27話 新たな戦いの舞台 前編
主人公目線ではありません
会議でとりあえず、各国は自国内の魔獣の駆逐と、魔族への警戒を強めるということで一致し、
今回は解散することになった、森林神聖同盟に関しては反乱軍が魔族の工作によるものか
判断が付かないため情報収集に努めることになった、
同盟から援軍の要請があればすぐに動けるように準備も進めることで一致した。
獣王や鉄鋼王も自国へ戻ることにした。
ヨウコたちもルアン王国の王都に戻り、
今回の事件の調査をすることになり、正人もそちらについて行くことになった。
自分で転移が出来るので獣王都にもすぐに戻れるのと、ルアンに一度行って置けば
次回からは転移で行き来が出来るからである。
それにヨウコが開発中の「あれ」が完成直前なのだが、
正人の協力が必要とかでそのためでもある。
テレーゼ、ミリヤム、リアンナは正人について行くと言うので同行することになった。
ミリヤムは獣王の代理としてである。
準備が終って出発するのに二日かかった。
その間にいろいろあったのだがここではスルーである。
転移で獣王を送ったとき、あちらに、連絡係り兼護衛隊として、いずもの部隊を駐留させることにした。
「後は頼むぞ、いずも。」
「任してくださいませ主様。」
いずもは巫女服をひらひらさせながら微笑んでいる、パスも届かないところに残ることになっているので、
彼女の権限を予備管理者まで上げてある。
「あきづきたちも頼むぞ。」
「「「「お任せください、防空護衛艦にふさわしくいずもを護ります。」」」」
航空機運用のために攻撃力の低いいずもの護衛のためにつけられたあきづき四姉妹は
おそろいの戦闘用防護服に身を包んでいる、それが体のラインがばっちり判る
ぴっちりしたパイロットスーツに見えるのは気のせいだと正人は思うことにした、
ヨウコの趣味が幅広いというのが良くわかるのだが。
コリントに一度戻って、転送魔法陣に向う、すでに若林たちは先に行っている。
転送魔法陣は一度に多くの人員は運べないからだ、
待っていたはつゆきや亜由美、テレーゼたちと魔法陣に乗る。
艦隊のほとんどはカードに戻してある。
魔法陣に魔力が流れ光って転送される、光が収まるとルアンに到着である。
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久しぶりのルアン王国の王都だが、正人は着いたその日に転移に巻き込まれたので
初めて同然である、
テレーゼはこちらでしばらく働いていたので懐かしいらしい、
転移室からでてしばらく行ったところで知り合いに会ったようだ。
「リィリィ!」 「テレーゼ姉さま?」
メイド服を着た女性が目を丸くしてテレーゼを見ている、メイド時代の同僚らしい。
リィリィと呼ばれた彼女ははじけるようにしてテレーゼに抱き付いた。
「スパイ容疑で追われて逃げたって大騒ぎになってたんだよ!
もう会えないかと思ってた、また会えて良かった。」
「今日はどうやって?獣王国のお供なの?」
口早に質問攻めにする彼女にテレーゼは丁寧に答えている、
リィリィと呼ばれた彼女はテレーゼの現在の立場が勇者の妻という立場と知ってびっくりしたようだ。
「すごーい、玉の輿なんだぁ・・・いいなあ・・・私もあやかりたいよう。」
話が長くなりそうだったので続きは後でということにして、先に進む一行。
先に来ていた若林たちと合流して情報をもらった。
現在王は重傷で政務が出来ないためにルーダ王女が摂政として代行することになったこと。
魔獣の減った領域で重要な地点は軍を動かして奪還し開放する。
たちまち決まったのはそのあたりだった。
「では、ミリヤム王女が獣王代理として、王妃さまへのお悔みの使者としてお伺いさせていただきます。」
ルアン王国の担当者にそう告げ、グリーゼ(正人)がお供として一緒に王宮へ伺った。
王宮ではルーダ王女が応対した、非常にやつれていて見るのも痛々しいほどである。
「このたびはなんとお言葉をかけてよいか、王妃様にはせめて安らかにと願うだけであります。」
「ご厚情ありがとうございます、母も喜んでおりましょう。」
つらいであろうに気丈に答える王女にグリーゼ(正人)も声をかける。
「われわれに出来ることがありましたら何なりとお引き受けしますぞ。」
「ありがとうございます、勇者様にそのお言葉をいただき感謝します。」
そうして使者の役割を果たした彼らは王宮を後にした。
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その夜、正人は部屋で一人で寝ていた、
順番ではたしか亜由美の番のはずである、
何の順番なのかはあえて言うまでもないだろう。
すると部屋の戸がそっと開いて中に入ってくる者が一人、
気配で亜由美と知った正人は何も言わずに入ってくるのを少々不思議に思っていたのだが、
ベッドの傍にきてそっとへりに座った姿を見て周りに聞こえたら恥ずかしいのかと思った。
そして、そっと引き寄せてキスをする、
「うっううん、 わたっうぅん!」
なにか言ってるようだが、始まったところである、そのまま押し倒して・・・
いつもと違う反応に不思議に思いながら、そういう「事」なのかと合点する正人であった。
途中からエンジンがかかったのか積極的に転じた彼女にやはりそうだったのかと、
結局彼女が気絶するまでがんばってしまったのだった。
すると、いつの間にか部屋に別の人物が侵入してきた、気配は美奈である、
彼女の番は明日のはずだが我慢できなかったのか?
無言でベッドの傍まで来てそのまま正人の方へダイブしてきた、
据え膳どころか目の前に投げてこられたものを口にしないわけが無い、
そのまま美奈と二回戦に挑むのであった。
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そして朝が来て、目覚めた正人は隣で寝息を立てている人物が亜由美でないことに気づき、
眠気が一気に吹き飛んだ、
「だ、誰?なんだって!これはルーダ王女じゃないか、どうして?」
そして反対側に寝ているのは、よだれを盛大にたらした顔で惰眠をむさぼっている幼女。
「な・ぜ・に?ヨウコが?」
あまりにありえない事態に流石の正人も呆然とするのであった。
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次回投稿は6月26日18時です




