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魔法で式神召喚したら魔法少女がやってきた    作者: ソルト
第二章 異世界 流浪編
58/221

15話 魔族

 落ち着いたので尋問をしている部屋に戻る。

少女は尋問に素直に答えている。


眼はうつろなままでその中に光はない。

{支配の鎖}半端ないな。

これまでに入手した情報を聞く。


名前はギリルルルエ・ローアンシェ

年齢は十六歳 (彼らの換算でこちらの世界では二十年位)

性別は女 (見かけ通り)

種族は魔族


魔族・・・そんなのいたっけ?


この世界ウエルネストには知的生命と呼べる種族が幾つかある。

人族、獣人族、森人族、冶金族、海人族などだ、

これらはぶっちゃけてしまうとすべて目の前にいるロリ女神ヨウコが作ったものだ。

正確に言うと改造したのだ、口が裂けても彼らには言えないが。


オリジナルウエルネストは元々人族だけの世界だった。

俺たちの世界のオリジナルとほぼ同時期に同じ神により作られた。

両者の世界は非常に初期は似ていたそうで、

双子の世界とも言われたらしい、

それが分かれたのは、「魔法」だった。

俺たちの世界では魔法は普及しなかった、「科学」が発達し、

魔法は忘れ去られた存在となったようだ。

オリジナルウエルネストは逆に魔法が発達して、「科学」の

出番がなかった。


ロリ女神ヨウコはコピーしただけに飽き足らずこのウエルネストを

「ファンタジー」にふさわしい世界にしようと企んだ。

それが、種族を、増やす事だ。

もっとも新たに命を増やすなど「神」とは言えど早々出来ることではない。

そこで人族をベースに改造して種族を増やしたのだ。

そして、歴史等を書き換え(捏造)して、

いかにも昔からいろんな種族がいたと言うようにしていたのだ。


あ、なんかこいつとんでもない奴かもしれない、

なんか、殺意が沸くんですけど、沸々と。

きっとグリーゼの部分が怒ってるんだ、きっとそうだ。

そういうことにしよう。


盛大に話がそれた・・・

後からヨウコが隣に来たので、足を思い切り踏んでやった。


「痛い!何するんだ!」


「悪い悪い足が勝手に・・・(グリーゼのしわざかな?)」


後で、全力アイアンクローで絞めてやろう。

質問は、彼らがどこから来たかになっている。


「ダーク・コロッセオ ・・・」


「どこにある?そこは。」


「この世界でないどこか・・・」


「おい!ふざけるな!どこにあるというんだ?」


「判らない、みんなここに連れてこられた。」


「誰がお前たちを連れてきた?」


「・・・・・・神・・・」


「なに?」


「神が私たちをここに連れてきた、ここで生きろと、ここの生き物と戦って勝てば、ここで生きることを認めてやると。」


「・・・・・・」


神だと!

俺はヨウコをにらみつけた、彼女の正体を知るもの、

獣王やしらゆきも見ている。

ヨウコは真っ青になっている。


(知ってるのか・・・)


(ああ、後で話す・・・)


あとでたっぷり聞くとしよう。


許可をもらって質問する、


「お前の仲間は何人居るんだ、魔獣ではなく言葉がしゃべれる奴らだ。」


「二十人だ・・・」


「それだけなのか?お前たちの種族は?」


「種族ならもっといる・・・ここに送り込まれた戦士の数だ。」


「お前以外の奴は攻撃をしないのか?なにか計画してるんじゃないか?」


「私の上の者以外の行動は判らない・・・上の者はこの国の都を狙っている。」


なんだと・・・


「どこから攻めてくるんだ?」


「私がまず攻撃して奴らの注意をひきつけ、

手薄になったところを攻める、

そういう手はずだった、私の攻める側から反対側だ。」


ということは・・・


「反対側ということは、クローネンベルグの街がある方では?」


「直ちに警報を出せ、情報部に偵察を命じよ。」


あわただしくなる将軍たち。


「お前の上司はどのくらいの兵力を持っているんだ?」


「部下は私を含めて四人、魔獣は大小一万は擁している。」


まじか?


こいつの連れていた魔獣は千と少々、その十倍か。


「お前は囮役だったんだな、全滅しても困らない。」


「ちがう!私は・・・わたしはあの方に信頼されているんだ!」


感情をなくしていた彼女が不意に声を荒げた。


「私は、どんな過酷な戦いもあの方のためだからこそ・・・たとえあいつらの下だろうと・・・」


一人でつぶやいている、思い切り、トラウマのスイッチを入れたらしい。

体力を消耗しきっているので催眠魔法をかけて眠らせる。


とりあえず急ぎの情報は手に入った、後は対策を急ぐことになる。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



俺たちは別室で話し合いをしている、

参加者は、俺に、しらゆき、ヨウコに、獣王だ。


「ダーク・コロッセオと奴らの(神)について教えてもらおうか。」


「ダーク・コロッセオとは、神々の作った遊びの世界だ。」


「何の遊びだ?」


「自分たちの持ち寄った種族を配置して、争わせる、生き残りゲームだ。」


「そんなことが許されるのか?」


「許される分けないだろう!上級神たちは常に監視をしていて、

見つけ次第その世界を消去している。」


「やってた神はどうなるんだ?」


「証拠が見つかれば神の資格を剥奪されて幽閉される。

もっとも奴らは巧妙でしっぽを出すことはほとんどない。」


「あいつらは(神)によってここに連れてこられたといったな、

ここをダーク・コロッセオにしようと言うのか?」


「おそらくは奴らはどこかのコロッセオの勝者なのだろう、

だがそこを摘発され行き場がなくなった奴らを

ここに送り込んだのだ、我々と争わせることで証拠隠滅と

新しい遊びを楽しむつもりだ。」


「我々は遊びの駒か、ずいぶんとみくびられたものよのう。」


獣王は面白くなさそうだ。

俺も不愉快なだけだ、そんなことのためにグリーゼは死んだんだからな。


「このことは、私の師匠から上級神の耳に入るように手配する、

この世界にこれ以上は干渉させない。」


とりあえず出来ることはやっておこうということで話は一致した。


連合軍の話し合いは一週間後となっている、

ずいぶん早いがもともとその日程だったそうだ、

獣王国連合が参加表明を急にしたので日程の調整は無理なようだ。

そちらのほうには獣王がヨウコたちと一緒に行くことになった。

俺も参加する予定だが、魔族の話が気になるので

ぎりぎりまでこちらに残る予定である。


「では、先にコリントで待っている、早く来いよ、みんな会いたがってるからな。」


「わかったよ。」


はつゆきや亜由美に美奈・・・早く会いたいな。



「ねえ!ボクは?ハブったの?」


「ひゅうが・・・私たちもだから」


誤字・脱字などありましたらお知らせください。


次回投稿は6月12日の予定です


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