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せっかくチートを貰って異世界転生したのでハーレムをつくる‼︎  作者: デッドくん
二章 魔法学校[シュタインズ]
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三十三話 ルミリアたちは試合を終えたようです


〜ルミリア視点〜


「試合開始!」

そのアナウンスで私は後ろに下がる


私たちのチームでは、

ルドルフ先輩とレルヒさんが前線で

私と会長さんが後衛になっている


最初に動いたのはルドルフ先輩だった


「フレイムショット!」

ルドルフ先輩は試合開始のアナウンスの直後

魔法を発動させる

すると小さな火の玉が8個出現し

相手にめがけて発射される


「ウォーターウォール!」

相手の後衛が中級水魔法で水の壁を作り

飛んできた火の玉を全て無効化する


ルドルフ先輩は剣を抜き魔法を放ちつつ接近する


もちろん相手が放っておくはずもなく

ルドルフ先輩に向けて魔法を放つ


だがルドルフ先輩は飛んで来た魔法を

ジャンプし避ける

するとジャンプしたルドルフ先輩の後ろから

レルヒさんが魔法を放つ


「ミラー オブ リフレクト!」

するとレルヒさんの前に鏡の様なものが出現し

向かってきた魔法を跳ね返す


「キャ!」

魔法は勢いよく跳ね返り相手に命中し

相手の1人が戦闘不能になる

その隙にルドルフ先輩とレルヒさんは

一旦距離をとる


相手がルドルフ先輩とレルヒさんに

夢中になっていると


「私もいるのだけれどね」

相手の背後から会長が姿を現わす


相手は声に反応し後ろに振り返るが遅い


「ダークアロー」

会長さんがそう呟くと目の前に出現した

漆黒の矢が相手に命中し戦闘不能

残りは2人


相手は私に気づいていない

「今だ!」

私は魔法を唱える


雷炎らいえんライトニングフレア!」

私が唱えると雷を纏った炎の玉が発射され

残りの相手を巻き込み大爆発を起こす


すると

「勝者!生徒会チームです!」

とアナウンスが流れる


試合が終わり

会長さんが私のところに来て


「さすがハルバート君の彼女さんね」


「ちっちがいますよ!セラフィとはそんなんじゃ!」


会長さんは微笑みながら


「じゃあ私が貰っていいかしら?」


「だっダメ!」

私が声をあげると


「やっぱり…ふふふ」


するとレルヒさんとルドルフ先輩が

やってきて


「会長…そのぐらいにしてください」

レルヒさんは淡々と告げる


「じゃあ戻りましょうか」

私たちは試合会場を後にした




〜セラフィム視点〜




「すごいな…」

思わず声が漏れてしまう


こんなに強いの?ルドルフ先輩はともかく

副会長はユニーク魔法…会長は闇魔法…

ルミリアに至っては混合魔法まで…


なぜわかったかと言うと

副会長や会長、ルミリアが魔法を放つ時に

鑑定を使い調べたのだ


調べた結果

副会長の使っていたのは

ユニーク魔法に分類されるもので

自分の使える魔法の威力以下の

魔法を反射させるという魔法


うん…強いよね…俺の見込みだと上級魔法は

使えると思うので上級以下の魔法は

全て反射…えぐいな…


次に会長

会長が使っていたのは闇魔法

この世界で最も会得が難しいと言われる属性であり、これまた自分の使える魔法よりも弱い魔法を

吸収することが出来る


はぁ…生徒会ってこんなに化け物じみた

奴らの集まりでしたっけ?

これ俺生徒会にいらないんじゃ…


極め付けはルミリア

ルミリアが使っていたのは混合魔法

2つの魔法を組み合わせることによって

威力を何倍にも増幅できる魔法

とにかく威力がヤバイ


ルミリア…どこまで強くなる気なんだ?

俺の記憶が正しければ混合魔法は

上級魔法の習得よりも難しい気が…


とまぁいろいろなことを考えたが

そういうものだ!と納得して

心の奥底にしまった



「いやぁすごかったっすね!」

ルシウスがそう言うと


「見事な戦いでございました」

アンネロッタは満足気に言う


「セルリアスにあの魔法教えてもらう」

アイリスはにやけながらつぶやいていたが

関わらないことにした






「セラフィ!」

そう言ってルミリアは俺に抱きついてきた


俺たちは初戦突破を祝うべく控え室に来ている


すると会長が


「そういえばハルバート君」


「何でしょう?」


「さっきセルリアスさんにハルバート君の

ことについて聞いもごもご」

ルミリアは慌てて会長に駆け寄り口を両手で塞ぐ


ルミリアは顔を真っ赤にさせて

「違うの!これは…何ていうかその…」


するとルミリアから脱出した会長が


「私とセルリアスさんとそこにいるアンネロッタさんとアイリスさん彼女にするならだれ!」

会長は俺に指を向け言う


「いや!いきなりそんなこと言われても!」

俺があたふたしていると


「私はいつでも大丈夫ですわよ」

アンネロッタは笑顔で答える


「別に私も構わない」

アイリスがつぶやく


「いやだな!冗談だろ?冗談にしては

笑えないぞ?(笑)」

と笑いながらごまかそうと試みる


「冗談などではございませんが?」

アンネロッタは半笑いで答える


「ちょー真面目」

アイリスはにやけながら答える


すると

「セラフィは渡さなーい!」

ルミリアが声をあげる


待ってましたと言わんばかりに

会長、アンネロッタ、アイリスが

同時に同じ言葉を発する


「やっぱり好きなんじゃ…」


ルミリアは言うまでもなく

顔を真っ赤させて控え室から走り去った





「そろそろ試合か…」

そう言って俺は自分の控え室を目指す


すると随分と久しぶりな相棒の声がした


「モテモテだな…」


「うぉ!いきなりだな…ってか相棒?

今まで何してたんだ?」


すると

「ちょっと新魔法の開発をな」


まじか相棒すげぇな…


「今度教えてくれよ…」

そんな会話をしながら俺は控え室に入った






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