さっきの衝撃で

足がやられたみたいっすね…

「って事でじゃあ」

男は剣を取り出し近づいてくる。

「約束守れなかったみたいっすね…

すいませんっす」

「何言ってんだ?いいから死ね!」

刀を振りかざした瞬間に聞き覚えのある声が

聞こえた。

「いや?案外守れてるかもよ?」

そこには昔と変わらない綺麗な白髪をした

ハルバートが剣を片手で受け止めていた。



〜セラフィムside〜

危ねぇ…間一髪間に合った…ふぅ

嫌な魔力感じて来てみてよかった〜〜

さっきの俺ナイス!

「なんだお前?お前もこいつらと同じ

ゴミ仲間か?」

「うわっ…それ雑魚フラグじゃん…」

剣を放す。

「なんでハルバートが…いや助かったっす」

「で?こいつ誰?みんなは?」

「みんなはこいつに攫われたっす」

「なぁるぅほぉどぉ?じゃああいつ殺って

いいよね?」

俺は満面の笑みで答える。

「もちろんっす……よ」

ルシウスは意識を失った様だ。

「泣けるねぇお仲間の友情…感動だよ」

「何言ってんの?雑魚は雑魚らしく

ヒャッハーとか言ってろよ」

「雑魚?俺様が?お前バカじゃねぇのか?」

「もういいや…バカ相手にするの疲れる

とりあえず……死ね」

「お前何言って…」

ザクッと言う音と共に男の首が胴体から

切り離される。

「はぁ〜スッキリした!」

血やいろいろなものが飛び散っていたが、

セラフィムは笑顔でルシウスに回復魔法をかけた。


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