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11.だらだらでーもんさん

ベルがだらだらし続ける話。あとサタンさんがキレる話

 あー……めんどい……

「おいこらベル! んなとこで転がってんじゃねぇぞ!」

 めんどいから廊下で誰かの……イズモの助けを待っていたのによりによってサタン……

「ちょうどよかった」

「んぁ?」

「イズモ呼んできてくんない? それかサタンがベルちゃんを運んで」

「ふざけるなてめぇ! いい加減自分で動け!」

「めーんどーくさーい」

 悪魔ひとには悪魔ひとの役割があるのにね……まったく、わけがわからないよね。

「てめぇ……! いい加減にしやがれ! 毎日毎日イズモに迷惑かけやがって! 少しは自分で動いたらどうだ!」

「やだ、ベルちゃんにちょうどいい仕事がないから仕方ないじゃん」

「上等じゃねぇか! てめぇがどうしても働かねぇってんなら、そのふざけた信念を」

「ちょっとストッピーだヨー」

 大御所に喧嘩売ったらヤバいのにどうして気付かないかなサタンは……

 ベルちゃんも小波に喧嘩売ってる? ……サタンその他による誘導尋問でしょ? 魔界うちのしまだとノーカンだから。ノーカン、ノーカン。

「ベルちゃんを働かせようとする愚者は地獄の業火に包み込まれるよ」

「むしろてめぇを地獄の業火に落としてやるよ!」

 サタンがうっさいけどさ、地獄の業火ってベルちゃんみたいな悪魔にとってはそんなに暑くないんだよね。せいぜいがサウナレベルの暑さなんだけどね。

 あと中指立てるのは女としてダメダメだね。働かないベルちゃんが言うのもあれだけどダメダメだよ。

「ところでサタンさー……イズモからプレゼントもらったの?」

「はぁ!? ももも、もらってねぇし! 下着のプレゼントなんてもらってねぇし!」

「じきょーおっつー」

 まあ、多分イズモの事だし、多分まだベルちゃんの分が届いてないだけなんだろうね。何かは分からないけど。


 数日後

「おいベル」

「なぁに〜? ふぁぁー……」

「んなとこに布団敷いてまで寝んな!」

「……っくゆー」

 中指を立てながら言ってやった。後悔はしてない。

 女としてどうなのか? ああーそんな事も言ったっけー? それはそれ、これはこれ。

「だぁぁぁぁぁ! 邪魔だどけ!」

「やーだもーん」

 ちなみにイズモからのプレゼントは布団なのでした。ベルちゃんのための特注で、かなり軽いしサイズもちょうどいいくらいだしでイズモには感謝してるよ。寝ながら……

「だから起きろやベルゥゥゥゥゥゥ!」

※可愛いベルちゃんはこの後スタッフのイズモによって部屋へと運ばれました。


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