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詩全集4

Merry Christmas

作者: 那須茄子

擦り切れたコートのポケット

触れた指先の温度をまだ覚えてる

忘れたふりをしてもこの手は正直だ


 Merry Christmas

 君のいない世界で

 飾りつけられた街がやけに騒がしい

 Merry Christmas

 笑えない僕をよそに

 雪は静かにまた行き交う人々の心を埋めていく




交差点の真ん中で立ち止まったまま

行き場を失った言葉が白く消えていく


君が好きだった歌が

どこかの店先で流れて胸を刺す

「また来年も一緒に」なんて

言わなきゃよかった


 Merry Christmas

 君のいない世界で

 願い事ひとつ叶わなかった

 Merry Christmas

 あの日の約束だけが

 雪の粒みたいに手のひらから零れた



「Merry Christmas 」

そう煙る空に呟いた

もしかしたら君が聴いているかもしれないから

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