↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
28/28

学級組織決め

 週も明け、またプムヴェーラの環がやってきた。入学からもう一巡したらしい。時の流れは本当に早い。5年も、思ったよりあっという間なのかもしれない。


「それじゃあ学級組織決めします!まずクラス委員をやってくれる人!」


 すごく簡単な募集だ!なんか、もっと、こう、推薦とかさ?そう言うのがあると思ったんだけどな。

 にしても、クラス委員かあ。僕はいいかな。僕がそんなのになったら、ダメ出しばかりされそうだ。だって世間知らずだしさ。


「おー!ルクシーくんウェシアくんセツィアちゃんミャルラちゃん!ありがとう!けど、男の子と女の子は一人ずつがいいな。申し訳ないんだけど、話し合いかじゃんけんか………。」


「じゃああたしはいいかナ!セツィアがやればいいと思う。」


 譲った。優しい。でもなんで?譲らなくても別に良かったんじゃ……。どうせじゃんけんするなら。


「い、いいんですか?ミャルラさんは、やらないの?」


「いつかのホームルームの時とかサ。先生が困ってる時助けるノ、あたしじゃなくてセツィアでしょ?ならセツィアの方がいいかナって。」


 ちゃんと考えてるんだな………。ほらやっぱり僕はクラス委員になれないや。なる気もないけど。男の子たちは?ウェシアくんは結構やりたいっていうんじゃ……。


「じゃ、頑張れよルクシー!譲る!」


 えええ!!?そんなに呆気なく!?あのウェシアくんが!?僕にはあんなにしつこいのに!?なんで!


「え、あ、ああ。ありがとう。」


「じゃあルクシーくんとセツィアちゃんに決まりでいいかな!はい拍手ー!」


 なんで拍手?おめでとうとか?うーーん??


「じゃあ次。筆記可能壁(パレデスクリト)に書いていきます!やりたいやつを決めておいてね。」


 先生週明けだからか元気だな。この休みに何かあったのかもしれない。まあその具体的な何かはわからないけど。いいことあったなら良かったや。



 書けたらしい。改めて筆記可能壁を見る。クラス委員、風紀委員、保健委員、図書委員、放送委員、環境委員、行事委員、言伝(ことづて)委員。役割は多い。

 僕がやるとしたら何にしようか。一番やりたいのは風紀委員か言伝委員。どっちもやりたい人がいそうだ。譲ることにしよう。多分ノアは風紀委員になるんじゃないだろうか。なんとなくだけど。言伝委員は枠が一つしかない。だからたぶんラキシンタくんがやるだろう。一人になりたいからって言って。まあでもほんとに絶対とてつもなくやりたいわけじゃなくて、強いて言うなら的な。ポイント合計はそんなに大差ない。

 次にやりたいのは保健委員と図書委員。英才教育だろうか。僕は本が嫌いじゃない。退屈凌ぎにむしろ好きな部類だ。散々本を渡されてきたせいだと言うことにする。保健委員のイメージはあんまりない。何するのかも全然わからない。でも名前だけで言ったらマシな方だ。

 この四つがダメだったら。放送か、環境か、行事。多分放送委員はうぇーい3人組の誰かがやると思う。いかにもな感じだし。環境委員はなんとなくやめときたい。なんだろう。趣味じゃないというか。気分じゃないと言うか。そんな曖昧な拒否反応だ。行事委員は、無理だ。きっとこれは企画とか盛り上げとかなんだろうけど、無理だ。まず企画がわからない。やっていけばいい?そしたらわかる?そう言う問題じゃないんだ。僕じゃ誰かを盛り上げられない。やり方知らないし。

 だから、みんながあれやりたいこれやりたいと言って挙手してる中、僕は一番不人気だったものに手を挙げた。優しさとか言うやつだ。

 そして確定した。不人気だったものは案の定と言うか。ある程度予想はしていた。けどもしかしたら形勢逆転かもしれなかったのに。僕が誰も手を挙げてないからと手を上げた直後に挙がった手。

 ヤイスァニくんだった。一番予想はしていた。ほら、なんかなんだっけ。魔法回復部隊?のお家らしいし。でも譲られちゃった。ちょっと譲るか迷ったけど、別にいいやと思った。


 順調に学級組織は決まった。僕は保健委員。相方はシャリフさん。実を言うとあまり物だ。率先してやりたいものがなかったのと、譲った結果。

 クラス委員がルクシーくんとセツィアさんとして、風紀委員はカッドリオくんとノア、保健委員が僕とシャリフさん、図書委員がミャルラさんとシーアくん、放送委員がアツーファイくんとテリーンヒくんで、環境委員がフッデミールくんとヌドェーラさん、行事委員がヤイスァニくんとウェシアくん、最後に言伝委員がラキシンタくんだ。やっぱりずっと一人でいる。

 あんまり一人でいると退屈しないだろうか。ずっと本を読んでいるけど。なんの本なんだろう。聞いてみたら教えてくれるだろうか。いや、多分無理だな。無視される気すらする。


「じゃあちょうど音楽がなりそうなので終わります!次は学校案内だから、教室にいてねー。」


 学校案内。そういえばこの学校のこと全然知らなかったや。楽しみだ。とりあえず魔力圧縮しておこう。魔法基礎で習ってから地道に最近やっていることだ。練習しておけば、僕も街に行く時に一般人になれる!いや今も一般人だけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。