3章表紙絵
2018.5.10
先月末から始まりました、第3章です。
今回はお話を書く前にこの絵を描きました。
この絵を描きたいがために3章を書きはじめま……いえ、なんでもありません(笑)
2章と違い、メイントリオをしっかり描いた表紙絵ですね。
今回の塗り方も1章、2章それぞれと違ったものになっています。
今回は線画を先にしっかり描き、塗りはぼかしを使いつつある程度色がはっきりするように塗っています。
背景が月で夜、そして月が人物の背後にきています。
つまり、カメラアングルから見れば逆光になるわけです。そのため、影色で塗りつぶして光を入れています。
私は大体キャラによって使う色を決めているのですが、いつもよりかなり濃い色になっているのはそのためです。
影色メインになれば、ハイライト(光)が映えるので、とても楽しく塗れました。
これを見てくださった方が「キラキラしてる」と言ってくださったのですが、おそらくそのためかと。
この絵のメインは言わずもがな手前の女の子、ナオちゃんです。
彼女だけ普段とは違う服装をしています。
詳しくはお話の中で描写していくかと思います。
私はこういう、キラキラフリフリした衣装をデザインするのが好きで、彼女の服は好みを全開にして描きました。あとアシンメトリー(左右非対称)も好きですね。
イメージは踊り子。
手を足を大きく動かして踊ったとき、キラキラと細かく光を反射するような半透明のレースをイメージしています。
このお話の内容は彼女がメインというわけでは決してないんですが(主人公は右の男の子)とにかく私が描きたかったんです(笑)
小説中でも彼女の服の描写はかなり気合が入ってるなと思いました。
このお話では夜、蝶というモチーフがとても大切なものになってきます。
半透明の蝶たちが何なのかも、ぜひ今後の連載にてご確認くださいませ(笑)
蝶たちは三色使っていますが、これについては絵のバランス的に分けてみただけだったりします。
一番初めに貼るこの表紙を見て、読み手がわくわくできるような絵を描けていたらなと思います。




