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魔法で式神召喚したら魔法少女がやってきた    作者: ソルト
第二章 異世界 流浪編
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16話 罠

戦闘シーンが大変

二日後、ヨウコと獣王たちはコリントへ向けて出発した。

彼女たちに護衛役として艦隊から部隊を分派している。


「後は頼んだぞ、ミリヤム。」


「判っております、父上。」


転移魔法陣の前で別れを惜しむ二人、

今回は転移魔法で行くことになった、

魔法陣に魔法をチャージするのは俺がいるから大丈夫なのだ、

普段なら一日に数人しか送れないが問題はない。


「むらさめ、護衛任務しっかりな。」


「むらさめ以下、七名護衛任務務めます!」


おそろいの魔法戦士服バトルドレスに身を包んだ七名が整列して敬礼する。

ヨウコの差し金かなぜかメイド服なのだが気にしないことにしている。

本人たちが気に入ったのならそうすればいいのだ。


七名はすべて、むらさめ型で統一されている。

そのせいか背格好はすべて同じで区別がつけにくい、

メイド服の肩口のところに番号と艦名が刺繍してあるので

そこで判断すればいいだろう、厳密には髪型や髪の色瞳の色で違いがあるのだが・・・

その中で特に双子のように区別のつけにくい二人がいる、

本人たちはそうでもないみたいだが。


「今度は区別が付きやすくて良いよね?いかづち。」


「いなずま、前世の漢字表記だといつも間違える奴いたしマジありえへんから。」


そうだね、刺繍もひらがな表記だし、俺は気にしないぞ。


「万が一敵が来ても悪夢をみせちゃうから。」


物騒なことを言っているのはゆうだちである、一人で突出するなよと言って置いた。

何事もなければそれでいいのだ。


しらゆきには前日たっぷりと別れを惜しんだせいか、ご機嫌である。

はつゆきによろしく言っておいてと伝言した。

きっと合流してから大変なことになるかもな。


ヨウコは・・・昨晩部屋に乱入しようとしたため、強制的に眠らせたからな。

睡眠は良く取れてそうだが膨れている。


全員が転移して、残ったのはミリヤムと二人だけになった。

ミリヤムが腕を絡めてきて、顔を近づけてくる、顔が赤く眼は潤んでいる。


「妾とももう婚約者なのだから遠慮はいらないのよ。」


連合軍参加が条件だった・・・しかも、王が国民に正式に言ってるから今更なしとは言えないよな。


「婚約の証は落ち着いてからな。」


そう言って、先渡しの代わりにキスをしてやるのであった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


王たちが出撃した次の日、俺はいずもの用意したF35を使って、

クローネンベルグに向かった、一度行って置けば転移で王都へすぐ帰れるし、

こちら方面からならここで待機しててもいいだろう。


いずもには王都で待機してもらった。

テレーゼも着いてきたがったが、ミリヤムと一緒に王都に待機してもらった。

そうして、着いて二日目、クローネンベルグの西十キロにやつらが現れた。


魔獣の群れはまっすぐクローネンベルグに向かっている。

明らかに何者かに制御されている。

俺は、艦隊を町の前面に展開させている。


そして、機動複合防壁の上に立ち群れの前に行った。

そして風属性の{拡声}魔法を行使して、

群れ全体に呼びかけた。


「指揮官と話がしたい、ディクズビィ・ゴーランドだったか?

ギリルルルエ・ローアンシェの上司とやらだ。」


声が響くと、行軍が停止して三人の女を引き連れたちゃらい男がやって来た。

正確にはチャラ男は何かを担いでいる。

それを見て俺は全身の毛が逆立ッた気がした。


奴が担いでいたのは獣人族の女性だった、乱暴されたのかほとんど裸になっている。

死んでいるのかぴくりとも動かない。


「おやあ、誰が呼ぶのかと思いきや、獣人が何の用だね、

ギリエの名前を出すから何かと思ったよ、

せっかくお楽しみのところだったのに。」


とニヤニヤしている、お楽しみってのは、その娘の事か。


「ギリルの率いた軍団は倒した、彼女はここだ。」


俺は後ろから防壁の上に拘束して立たせているギリルを呼び余せた。


「 ディクズビィ様・・・」


ギリルにかけている{支配の鎖}は意識のみ開放してある、

そのため、相手が誰だか認識できたようだ。


「おやあ?魔族の戦士の癖に弱い半端者はそんな辱めを平気で受けるんだね。」


と、軽薄そうににやにやと笑い。

周りにいた三人の女たちもげらげらと笑う。

はっきり言ってゲスい。


「恥さらしめ、死ねばよかったのに!」 「獣人に嬲られて気持ちよかったか?」

「身の程知らずが、お前が戦士などと  「黙れよ!」」


バカどもの声をさえぎりディクズビィに向き合う。


「お前らの長に話がある、ダーク・コロッセオからお前らが来たことは判っている、

お前らが望むなら、{神}にお前ら一族の安住の地を探してもらう、

だから、この世界への進攻はやめてもらおう。」


俺たちとヨウコからの最大限の譲歩した提案を話したが。


「ああん?何ぬるいお湯みたいなこと言ってるんだい?

戦闘民族である我らにそんなこといえるのかなあ?」


受ける気はないみたいだ。


「では、ここで滅ぶのを選ぶというわけか?」


俺の発言の意味がわからなかったのか少し遅れて返事をしてきた。


「なんか、聞いたことのない台詞を言ってるけどほんきなのかなー。」


「非常に本気だ。」


「あっははははははぁ、なんか久々に受ける冗談だったよ!」


そして肩に担いだ獣人の女を俺のほうに投げつけてきた。


「これは、返してやるよ!まだ生きてたら良いけどな!」


俺は機動防壁に乗ったまま移動して彼女を受け止めた、

死んでいるのかと思ったら、まだ生きていた、だが、


「・・・・・・」


眼をうっすらと開けて何かを口にしている彼女はもう声も出す力もない、

命の火が消える寸前なのは見て取れた、

俺は、治癒魔法を最大でかけてやるが、その力も届きそうにない。


そこへ、三人女たちが嬌声を上げながら攻撃を仕掛けてきた、

治癒している暇もないようだ、俺は彼女に{結界結晶}の魔法をかける、

彼女の周りに蒼いクリスタルのような結晶が現れ包んだ。

結晶はそのまま虚空へ消えた。


女どもの攻撃を機動防壁でいなしながら、ディクズビィをにらむと。


「ここで、滅ぶのは君たちのほうだよ、もっともここだけじゃないけどな。」


「なに?」


(主さん!コリントに魔獣の大軍団が進攻中、これは同時進攻作戦です!)


いずもからの緊急通信だ、こいつだけでなく一斉に攻撃してきたのか。


「おっと!君たちが滅ぶ前にそこの恥さらしな生き物を処分しないといけないね。」


ディクズビィはそういってギリルに魔法を発動させるのだった。


誤字・脱字などありましたらお知らせください。


次回投稿予定は6月13日18時の予定です

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