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2話 入港

すいません、投稿する予定でしたが遅れました。



 魔将はドラゴンにまたがりこちらをねめつけている。


「ふむ、 ディクズビィ辺りがしゃべったか、使えぬ奴よ。」


正確なところを教えてやる必要は無いので黙っていたら、


「我らの邪魔をするものはすべて滅ぼしてくれるのだよ。」


ドラゴンがブレスを吐く、続けざまに三連射してくる。


それを機動防壁で防ぎつつ俺は反撃する、

今回は光弾は使わない、グリーゼと同じ攻撃はしない事にしているから。

大気を操り無数の竜巻を作り圧縮していく、竜巻は回転をあげつつ収束して、

先端をドリルのように尖らせながら俺の周りに集まる。

{ドリルトルネード・ランス}


ぎりぎりまで圧縮された空気の渦はスパークを飛ばしながら、魔将(もくひょうに向って放たれた。

グリルメルストはあわてて障壁を展開するが、ドリルは軽々とそれを食い破り、

ドラゴンごと突き破っていく。


「そんぬぅあバカぬうわぁぁぁ。」


あっけなく魔将はドラゴンごと瞬殺されてしまった。


「これで、ひと段落だな、下は?」


俺は海面したの様子を見に降りていくと。


白いモビィ・デイックのような魔獣に乗る魔将とはつゆきがいまぶつかるところである。

はつゆきは例の太刀を鞘に入れたまま居合いの構えで浮遊魔力板フライングボード

乗ったまま最大の速度で突っ込んでいく、

魔将は大剣を構え迎撃する。


刹那、二人がすれ違う、金属が打ち付けあうような音を残して。


はつゆきが抜刀した太刀を鞘に収めた、「パチッ!」


すると、魔将ごと鯨の魔獣が真っ二つになり左右に分かれた。


「また、つまんないもの切っちゃった。」


魔将涙目だな。


他の魔獣たちも駆逐されたのでしらゆきに戻る。


「なんか、あっけなさ過ぎた。」


「貴方たちが強すぎです。」


リアンナに言われてしまった。


まあ、反省も後悔も自重もしないんだけどさ。


将が討たれたので、群れは完全に統制を失い全滅した。


勝利に兵士たちから歓声が上がる、本隊に行き着く前にすべて倒したので、

亜由美たちは警戒するだけで済んだようだ。


その後も散発的に来る魔獣を倒しながら進み、やがて水平線の向こうに大陸が見えた。


「あの大陸、緑一色です。」


美奈が感嘆する。


流石に森大陸と言うだけあってここからでも森が広がってるのが見える。


「もうすぐ外港都市 カンクリンスタッドが見えてきます。」


だんだん大きくなる大陸の海沿いに都市が見えてきた。

あそこに上陸する事になるようだ。


「前衛部隊は周辺に展開、上陸部隊の援護にあたれ。」


「了解!」


前衛の警戒隊は港の周囲の警戒に当たり、

本隊のうちしらゆきと、兵士や物資を乗せたおおすみたち、コリント海軍の船だけが、

入港する。


沖合いにいる大艦隊に港で待ってる人たちからは歓声が上がってるようだ。


港の中は結構広く接岸する場所も広く水深もとってあるので、

大型艦でも直接接岸できる。


おおすみたちからは物資を積んだトラックや、兵員が続々と降りてくる。

久々に硬い地面の上なのでみんなうれしそうである。


俺たちが上陸すると、政府の代表らしき人たちがやって来た。


「連合軍の到着を歓迎します、私は森林神聖同盟代表代行を務めます、ヒルマ・ヴィルタネン です。」


迎えてくれたのは妖精族エルフの女性で、

現在暫定的に国政を動かしている人だ。

エルフは始めてみるが、俺の知識の中のエルフとは違っている。

俺の知識と言えば本で読んだエルフの容姿や生活などだ。

まずエルフは体の起伏が少ない(スレンダー)と言われていた。

また、排他的で言葉も最小限、仲間内だけ通じればよいという言動等である。


しかし、目の前にいる女性は耳の先端が尖っていると言うテンプレは守っているが、

肉感的な肢体をしているし、本人が意識してなのかそれを強調するような服を着用している、

言動も極普通で丁寧な言葉使いだ。

うーん、外向きの仕事をする人だからか?


こちらも、返礼し迎えの車に乗って、市の行政府に向う。


車内で、ヒルマ女史と雑談をしたが、彼女は妖精族の里より同盟政府に派遣された代表をしていたが、

反乱が起きて政府の首脳が討たれてしまったため、

急遽政府の代表代行に就任したらしい。

反乱のことが気になったので聞いてみたが、

反乱を起こした部隊は鎮圧して、首謀者のほとんどは捕らえたが、

まだ逃亡しているものがいるので、捜索中とのことであった。


「首都は彼らとの戦闘でかなりの被害を受けました、

再建までこのカンクリンスタッドを臨時の首都にするべきとの話もあります。」


このことを話すとき彼女の表情は浮かないものであったが、

急に顔を上げてこちらを見ると、眼をキラキラさせて、こう言った。


「でも、神の使わされた勇者の方々にお越しいただき、心配も失せました、

再建に向けて邁進するのみですから。」


なぜか、顔を赤らめてこちらを見る彼女に、

隣に座る亜由美やはつゆきの視線がジトッとしているのは気のせいと言う事にしておこう。


(((また?)))


だから、パスでハモるなと言うに。



誤字・脱字などありましたらお知らせください。



※ 次回投稿は7月17日 18時予定です。

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