表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
栄太の漫遊記  作者: ベン マウント
PR
24/61

オーク襲来

浮動機で村に向かっている、クロードの街から食料を満載している、シルビーと二人だ、異空間に入れれば無制限に物資は運べるが、その事をなるべく隠したい、シルビーの体には加護の念をかけてある、あいてからの攻撃はすべて無効になる、物理的も魔法も聞かない、何と言っても万能だ、しかもシルビーは俺と一心同体と、認められている、やりたい放題、異空間の指輪も持たせてある、だから何も持っていないように見えるが、左手薬指にある指輪に、必要なものは入っている、願うだけで出し入れ自由だ、何故左手薬指に嵌めているか、と言うと、俺の勝手だろう

村に近づくにつれ、多くのオークが見えて来た、駄洒落どころではない、見える範囲にいる数が、村を囲んでいると言う事は、軽く千匹は超えるだろう、俯瞰(ふかん)、上空からの映像が頭の中に映る、無数のオークが村を取り囲んでいる

「シルビー、やれるか」

「はい、大丈夫、やれます」

初めての魔物狩り、オークなら普通だろうが、この数である、初心者では数ににおされて、殺されるのが落ちだ、だが、初めてといえど、シルビーは違う、万能の一部を分け与えただけだが、恐れる気配は微塵もない、浮動機から飛び降りると、オークの群れに向かって走って行く、買ったばかりのショートソードを掲げて、踊るように、舞うようにオークを倒していく、暫く見守っていたが、俺も浮動機の近くで参戦す、次から次と、もう百体以上倒しただろう、だが突然シルビーが引き返してきた

「切れなくなっちゃいました」

剣に脂がのって、切れなくなるのは当然だ、値段だけの事はある、名剣の部類だろう、よく百体以上倒したものだ、シルビーの技の切れがあっがてこそだが

「分かった、無理はするな、まだやれるのか」

「剣さえあれば」

「では、これを使え」

銅貨五枚で買った剣だ、この時、この為、俺の手に入るよう、どこかで仕組まれたような展開だ、この状況からすると、シルビーの愛剣にしろと言う事だろう

「これで、大丈夫なの、こんな剣ではすぐに切れなくなりそう」

銅貨五枚で買った事を知っているから、心配になるのだろう

「良いから使ってみて、俺が保証する」

不審そうな顔をしながらも、オークに向かって行った、そして一振り、二振りすると、動作が止まった、驚いているようだ、刀を見つめている、戦いの中危ないよ、其れだけ余裕で戦っていると言う事だが、試す間はなかったが、恐らく岩でも豆腐を切るように切れる、そんな切れ味に違いない、見える範囲のオークは死体ばかりになった、入り口近くまで、二人でオークを倒しながら進むと、村の中から数人が出て来て、オークを始末し始めた、応援のつもりだろう、オークたちの攻撃の波が途切れたところで、村の中に入る、三百近くは倒しただろう


「貴方は神の使いの様です、何度助けられるのだろうか、ありがとうございます」

「皆さんは、大丈夫ですか」

「結界のお陰で、怪我人も出ていませんが、何しろこの数です、外に出られなくて、オークもこの数だと」

「不味いですね」

「前兆はあったのですが、これほどとは」

「そうなんですか、じゃあ、原因は分かりますか」

「いいえ、まったく」

「原因も分からないか」

村長と少し離れて考えていると、シルビーが走り寄って来た

「この剣凄いです、まったく切れ味が落ちないの」

「だろう、だから持たせたんだよ」

「訳があるの」

傍によると小声で

「誰にも言うんじゃないよ」

頷く耳元で

「鑑定で神級と出たんだ」

「神級って、神様が作った」

驚いて目を見張り、口を押えている

「あげるから、大事にしな」

「そんな」

何か言いたそうだったが

「良いから使いなさい、其れから、少し休もう、初めてで興奮して、感じないのだろうが、体は疲れている筈だ、俺も少し横になる」

集会所の一角で横になる、シルビーも傍にきて横になる、暫くすると。すー、すーと寝息が聞こえて来た、神経迄丈夫で強くなったらしい

目を閉じて周りの範囲を広げ、俯瞰映像を頭の中に映す、魔物たち、やはり少し減ったが、まだ周りはオークだらけ、後、森の中にぽつぽつと、種類は分からないが魔物の反応がある、、範囲を広げると、魔物は赤い点にしか見えなくなる、村の周りは赤い点が密集している

「えっ」

思わず、声を出してしまった、シルビーが眼を開ける

「どうしたの」

「いや、ちょっと」

「まだ休んでいていいぞ、俺はちょっとそとに」

そう言って外に出る、辺りは闇が支配していた、俺たちが到着したのが、必用な物を集めるのに、時間がかかってしまって、夕方になってしまったから、そんな時間だろう、俺は夜目を発動して周りを見る、誰も居ないのを確かめて、ある場所に転移した、その場所にも赤い点が密集していたのだ

その場所は魔素が渦巻いていた、そしてそこからオークが次々と生まれているのだ、魔素だまり、、周りを囲むように千に達すると思われる、オークがいた、これがまた村に向かったら

「これでは限がない、何とかしなきゃ、チャッピー」

「なんだよ」

「あれは、どうしたら」

「魔素だまりか、聖魔法で光を打ち込むしかないな、闇の力が凄いな、異次元に通じているようだ、あの魔素が消えれば、今周りにいる、生まれたばかりの魔物は、一緒に消滅するだろう」

両手を前に出し、そして光を放つ聖魔法を念ずる

「いけっ」

両手の先から、光が放出する、闇に向かって飛んでいく、吸い込まれるように光が消えていたが、次第に黒が白くなり始めると、パシッ白く弾けるように、周り一帯が一瞬明るくなり、辺りが暗くなった、魔素だまりは消え、あれだけいた魔物も一部を残して消えた、生まれて時間が経ったものは、消滅しないようだ、どうしてあんな魔素だまりが出来たのか、原因は分からない、何時からあったのかも分からない、だが思い出した、此処は地竜を倒した近くだ、とすると、ずっと以前から魔素だまりはあった、俺が地竜を倒した、オークがあふれ出した、答えは一つしかない、オークは地竜の餌だったのだ、餌として消えていたのに、俺がそれを止めてしまった、、増えるばかりのオークが、と言うわけだ、これで村の周りのオークを始末すれば、一応解決だ、しかし頼りになるなチャッピーは

村に戻った、俺が原因なんて言いにくいし、黙って居よう、魔素だまりの出来た、原因が気になるが

集会所に戻ると、シルビーはまだ寝ていた、毛布のようなものが掛けてもらい、、気を使ってだろう、村の主だった人達が離れたところで、車座になってはなしていた

「お帰りなさい」

押し殺した声で迎えてくれた

「ちょっと、一人で考え事があって」

先に言い訳をしておく

「わしらには分からん、悩みがあるでしょうな、あなたなら」

どう捉えていいか分からんが

「ええっ、まぁ」

あいまいに答えて、作戦会議と行くか

「明るく鳴ったら、戦える人は全員で、外に出て片付けましょう、もう増えることは無いと思うから、疲れたら戻って、体力が回復したらまた討伐して、焦らずにやるしかないでしょう」

「貴方とお嬢さんが居れば、心強い、みんな、怯えることなく討伐に出るでしょう、わしらだけだったら、片付けられるか、片づけられても何時になるか、心細かったが、やりましょう、お願いします」


翌日にはオークは全滅した、肉は食用になるので、解体し地下に部屋に、俺が沢山の氷を贈り保存した、入りきらない分は干し肉にしたが、やはり半分以上は焼いたり、埋めたりで処分したが、大変な手間暇がかかった、しかし、食料が調達できて、魔石を売れば、災い転じて福となすだ、この世界にそんな諺はないだろうが




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ