第222話 賢者の森140
間が空いてキャラクターの特徴が定まらない。次、休みます。
エレーナの指示通りにボクはゴブリンキングを打ち続ける。だんだんとゴブリンキングのうめき声が大きくなっていくのが分かって多少は安堵した。
しかし、安堵したのも束の間、ゴブリンキングは無理矢理にでもボクの拘束から抜け出し、どうにか立ち上がる。腕力で強引に抜けだしたので、相当無理したのか、両腕がプルプルと小刻みに震えている。
「ガハァ、ガハァ、ヤット抜ケ出セタ。貴様!ヨクモ我ヲアノヨウニ埋メテクレタナ!!許サヌ!」
ゴブリンキングは震える両腕を振り上げて突進してくる。どうやら体当たりをしてボクを倒した後にやられたことをやり返す腹積もりらしい。
でも、そんなの素直に食らってやる道理はない。ボクは背中にかばう形のエレーナに逃げるように目配せをしてからゴブリンキングに備える。
間抜けにも突進してきたゴブリンキングは両腕をあげているため、その胴体ががら空きだ。となったら、そこを突かないわけにもいかないだろう。
「グガァアアア!!死ネェエエエ!!」
「グオォオオオオ!!」
ボクはゴブリンキングの出っ張った腹をしたから救い上げるように受け止める。押しつぶそうとでもしたのかとても受けやすかったが、普通だったらそのまま押しつぶされていただろうから、ゴブリンキングにとっては必勝のパターンだったのかもしれないね。
「グオ?!」
まるで想定していなかったような反応をしたゴブリンキングだけど、自慢の攻撃だけあってとても重い。うん、本当にどれくらい体重があるか想像もつかないよ。
そんな巨体をボクは下から突き上げる形で押し上げる。バコバコと腹に平手打ちを連続で繰り出して持ち上げると、そのまま勢いよく後ろに弾き飛ばす。
「グッハ、ヘブゥ」
ヘソ天の形で倒れたゴブリンキングは、情けない声を出した後動かない。死んだとは思えないけど、気絶したのかな?
「ウホ?(あれ?終わり?)」
ボクが拍子抜けに唖然としていると背後から声がした。
「やったか?!マツ、すごいぞ!」
その言葉にボクは天を仰ぐ。あまりにもお約束な展開だったからだ。
そして恐る恐るとゴブリンキングに視線を戻すとそこにはあるゴブリンの姿があった。
「ケケケッ。これで死なれちゃ困るんだよ。オレの計画はまだ終わっちゃいねぇ。」
その声はゴブリンのものだったが、ずいぶん流暢だった。白衣のゴブリン、奴が現れた。
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