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他の文化を理解する器を持て

「どういうことですか!? 戦争が起こるって……どういう理屈で……!?」


ばたばたとキノコ達が集落の中を移動する。

武器を持っていたり、食料を持っていたり、なにかの資材をもっていたりするキノコ達が。


彼らに号令を放ったおさと、シウニー、バルはそれらの動きを見ていた。

長はまだ冷静を保っているようだが、二人はそうはいかない……突然の慌てを含む動きについていけていない。

特にシウニーがそうだ。

バルよりも一段と不安そうな表情をしている。


「あんたらがさっき話してくれた通り……わしらは昔、タケノコと荒らそっとった……幾度も幾度も戦場を作り、死傷者を作る……ふざけた戦いをのぉ……」


大きな赤い笠を、彼女らの方へ少し傾けた。


「それが、世間的にはわしらが悪、とされておる……。 ま、当然だろうがの。 わしらの身体からは、好きに毒胞子を散布できる。 それが原因で、タケノコに多くの死者を出すとともに、他の生物……あんたらと同種族も、戦争中にいつの間にか殺してしまっていた。 ……毒は皆から嫌われるのは当たり前じゃのぅ」


「……その毒を抑えつけるために、タケノコ達は解毒薬を作った……で、いいのですか?」


バルがそう言うと、長は少しを空けて笠を小さく横に振った。


「いや……解毒薬を先に作ったのは、わしらなんじゃ」


「え……でも、私達は……」


「間違った情報を流したんじゃ。 わしらがな……」


何故ーーーーそんな眼差しを向けるシウニー。

その瞳を感じ取ったように、彼は少々慌てたようにまた語りだす。


「あぁ、いや。 なにも皆を騙そうとしているわけではなく……。 ただ、申し訳なかったんじゃ。 わしらの毒で、タケノコ側にたくさんの犠牲者を出してしまった。 じゃから、わしらが 『悪』 タケノコが 『善』 になるように情報を流したんじゃよ。 毒を作ったのもそれと同じ気持ちがあったから。 自分達の毒で、もう、死者を見るのは嫌じゃったから、わしらはわしらの身体を研究し、解毒薬を作り出すことに成功したんじゃ……」


「じゃ、じゃあ、タケノコは毒を持っていないんですか!? 魔王様はそっちに……!」


「いや、持っとるよ」


「え?……」


「毒を作った少し後に、解毒薬の一部が無くなっとったんじゃ。 それはタケノコ達が薬を作った情報を聞き入れ、盗んだんだと分かった。 無くなって少し経った後、戦争で毒を散布しても死ぬ者がおらんようになったという……恐らく、薬の解析し、作り出すことに成功したんじゃろう……」


なるほど、なら、魔王様は大丈夫……?

不安の中に微量の安心は生まれたーーーーが、それでもうまく飲み込めない。

そういった不安を含めたシウニーの眼差しに気付きながらも、長は話を続ける。


「それにの。 戦争のきっかけは、わしらに毒があったからじゃ。 所持者以外に耐性がない毒なんて……そりゃ無くしたくなるわなぁ。 少なくとも、あのタケノコ達はそう思ったようじゃ。 劇毒を持つキノコ達を絶滅させると、こちらに襲ってきた。 だからわしらは解毒薬を開発した。 そして、毒の制御はできるものの、それでもできるだけ他種族との接触を少なくするよう、こうして山の奥に集落を築くことにした……」


「……そういう……ことだったんですか……」


「あぁ。 それなのにすまんのぅ、わしらの遺伝子を継ぐキノコを生やしてしまっていて。 どうやら誰かの胞子が漏れ、生まれてしまったようじゃ……」


長はため息を吐いた。

体勢は変わっていないが、どこか肩落としているように見える。

そんな彼の心情を察したバルーーーー彼女は、これまでの話を聞いて自分なりの考えを構築していた。


「つまり……その毒を封じ込めようとしていたタケノコ達にとって、魔王様という犠牲者は、貴方達を攻撃する理由になると。 だからこうして迎え撃つ準備をしているんですね?」


その彼女の考えに、彼は頷いた。


「そうじゃ。 前の戦争はわしらの方に軍配が上がった……それから今の今まで被害者を出さんかった。 ただ、あやつらにとってはそれもまた気に入らんかったんじゃろうな。 攻撃を仕掛けたいが、今のままではできない……攻撃してしまえば、それはただの征服になってしまうから。 それで今回の件じゃ。 今再び毒による被害者が出てしまった。 それは攻撃する理由となる。 『やはりお前らは危険だ』 とな……」


「わ、私達も応戦とか、話し合いの助力とか……!」


「いやいや、二人は客人。 わしらの問題はわしらで解決するのが筋というもんじゃ。 ここで隠れていてくだされーーーーでは、失礼……」


シウニーはこれから起きる戦いに手を加える提案をしたが……長はそれを拒否。

自分達の問題に、他人を巻き込むわけにはいかないーーーーそれは正解だ、彼の言っていることは正しい。

もしかすれば命を落とすことになるのだ。

そんなこと、毒で命を落とすより惨劇なことで、最も悲しまれることである。


彼女も分かっていた、重々理解していた。

……だが……言葉で表せない、変に心をくすぐってくる不安によって眉を弱く八の字に歪ませる。


長は、最後に彼女のその表情を目に入れ、二人をけて出口にズリズリと近づいていった。


彼の背中を、二人はただただ眺めていたーーーー。


外から聞こえる喧騒を耳に入れながら……。



ーーーー



そこから先は、凄まじく簡単にことが進んだ。

応戦する者達は全員、槍や鉄のつるぎを持ち、タケノコの廃村がある方向に向いていた。

の中心部分にそれらを持つように接着させている……そこが彼らにとっての 『手』 なのだろう。


色とりどりの笠を何十も並べ、同じ方向を睥睨するキノコ達……。

彼らが待つ者の襲来ーーーー彼らはひたすらに待ち続けた。


しばらくして、だんだん、だんだんと、何かと何かを擦り合わせ、また、何かを重い物が踏みつけている音が聞こえて来る……。

その方向が、キノコ達が眺める先。


草木が揺れる。

小さく小さく風が揺れ動く。


その程度が大きくなるにつれて、彼らの睥睨の強さは増していった。


「貴様らは……また、過ちを積み重ねた」


やがて音の重なりが分厚くなっていき、大勢いるキノコのうち一人が 『む』 と口開かずして声を発した。

数多生える草木の間から、大勢のタケノコが姿を現したのだ。


かなりの人数ーーーーその数は迎え撃たんとしていたキノコ達の数にはる。


挿絵(By みてみん)


「その身に蓄えた毒が、全てに対して害であると……貴様らは何故分からん。 そしてそのような巨大な害は……根こそぎ摘まれるのだと、何故分からん。 渓谷のキノコ達よ……!」


姿を見せる前に言葉を発した声質と同じ声がそう言った。

タケノコ側で、先頭に立っている者だ。

その彼と正面から、対等に話をするため、キノコ側からもリーダー格の一人が前に出る。


「その意見は分かる……十分に理解出来る。 しかしながら、我らもどうにかして毒を他種族に触れないように努めているところ。 確かにお前らの意見は分かるが……我らの言い分も理解しようとしてくれないか」


「できぬ! そんな言葉……戯言ぎげんに過ぎぬ! 事実! 先ほど貴様らの毒におかされた人間が我が村へと運ばれて来た! 努めだァ……? この事実を目の前にし、その努めを認めることなどできるのか! いや! できるはずがない!!」


「ぐ……っ」


キノコ達は、彼らがここに来る前に長から聞かされていた。

バル達の知人が毒にさいなまされていると。

彼はここにではなく、タケノコの廃村に行ってしまったと……。


「なら……ならばその男性に解毒薬を! 時は流れた! その時の間に薬が出来上がったのだ! 苛まれるといえども最初だけ! 解決策はあるではないか!!」


「そうかもしれない……が。 薬を用いるまでの苦しみ、それが存在するのならば、その大元を潰していた方がいいだろう? そうは思わんか」


タケノコは握っている槍咲きをキノコに向ける。

そしてその先に丁度木漏れ日が当たって、鉄の輝きがキノコを刺した。

揺るがないタケノコ達の好戦的な態度。


「それでも……! その大元がどうにかしようとーーーー」


「間違いはないよ……生物としてそう思うのは当たり前じゃ……」


その態度をどうにかして折ろうとキノコは口を開き続けようとするーーーーが、その時。

彼より後方からしゃがれた声が、ズリズリ地面を引きずる音と共に耳に入る。

その声は、関係者ならば誰もが知っているーーーーキノコの長だ。


「長……! 前に出てこられては危険です! 急いで洞穴の中に……!!」


「その心配は無用じゃ。 ……タケノコ、そなたらが言っていることはごもっともじゃ。 わしらは毒を他種族に取り込ませないようここに身を潜めたのに……今回、久方ぶりに被害者を出してしまった……反省すべきことじゃ」


彼は笠を前に傾け、悲しみの感情を表した。

他のキノコも同じ……彼同様、笠を少しだけ傾ける。

今回の毒の件については、全員が悲しみを抱いているようだ。


「……」


その様を、バルとシウニーは、二軍とは少し離れた住居の陰に隠れて見つめていた。


「……どうやら、話し合いでどうにかできる雰囲気ではなさそうですね姫……」


「そう〜ですね。 やはり性病は完治したいものですもんね」


「何の話してるんですか? 毒ってそれじゃないとおもうんですけど」


長はその悲しみをこらえ、いつもの調子で言葉を紡ごうとするーーーー。


「じゃから……」


「いくらそっちが反省していようと、何も変わらん」


だが、タケノコの方がこの場合饒舌じょうぜつ

キノコを完璧に潰そうと先に口を開いた。


「自分の体を見てみろ! その巨大な体躯……その中に何千人……いや、何万人の命を摘む毒が含まれているか! 貴様は考えたことがあるか!!」


「……」


考えたことくらいある……。

長は苦しそうに心の中で呟いた。

やはり自分がどれだけ言おうと、状況的にはこちらが悪ーーーー全ての言葉はことごとく言い訳に変化してしまう。


「長の中には数万人分の性病を持っているんですか……」


「何の話してるんですか? 毒の種類さっきから間違ってませんか?」


「だから、貴様らは生きている価値は無し! 世界が欲する存在ではないのだ!」


「やはりタケノコといえども性病にはかかりたくないんですね」


「ほんとにさっきから何の話してるんですか!? 三話続けて股間の下ネタはダメですって!!」


酷く落ち込みを見せるキノコを睥睨し、タケノコは懐から溶液が入った瓶を取り出した。


「そして……これから本題なのだが。 貴様ら、この解毒薬を一定量かけられると、毒性を無くすらしいな……?」


「!……そ、そうじゃ」


「なら、かけてやろう。 かけて毒性をなくしてやろう」


強く言葉をぶつけながら少しずつ彼らに寄っていくタケノコに対し、キノコのリーダーは首を激しく横に振った。


「ならん!! 確かにそれは毒を消す手っ取り早い方法だが!! それは、毒と共に命も消してしまう!! 薬の開発時に、それが原因で何人の同胞が死んでいったか!!」


「知っているとも。 だからかけるのではないか」


「っ!」


「先ほどから言っている通り……我々は貴様らを消しにきたんだ……あの男も、丁度良い時に毒を食ってくれたものだ……! こうして戦力を整えられていた時に、毒に侵されてくれたのだからなァ……!」


「?ーーーーッ! お、お前ら! まさかその男性に薬を投与していないのではあるまいな!!!」


「……そのまさかだよ」


「!」


キノコ達はざわついた。

自分の耳を疑った。

薬を投与されていない……? それを聞いた彼らは、憤りによって顔を赤くさせる。


バル達二人もそうだ。

魔王様に薬が与えられないのならば、あの二人は一体どこにいる?

タケノコ側に毒の件が伝えられているから、間違い無く二人は彼らの元まで辿り着いているはずなのに。


タケノコはそんなキノコ達の顔を見て余裕の表情を作り出す。

それにはどこか、相手をさげすむ感情も含有されているように見えてーーーー。


「だってなァ……? まだ生死の境目を彷徨さまよっていてくれた方が、こちらとしては好都合なのでな? 貴様らをほふる大義名分になるからな……!!!」


そう言うと、タケノコリーダーの後ろに、左右三人ずつ整列。

タケノコの間という間を縫い進み、そこまでやって来た。

彼らの手に持たれるはーーーー木の弓矢。


それを見てキノコ達は、ハッとする。


「お前ら……ァッ!!」


そうだ。

彼らは今ここでーーーー。


「あぁ。 毒を撒く暇も無く…………死んでくれや」


殺戮を開始する。


ドヒュッ!

空を切り裂く六本の矢が弓から放たれた。

矢が放たれるーーーーそのことについては理解できものの、それを防ごうとする時間がない。


矢が放たれ、キノコの身体に到達するまでの時間は刹那。

避けることもできないし、防ぐこともできない。


「グァッ!!」


故に射抜かれる。

しかも六本全てを的確に、リーダーと他五名を射抜いたのだ。


けェェェッ!! 攻めたてろォォッ!」


タケノコ側はこの状況をよしとし、一気に攻め立てるため号令を放つ。


「ぐ……ッ! 構うな! 応戦しろォッ!!」


キノコ側はこの悪い状況を何とかするため応戦の号令。

笠を射抜かれてしまったリーダー達は、痛みに耐え、戦況をまずは一望。

これからどのように動くのか。

押せている部分、押されている部分に同坪を流し込むのか、そういった戦況判断から導かれる計画を頭で構築させる。


ひとまずはまだはじまったばかりーーーーまだ時間がある。

リーダーは自分の心を落ち着かせ、構築させながら射抜かれた五名のカバーに回った。


「……」


それを全て見ながら、鼻でため息を漏らす者が一人……。

長だ。

彼はとんでもない高身長であるから、戦況の全てを眺められる。

それを視界に収め、ため息を漏らしたのだ。


我らキノコの言い分は押し通さなければならない。

しかし、タケノコ側の言い分も分かる。

毒ある者の意見、毒が無く毒を恐れる者の意見……。

当然意見は分かれる。

だが、どちらか一方の全てを押し通らせるわけにはいかない。

だから、巨体を活かし、戦いの最前線に向かってタケノコを退しりぞけるわけにはいかない。


長は、どうすることもできなかった。

この戦いを見守るだけしか、出来ることがなかったのだーーーー。


「く、クソッ! タケノコの勢いが……!」


リーダーは後方にいながら、両者の戦況を明確に把握できていた。

それから理解できたことは 『こちら側が若干不利になってきている』 ということ。


開戦前、その時点では数に有利不利などなかった。

しかし六人が矢で射抜かれてしまった……それにより数的、士気などが低下。

こちら側を有利にするには、とても難しい状況になってしまった。


「あらまー……あまりよろしくないみたいですよ姫。 私達も加わった方が良いのでは? 横槍入れた方が良いのでは?」


「ぅむ〜。 やっぱ性病持ってるチ◯ポと健康体のチ◯ポでは、戦闘力はまるで違うみたいですね……」


「あぁ、もうダメだわうちの姫。 さっきから同じようなことしか言ってない」


二人の目から見ても明らかだった。

ここからキノコが優勢のフラッグを取るのは難しいーーーー。

だが下手にこちらから手を出すわけにもいかない……長から手を出すな、と言われたから。


だから二人も、長と同じく、眺めるしかなかった。


そしてますます悪くなってくる戦況。

斬られ、倒れていく同胞……。

それをリーダーは五人をいたわりながら、見続ける。


「……!……!」


倒れ。

眺める。


倒れ。

眺めるーーーー。


「……ぅぅ……」


何故だ。

毒を持っているというだけで。

何故こんなに冷たい目で見られる?

何故こんなに残酷な扱いをされる?


「……!!」


もう、耐えられない。

長いことこんな惨状を見てきた。

これからもそれを見続けていられない。


だからリーダーは前に走って行った。

『リーダー!』 そう彼を呼ぶのは、射抜かれたキノコだろうか。

だがその声にも、彼は反応しない。


ただキノコの塊を押しのけて、タケノコめがけて疾走する。


「お、おい! なにをする気じゃ!!」


その行動に長も驚き彼に問う。


「我らに備わる毒は!! 自衛のために備わっているもの!! ですから……使い所はここなのです!!!」


「やめぃ!! それを使ってしまったら! もう戻れなくなるぞ!!」


そして止まるように言うがーーーーリーダーは止まらない。

それどころか決意を固め、速さが増していく。

どんどんタケノコリーダーに近づき、体内で毒をこねあげる。


この行動に気付き、彼は薬の瓶を取り出し、蓋を開けた。


「お前がその気なら仕留めてやる……! 貴様の命を溶かしてやるよォッ!!」


「タケノコォォォッ!!!」


挿絵(By みてみん)


お互いが叫びあった瞬間。


キノコの身体からはスモッグのような、紫色をした毒の胞子が飛散。

瞬間その全てがタケノコの方へと向かい出す。


タケノコは飛散された毒胞子もろともキノコの命も刈りとるために、瓶に入った解毒薬を彼に向かって放出する。

それは的確に胞子、キノコの笠を覆うように襲いかかった。


お互いの命を刈る得物ーーーー長にとっては、二つの移動はスローモーションに見えた。

少しずつ、少しずつ近寄っていく。

胞子がタケノコに当たったら間違い無く彼は死に、解毒薬がキノコに当たれば間違い無く死ぬだろう。


相殺で終われば良いがーーーーそんな淡い期待、起こりはしない。

どちらかが死ぬことになるのは変わりない。


その両方をこの巨体に受け切ることができたのなら、どんなにいいか。

だが、それは叶わない。

間に移動するには、あまりにも時間が足りなさ過ぎた。


長はその刹那の苦しみを背負い。

進行するこの状況をただ見るだけしかできなかったーーーーーーーー。






















と、その時。



急激な風の移動が発生する。

風はキノコとタケノコの間を激しく通過。

竜巻が通り過ぎたと錯覚するような、とても激しい風だった。


そしてそれは胞子、解毒薬もろとも飛ばし、搔き消したのだ。


「!」


「なん……ッ!?」


あまりの現象に頭がついていかない両陣営。

なにが起こったのかもよく理解できず、ただただ、立ち尽くす他無い……。


「おい……あんまり生産性の無いことやってると、本当に痛い目をみることになるぞ」


その風が発生した源......それが存在するであろう方向に、全員が恐る恐る目を向ける。

......すれば。


挿絵(By みてみん)


赤い悪魔サタンが数メートル離れた場所に、両腕を突き出し、そこにいた。

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