10話 ZENKAIバトル
バトルジャンキーの戦い方を書くのは大変だ!
先手を取ったのは獣王である。
魔力で強化した肉体を持って驚くべきすばやさで、間合いを詰めてくる、
だが、こちらも槍を持っている、間合いを詰めさせないよう突きを繰出す。
「神槍」と呼ばれた師匠に教わった高速の突きだ。
槍は獣王を縫いつけようと高速で繰出されていく。
流石にその槍襖状態の中前進は出来ないだろう。
獣王はこちらの槍の間合いの中には入れていない、
このまま押すべしと思ったら、獣王の薙刀が「ブオン!」という音を立てて振り回され、
槍に向けて繰出された、
それを受けた俺の槍は、真っ二つに折れた!
だが向こうの薙刀も折れたので、お互いに間合いを取り直す、
こちらは腰の木の棒を構えた、向こうは大剣の模造だ、
今度はこちらから仕掛ける、肉体強化の魔法を掛けて一気に肉薄する、
示現流のトンボの構えから一気に振り下ろした。
「キェエエエエーーーッ」
獣王は剣で受けると折られると感じたようだ、間合いを取って跳びかわした。
直後に大剣が恐るべき勢いで振り下ろされた、
かわせないと判断し、魔弾を足元に打ちこみ、後ろに跳び、
追撃をいなしながら、反撃の機会をうかがう、
「はっはー面白い技を使うじゃないか?」
獣王は心からうれしそうに笑う、バトルジャンキーの鑑だな。
そして獣王の鬣のような金髪が逆立ち、剣からスパークが飛び始めた。
雷属性の魔法を纏わせたらしい。
「往くぞ、雷獣剣!」
振り下ろされた剣から稲妻が走り、その稲妻が獣となって俺に襲い掛かる。
俺は地面に棒を突き立て魔法を使う、闘技場の地面から太い針が飛び出して、
その針に雷の獣は食いついた。
閃光があたりを包む、光が消えた後には無傷の俺がいる、
雷属性の獣は避雷針の代わりに出した、針によって大地に吸収されたようだ。
こちらも、魔法で反撃する、「光弾」を100個出しおなじみの全方位から仕掛ける。
予測した王は剣に魔力を纏わせ振りまわすことで光弾をたたき落としている。
だが、ただの攻撃だと思うなよ、そう、闘技場の地面より飛び出す光弾。
いくつかの光弾は地面に打ち込みまさに全方位攻撃を実現させたのだ。
死角を突いた攻撃はさしもの獣王も避けることが出来ず、
光弾がヒットしていく、爆煙が晴れると、そこには剣を半分に折られ、
鎧をぼろぼろにした、獣王がいた。
見た目ほどにダメージは受けていない、
予想はしてたけど。
「ガハハハハッ、面白いのう、どれだけ引き出しがあるのやら、全部開けてみたいのう。」
まじですか(・・・・・)、まだやる気満々だ。
折れた剣を投げ捨てて、獣王は魔力を放出している、
金色のオーラのような魔力が体にまとわりついている。
こちらも魔力を身にまとう、ミリヤム戦のときと同じ蒼の魔力だ、
お互いに、打ち込む隙を探して対峙している。
闘技場の観客も先ほどまでの喧騒もかくやと言う静けさだ。
そして、ぎりぎりまで張り詰めた糸が切れたように、
金と蒼二つの塊は中央でぶつかり合い、金属的な音を響かせながら、
打ち合いを続けた。
そして高速で移動しつつ打ち合うのは傍からみれば、
金と蒼の流星がぶつかり合っているように見えただろう。
俺は、ナックルガードを発動して獣王のボディに打ち込んだ、
獣王の鎧がへこみ、王は「ガハッ」っと血を吐いた。
だが、流石にやられっぱなしの獣王ではない、
腕の一振りが当たり俺は吹き飛ばされて、床にたたきつけられた。
血の、においがする、どうやら結構なダメージを負ったらしい。
だが、かまわずに前進あるのみだ、
痛みをこらえて立ち上がり、俺は構える。
お互いにダメージを負っているが、纏う魔力は途切れていない、
金の魔力と蒼の魔力を立ち上らせて相対している。
それから、俺たちは打ち合った、
殴り合い、魔弾を放ち、お互いをたたき伏せた。
だが、負傷と疲労は増えていくが、お互いに決定的な
攻撃が掛けれているわけでない。
「くくく、そろそろけりをつけさせてもらうかな。」
そう、獣王が言う、口から血を流しながら。
ふと、獣王の魔力の質が変わった、レベルをあげてきたかのような、
纏う魔力が一気に膨れ上がる。
こちらも、魔力を一気に放出して攻撃に備える、
獣王が爆発したように見えた、その刹那、距離が無くなったかのように、
目の前に獣王が立っていた、すでに拳を振り上げている、
直後、振り下ろされた拳に俺は当たらなかった・・・
獣王の拳は俺の残像を振りぬき空振りした、
直後、俺の肘が獣王に突き刺さっていた。
獣王は俺を見てにやりと笑い、そして崩れ倒れた。
俺は獣王に勝利した。
すいません、少し短いかなと思いましたが、これ以上の書きようが
現在ありません。
もしかしたら書き直すかもです。
精進あるのみでしょうか。
誤字・脱字などありましたらお知らせください。
次回は6月7日18時の予定です




