21話 昔話と勇者召喚
いつもに比べると大分長いかな?
王都に着き、王城に泊まった次の日。俺は陽が出始めた頃に起きた。もちろん朝早いのでミーナは熟睡している。
何故か早く起きてしまった為、枕元に置いていた剣を手に取った。
そう、黒剣ブラッディナイトメアである。最近は余り喋ってなかった為久しぶりに喋ろうと思ったのだ。
メアを鞘から抜き、話しかける。
「おい、メア。起きてるか?」
『ああ、シュントか。久しぶりだな。それに起きてるか?という質問だが我は基本的に待機状態だ。』
「ああ、そうだったな。次からは起きてるか?って聞かないようにするよ。それで、今日は少し早く起きてしまったから話し相手になってくれ」
『うむ、ならば何を話す?』
「そうだな……ああ、今日な俺とミーナで勇者召喚を手伝うんだ」
『ほう、勇者召喚か。たしか古の魔法だったと記憶しているが』
「へー、古の魔法なのか。なんでも今まで封印されてたけど魔王が復活するから封印を解いたらしい」
『ふっ、魔王か。懐かしいな』
「なんだメア、魔王を知っているのか?」
『勿論知っている、我の前の使用者が勇者だったからな。あやつは我を手に、神の絶対防御を着て魔王を封印した』
「へー、メアと神の絶対防御が知り合いってゆうのは前に聞いていたけどまさか使用者が勇者だったとは」
『うむ、あの時は勇者が城に召喚され、いざ何の武器を使うかという時に我が城の宝物庫にいてな。我が選ばれたのだ』
「へー、じゃあなんで俺が見つけた時には武器屋に置いてあったんだ?」
『勇者が魔王を封印したまでは良かったのだが、勇者はそこで力尽きてしまってな。我の魔力を全て使っての封印だったから我は魔力が回復するまで意識が無かったのだ』
「ん?てことはメアは魔力を保存できるのか?」
『ああ、できるぞ。我に魔力を貯めておけばシュントが魔力切れになっても滅国級位の魔法が使える。なかなか便利だろ?』
「ああ、便利だな。で、なんで武器屋にいたんだ?」
『ああ、魔王との戦いで魔力を使いきり、意識が無くなり、その間に我を使用したのだと思う。しかし、血の契約をしなければ我の真の力は発揮できん。勿論、我は意識がなく血の契約は出来なかった。使用者からみたら我は鈍も同然だったのだろうな』
「なるほど、鈍として色々は所に売られ最後にあそこに行き着いたのか」
『そうだ、そして我が魔力を空気中から少しずつ吸収し、意識が戻った頃にはあの武器屋だった』
「なかなか波乱万丈な生き方したんだな」
『そうだな……と、そうだ。シュント、お主に言っておくことがある。我に新たな能力が追加された』
「ん?新たな能力?」
『ああ、少しショボイかもしれないがな。鑑定してみろ』
「分かった……鑑定」
黒剣ブラッディナイトメア 古代級
この武器の装備者のSTRとSPDが500倍。
敵を倒すと倒した敵のHPとMPを吸収。(パラメータを底上げ)
HP自動回復絶大 MP自動回復超大
New 斬った相手にランダムでデバフを与える。これは状態異常無効や耐性スキルによって無効化されない
特殊武器固有スキル:血の契約
この武器と血の契約をすると武器本来の強さを発揮できる。契約をしなかった場合は本来の1/10。
New この剣と使用者が離れていても念じれば手元に戻ってくる
「………うそん」
自分でも驚くほど間抜けな声が出ていた。追加された能力が頭おかしいほどに強いからだ。
デバフを耐性スキル無視で相手に与えられるのはとても強い。しかしランダムだが。
そして血の契約の新能力。これにより相手に何も持ってないと思わせつつ念じてメアを手元に出現させ斬る、という奇襲ができる。
これならトゥーマの街のダンジョンボス
を倒せるかもしれないと思っていた。
『どうだ?シュント。あまり良い能力ではないと思うが』
「いや、ナイスだメア。にしてもいつこんな能力が追加されたんだ?」
『ああ、我の隠された機能でな。刀身に血を浴びれば浴びるほど何が能力が追加されるのだ』
「まじか、強すぎね?」
『しかし、使用者と同じ種族の血でないといけないからな』
「あー、余り使い勝手は良くないのか」
『うむ、そうゆうことになる…………大分長い間話したな。ミーナが起きそうだぞ』
「ん、んん。シュント様。おはようございます」
「ああ、おはよう」
『それではシュント。またな』
「ああ、ありがとうな。メア」
こうしてメアの昔話を聞き終わると、いいタイミングでブルックさんが朝食を持ってきた。
「おはようございます、シュント様。朝食をお持ちしました」
「ありがとうございます」
「食べ終わりましたら昨日と同じく、あそこの台に置いといてくださいませ。それではごゆっくり」
そう言い、ブルックさんは扉を閉めた。
俺とミーナは机に座り王城で作られた豪華な料理に舌鼓をうった。
そして、食べ終わると言われた通りに台に食器を置く。ここに置くと自動で食器が厨房に送られる。仕組みは謎だ。
一応昨日の晩に今日のスケジュールを教えられたからそれを思い出す。
部屋に置いてある時計(古代道具)を見る。
まだ時間は8時だった。10時から勇者召喚との事なので俺はミーナと手作り人生ゲーム等で時間を潰していた。
そして9時30分になるとブルックさんが部屋に来た。
「シュント様、そろそろお時間です。召喚の間にご案内します」
そう言われ俺とミーナはブルックさんについて行く。ちなみに召喚の間は勇者召喚の為にわざわざ作ったらしい。
そうしていると召喚の間についた。
「シュント様、ミーナさん。私はここまでです。中に入ると騎士団長様と魔法師筆頭様がいらっしゃいますので」
「分かりました、お2人に手順をききます」
俺がそう言うとブルックさんは一礼して元の道を戻って行った。
俺とミーナが召喚の間に入ると中にいる人たちが全員こちらを見た。
それに少しばかり驚いているとリオネラさんがこっちに歩いてきた。
「おはよう、シュント君。今日は君に存分に働いてもらうよ」
「はい、望むところです」
「うん、それじゃあ他の皆にも君を紹介するからこっちに来て」
そういわれ行くと少し高い台に立たされた。
それにびっくりしているとリオネラさんがよく通る声で俺の紹介を始めた。
「注目!ここに立っているのが皆にも説明したA級冒険者のシュント君だ!王様の弟、ドゥルガー様のスキルでも確認されたがシュント君は我らの何十倍もの魔力量を誇る!前回は失敗したが今回はシュント君がいる!この世界を守る為絶対に勇者を召喚するぞ!」
そう、リオネラさんが言うと魔法師の方々が雄叫びを上げた。俺の想像していた魔法師とのギャップに唖然としているとリオネラさんが俺の耳元でこう囁いた。
「この世界の命運がかかっている。よろしく頼むよ」
昨日王様にも言われたことだがいざ本番となると肩に力がはいる。
緊張していると隣にいたミーナが
「シュント様なら大丈夫です」
と、言ってくれた。これにより大分肩の力が抜けた。
召喚の時間に近づく。魔法師筆頭のミーカスさんやその他の魔法師の人が召喚の魔法陣を囲む。
「魔力を注げー!!!!」
リオネラさんが号令をだし俺達は一斉に魔力をつぎ込んだ。
魔力を注ぎ込み、5分、10分、15分と時間が過ぎていく。段々と魔力切れで気絶する人が出てきた。
そして30分後、残るは俺だけになっていた。魔法師筆頭であるミーカスさんは気絶していた。
そして俺の魔力が残り2割をきった時、急に魔法陣がとてつもないほどの光が溢れ出した。
そして、俺は魔力を注ぐのをやめる。
光が収まっていき、何故か発生していた煙だけが残っていた。
ここにいる人が成功かと固唾を呑んで見守っていると、煙が薄くなっていき何人かの人影が見えた。
人影を見て、魔力回復薬を飲み気絶から回復していた魔法師の人たちが安堵の息を漏らす。
そして魔法陣の上にいる人たちは今の現状を理解できてないのかキョロキョロしていた。
そして不意に俺と目が合った。
その瞬間煙が晴れる。
召喚された1人の勇者はこう呟いた。
「お前、もしかして瞬征か?」
そう、日本語の発音で言ったのだった。
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キリシマ シュント
LV84 ¥664437000 Aランク
HP 285624/285624
MP 419828/419828
STR 254000(508)
DEF 508000(508)
SPD 254088(508)
INT 508000(508)
LUK 1000
・スキル・
剣術lv99
二刀流lv99
槍術lv99
棍術lv99
短剣術lv99
斧術lv99
大斧術lv65
投擲lv99
盾術lv99
火魔法lv99
水魔法lv99
風魔法lv99
土魔法lv99
闇魔法lv99
光魔法lv99
詠唱省略lv99
契約魔法lv56
召喚魔法lv68
HP自動回復lv99
MP自動回復lv99
武器作成lv99
防具作成lv99
料理lv99
潜水lv99
狂化lv99
*取得経験値増加(超絶大)
*創造魔術
*絶・鑑定
*アイテムボックス
*スキル強奪EX
・創造魔術・
超音波探知・検索
エンチャント
威圧
結界魔法
・加護・
マレスの加護
レベルアップ時にステータス上昇量が2倍になる。さらに魔術を使用するときのMP消費を1/100にする
・称号・
虫殺しインセクトキラー
一騎当千
破壊神
最強の奴隷の主
盗賊の天敵
やっと勇者召喚しました!
この勇者召喚の話が落ち着いたらダンジョン攻略に戻ります。
17.1.28にメアの起きてるか?あたりの文章を変更しました。7話との矛盾点を指摘されましたので。
誤字脱字は感想にお願いします。




