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1話 森大陸へ

3章へ入ります、まだ内容を固めきっていませんので、

少し間が空くかもしれません、

ご了承ください。

 出航して三日が経った、すでに半分以上は進んでいるがまだ陸地が見える距離ではないらしい。

警戒隊は相変わらず魔獣を駆逐している。


今回、航路を使わなくても、何回かに分けて転移やオスプレイなどで行けなくもなかったのだが、

海の魔獣を減らして欲しいとコリントから要望があったのでそうなったのである。


大陸との交易で栄えるコリントとしては、魔獣が増えたことで遭難する船舶が多く頭が痛かったらしい。

森大陸側も交易が出来なくなると経済的にも困る。


そのため、警戒隊は魔獣を引き寄せて効率的に狩っている。

魔獣の集め方はリアンナ(ギリル)やメイスフィードらに聞いていたので

魔獣ホイホイというべき作用のある魔道具をヨウコに作成してもらい、

警戒隊がそれで魔獣を寄せて叩いているのだ。


(大型海性魔獣十七そちらに向かう!)


(了解!アスロック打ち方始め。)


警戒隊の左前衛部隊からアスロックが一斉に発射される。

しばらく飛翔したアスロックは目標上空で分離して弾頭部を切り離し、

パラシュートが開いて海面に着水する、そこから弾頭部は魚雷と化し目標に突撃する。


水面に水柱が複数立つ。

ちぎれて飛んでいるのはイカの足みたいだ、ダイオウイカみたいな魔獣だったようだ。


(これで、カウントは八千を超えました。)


小さいものから大きなものまで倒しに倒しまくったものである。


(第二駆逐隊、魔力補給のため下がります。)

(了解、代わりに第五駆逐隊が入る。)


攻撃で魔力を消耗した部隊が下がってくる、順次しらゆきに接舷して乗り移り兵装を解除していく。

併走している船体がすっと消えていくのは慣れないのか、

隣にいるおおすみやしもきたに乗っている兵士たちから驚きの声が上がる。


「おなか空いたー!」

「補給!補給!」

「いっぱいに満たしてくださいご主人様!」

「満タンでおねがいしますー」


なんか危なげな発言が聞こえるが聞かなかったことにしよう。

俺は一人づつ魔力の補給をしてやる。

ちなみにみんな魔法のポーチの中に外部魔力タンクとして魔力石を持っている、

宇宙に行くロケットエンジン用の石を三機分もだ。


「あたしはキスでおねがい!」と言っているのはすずなみである。

召還したときから、こんな感じである。

俺は彼女の腕の変身リングの魔石にキスをして急速充魔力してやる。

1分も経たずにフル満タンになった。

「もおーキスするところが違ううー」と身悶えしている。

じゃあどこなんだよと言ったら、いきなり飛びついて唇を奪われた。

「うんんんぅんんん」やっと離すと、顔を真っ赤にしてトロンとした目になっている。

魔力の持ちすぎで酔ったな。

「ちがーう!ごまかさないでよ!」怒られた。


彼女はこういう風にだんだんとアプローチが激しくなっていく、

そのうち寝てるとこに乱入してきそうだ。


「補給よろしく」とリングの付いたほうの腕を出すのはまきなみだ。

リクエストどおりにリングに手を置いて補給する。


ちなみにキスとリングに手を置くのは魔力伝達量に差はない。


「よろしくお願いしますご主人様」と言って目をつむり顔を突き出すのはおおなみだ。

Y軍港でひゅうがと一緒に召還した娘である。

ちなみにホテルでひゅうがたちにいただかれた時の一人でもある。


そういうわけなので望みどおりにしてやる、それ以上のことは順番ローテーションの時までお預けである。


「ハイオク満タン入りマース!」といっているのはさざなみである。

すこし、テンションが高いが元気者である、リングで魔力を充填してやる。


あれ?誰か一人足りないような?と思っていたら、後ろから(ツンツン)とつつく者がいる。

振り返ると彼女がいた。


「お願いします・・・」相変わらずおとなしいなあ。

彼女たちたかなみ級護衛艦の一番艦ネームシップたかなみである。


こんなにおとなしい娘だけど、ひゅうがたちと一緒に・・・言わないでおこう。


補給が終わり皆で食堂へ行く、今日の料理は美月の番だった。


「おつかれー、できてるよぅ。」


暖かいご飯に、鳥のから揚げ、お味噌汁に付け合せのサラダ、定番のから揚げ定食だ。


「「「「「いただきます!」」」」」 皆でいただく。


「ご飯がおいしいです。」 「から揚げの衣がさくさくで中がジューシィでおいしい!」


「もぐもぐもぐ」 ひたすら食ってる奴が居る。


俺もひたすらに食う、気が付くと目の前にいい笑顔の美月がいた。


「お味はいかがぁ?」


「おいしいよ、向こうの時と変わらない味によく仕上げたね。」


「材料はねー同じ物があるんだよ、流石にコリントが流通の中心地だけの事はあるねぇ。」


「調味料はどうしたんだ?」


「ああ、結構女神ヨウコがレシピを持ち込んで作らせてたみたいで味噌も醤油もあったよぅ。」

こういう持ち込みならOKなんだが、あやしい文化ハザードだけは勘弁だけどな。


驚いたのは神殿で神に捧げる歌を聴いたのだが、あのもののけ○だったんだよ。

カウンターテナーの神官さんが歌う姿をうっとりと眺める信者たち。

すこしやりすぎだろ。


食後のコーヒーを楽しんでいるとはつゆきとしらゆきがやって来た。


「早期警戒機が未確認の魔獣の群れを発見したよ。」


「というと、飛行型か?」


「うん、あと海中にも大型魔獣の反応がある。」


仕掛けてきたか。


「警報を発令して、迎撃準備だ。」


「了解!各戦隊に連絡する。」


俺たちは戦闘指揮所に移動している、艦隊は中央のおおすみたちを護るために、

本隊は輪形陣を固め、前衛部隊は前に突出していく。

ひゅうがといせは航空部隊を出撃させていった。


俺はリアンナに、「この場所で仕掛けてくるのは誰だろうな?」とたずねる。


「飛行型魔獣を良く使うのは魔将グリルメルストだと思う、

海中の魔獣を使うのは魔将ツーィゲンしか居ない。」


魔将が二人か、どうやら森林同盟に行かせたくないらしい。


「しらゆきは、本隊のサポートを頼む、俺とはつゆきが前に出る。」


「私たちも!」


亜由美たちが言うが海上なので無理はさせられない。


「皆はおおすみとしもきたに移って援護してやってくれ、彼女たちは防御が薄いからな。」


行きたそうにしているのをなだめて出撃する。


{兵装展開!}


しらゆきに乗っていたみんなが兵装展開すると回りに艦が一気に現れる。


俺とはつゆきは、浮遊魔力板フライングボードに乗り魔力を送る。

ボードはふわりと浮き上がりはつゆきの船体まで飛んでいく。


乗り移ると一気に加速させる。

「両舷最大戦速」

普通の船であれば波を蹴立てて進むのだが、

そこは魔法の力で水の抵抗は無かった事にしているようだ、

軽く時速百キロ以上、六十ノットくらい出してませんか?

「こないだしまかぜは百二十ノット出してた。」


新幹線と勝負する気かよ、スピード狂にも程がある。


「当面はリニアが目標らしい。」


さらに倍かよ。


上空をフライパスしていくF35を見ながら、

宇宙そらをあれよりも早く走るのは二百年後くらいにしてもらいたいと思った。


そんな事を話していると上空に黒い点が多数現れた、飛行魔獣の群れだ。


「上の魔将は俺がやる、下の方は頼む。」


「了解!」


浮遊魔力板フライングボードに魔力を込め一気に上空へ飛ぶ。


魔獣たちはこちらの戦闘機や対空ミサイル相手にどんどん落とされている、

数が多いので叩ききるには少し時間が必要だ、

その中に障壁を展開しているひときわでかいドラゴンがいる。

その上に人影が、魔将のようだ。


そこまで接近する、向こうもこちらに気づいたようだ。


「誰だ!」


「魔将グリルメルストだな?」


「いかにも、だがどこからその名を?」


「いなくなったお仲間さんからだよ。」


俺は、魔将に向き合う形で対峙した。



誤字・脱字などありましたらお知らせください。


表現のおかしい点もお願いします。



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