五十三話 一方その頃…だそうです
「それではお待たせしました!
美少女コンテスト決勝です!」
「「「うぉぉぉぉぉ!!」」」
観客のボルテージは最高潮を迎える。
「今大会で決勝に上がるのは!
エントリーNo.5 13 20 24 25 26 31 34 の8名です!」
「「「うぉぉぉぉぉ!!」」」
さらに、会場が盛り上がる。
「それでは!決勝を始めます!」
「いやだぁ…気合い入れたけど恥ずかしいよ
この格好…」
「だいじょーぶ」
アイリスちゃんにドレスを着させられたのだ
「かわいらしいですわよ?」
「ううぅ…そう言われると断れないよ」
こうして、私たちは決勝大会に進出して
しまった…
「流石!決勝は選手の服も気合いが入ってますね!」
「そうですね…非常に息子が危ない状況ですね」
「おおっとこれまた高評価!」
そろそろかな…私はアイリスちゃん、アンネ
ちゃんと違って出番が最後だった。
「優勝しないよね…あれって本当に
言わないといけないのかな…」
ひらひらしたスカートをつまみながら
つぶやいた。
「お次が最後です!エントリーNo.25
ルミリアさん!お願いします!」
「お願いします」
「「「おぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」
会場が今までに無い盛り上がりを見せる。
「おぉっと!これは綺麗なドレスですね!
予選では、制服でしたがどう思いますか?」
「おおっといけない…息子の封印が
解けてしまいましたよ」
「遂に、最高評価がでましたぁ!
観客席のみなさんに一言どうぞ!」
「にゃん…」
「「「にゃにゃにゃーん!!!」」」
観客のニヤけがとまらない。
「では!本日最後の点数をどうぞ!
ただいま一位は、アイリスさんで
498点です!」
何やったのかな…アイリスちゃん…すごいなぁ…
「点数が出たようです!えっ…」
上を見ると500と魔法で描かれていた。
「あっ…優勝したのかな…」
「優勝です!勝ったのは、ルミリアさんです
おめでとうございます!」
すると、司会の女の人が何かを差し出した。
「優勝者には、今回の学園祭でなんでも
無料券が送られます!」
「あっ…ありがとうございます」
「会場のみなさん!盛大な拍手を!」
「「「パチパチパチパチパチ」」」
うるさいぐらいの拍手の中私は、退出した。
「ゆうしょーおめでとー」
「流石ですわね!」
「あっ…ありがと」
「じゃあ、制服に着替えてまたまわろー」
「そうだね!」
こうして、美少女コンテストは幕を閉じた。
「疲れたぁ〜」
「たくさん買った私は満足」
「私もくたくたですわ」
今私と2人は学園祭が終わり
部屋でくつろいでいた。
「にしても、私が欲しかったその券」
「ビックリしたよ!全部タダだもん!」
「たのしかったからいいけどね」
今日はたくさんの服や食べ物などを
いっぱい買って大満足。
「たのしかったですわね」
「うん!」
「たしかにー」
またみんなで行きたいな…と思えるくらい
学園祭は楽しかった。
一方その頃忘れられてるセラフィム君は
「おい!起きろ!」
「ん…あっ!なに⁉︎」
「ビックリしたじゃ無いか…いきなり
気絶したから」
「ごめんね…介抱してくれたんでしょ?」
そこは、ベッドの上だった。
「まぁ一応…」
褒められて嬉しいのだろう…
指で頬をポリポリと掻いている。
「じゃあ…今日はもう休むといい
明日から本格的に訓練だからな」
「おう頼むぜ!」
俺はそのままベッドで眠りについた。
「ガバッ!」
俺は勢いよくベッドの上で体を起こす。
「うわぁ…嫌な夢見ちゃったよ…
ルミリアが他の男と結婚する夢を…」
この世界に来て最高に寝覚めが悪いな今日…
「バタン!」
俺の部屋の扉が開かれる。
「セラフィム!訓練にいくぞ!」
この部屋鍵無いとかプライバシーもクソも
ないじゃん…
「おし!いっちょやるか!」
俺は重たい体を持ち上げてそう言った。
「今日の訓練相手は…そうだなぁ…
あっ!あれを倒してこい!」
「あれ?やばくない?でかくない?」
ユスが指差す方向には、超巨大な大蛇がいた
「ほらっ…仲間を守るんだろ?」
「おし!やってやるぜ」
この訓練は魔法も身体強化も使わずに
強いモンスターと戦うことで、経験を積む訓練だ。
「あぶなっ!」
蛇が吐いたつばのようなものに服が触れて
溶けていた。
「そいつの体液全部溶ける系だからな」
「はーいよ!」
俺は返事をした後、蛇の頭の後ろに回り
拳を繰り出す。
「カキン!」
「いってぇぇぇぇ!」
「バカなのか?素手で壊せるわけないだろ」
本当にもうそれを最初に言ってください。
おかげで手の骨バッキバキです。
うわぁ…変色してるし曲がってるし…
「シュルルルル!」
蛇はこちらを睨みつけてくる。
「痛いんだよ!このサルモネラ菌がぁ!!」
なんとなく言ってみただけ。
多分伝わったのかな?
襲いかかってきたんだけど…
とりあえず避けてっと…
「キシャャャャ!」
そう怖い顔すんなって…今から経験値に
変えてやるから
俺は懐から両手銃を出し装備する。
「装備ダメとか言われてないもんねぇ!」
その言葉と同時にトリガーを引き
2つの光の玉が発射され蛇に当たった後、
周りの木々を巻き込んで巨大なクレーターができて
大蛇は魔石となった。
「…………」
「テヘッ!」
とりあえず照れておいたけど…
許してくれるかな…
「その武器欲しい…」
「へっ?あげないよ?」
「……ケチッ!」
いやいやいや、うん百万コインしたのに
手放せないでしょう…強いし…
この後俺がユスのお願いを断わったため
訓練がいつもよりハードだったのは
言うまでもない。




