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神殺しの龍拳  作者: キト
6/9

6話

夕日が師匠の髪を照らす。


師匠が口を開く


「こむぎちゃん。人は...どうして頑張るか、知ってる?」


お互いの髪が揺れる。


「そうかぁ...もう分かってるもんね...」


夕日が眩しくて師匠の顔が見えない。


「私みたいにならない為だよ。君がよく言う、「どうせ私なんて」って言葉。それは自分に生きる価値が無いと思っている人が使う言葉だよ」


「価値を求める人間に。価値なんて貰えない。」


小さな懐中時計を渡す


「これは、私の努力の結晶。生きた証だよ。」



...あれ...?いつの記憶だっけ....?


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


チュンチュンと小鳥が鳴いている朝。朝日が昇る頃、1人の少女はメイド室を出る。少し寒い廊下を歩き、館の外へ出る


少女はしばらく歩いていると自販機の前で足を止める


ポケットの中から星柄の財布を出して自販機に100コインを2枚入れる


コインを入れて、炭酸ジュースを買う


ピッ!!


ガタンッ!!


こむぎがつぶやく


「へっへっへ...朝イチなら流石にりんなにもバレないでしょ...」


そう。こむぎは大のジュース好き。


ジュースを飲みすぎてりんなに禁止令を受けていたのだ


近くの植木の葉っぱを擦る音が聞こえる


!?


まさか...り...りりりりりり....


「それいつも飲んでない?」


姿を表したのは翔だった


こむぎが言う


「お願いだかりんなには言わないでぇ~」


「言う意味は特にないし。言うつもりは無いけど...」


よかった~...


翔もジュースを買いながら言う


「今日パーティーでしょ...?私も一応近くにいるから困った時には助けてあげるよ...」


こむぎがジュースを飲み干して言う


「ありがと!!」


そう言うとこむぎは空のジュースの缶をゴミ箱に捨てて館に戻る


メイド室を戻るとまだみんな寝ているようだ


........


やる事ないな...


メイド服に着替え、なんとなく館の周りをうろつく、そうしているとお嬢様の私室の更衣室から何やら声が聞こえる


「チンチンから火吹いてたまるかよ!!」


うん。マジでなんの会話??????


どうやら、零華とミクが零華のパーティーの衣装を選んでいるらしい


尚更(なおさら)さっきの発言の意味が分からない。


こむぎが更衣室を覗く


「おはようございます...」


ミクが返事をする


「おはようございます...!!」


なんか今日のミク顔色良くね?


「衣装を選んでいるのですか?」


白のドレスか、水色のドレスかどっちか迷っているらしい


ミクは水色派、零華は白派みたいだ。


「...........うーん。


どっちでも似合うんじゃないかな...?」


ミクと零華がとんでもない顔でこむぎを見つめる


「興味がないのなら出ていってよ?!?!?!」


部屋から追い出される。


「そんなこと言わなくてもいいじゃん....」


不服そうにダラーっとしながら廊下の壁に腰かけていると


りんなが左の廊下から歩いてくる


「あっはは~♡こむぎちゃんおっはよー♡」


「おはよう...」


「なんか騒がしいじゃん♡どうしたのぉ?」


「零華お嬢様が服を選んでるらしいの...」


りんながにぱっと笑って言う


「私が選んであげるよ♡」


りんなが勢いよく更衣室に入る


「どうしたの~♡」


ミクと零華が言う


「水色と白どっちがいいと思う?」


「うーん....」




「赤!!」




2人の目の色が暗くなる




閉め出される。


「うわあああああん!!あの2人酷いよぉぉ!!」


こむぎが悪い顔をして言う


「ガハハ!!ざまぁねえな!!」


~~~~~~~~~~~~~~


数時間後ちょうどいい時間になり、馬車にお嬢様が乗り込む


夕方のオレンジ色の空を背景に、これから始まる任務への不安を感じる


そうするといきなり零華がこむぎに話そうとする


「あ...あ...あのさ...///」


こむぎが不思議そうに言う


「ん?どうかされましたか?」


零華が顔を赤くして言う


「あの時...助けてくれて...ありがとう...////」


こむぎが優しく微笑む


「あ...えーと...どういたしまして...」


そうしてこむぎも馬車に乗り込む


こむぎが馬車の中に入るとゆうかが質問する


「お嬢様となんの話してたの?」


こむぎが窓に身を寄せて外の景色を見ながら


「秘密...。」


馬車2つが道を走り、護衛が外で警戒している


こむぎはりんなとゆうかの話し声を聴きながら寝てしまう。

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