91.魅かれるってなぁに? みんなで面白い格好の練習!!
「くすくす、クスクス、フフフフフ」
『アルフ?』
『どうしたの?』
『お、おい! 不味いんじゃないか!?』
『早く止めなければ!!』
『お前達先に行け!! そしてアルフと奴らの間に入れ!! 我はアルフの顔の所へ!!』
僕が笑い始めたら、いきなりグーちゃんとグリちゃんが、ジュシャアァァァッ!! って走って来て、僕達の前に立ったんだ。そのせいで1番大きなヒットベアーさんとキックモンキーさんが見えなくなっちゃって。僕はグーちゃん達の横から見ようとして、首を伸ばしたよ。
でも今度はコケコおじさんが僕の頭の上に乗って来て、翼で僕の目を隠しちゃったんだ。何で目隠しするの?
「ふふふふふっ、コケコおじさん、どしてめかくし? グーちゃんもグリちゃんも、まえにたったら、みえないよぉ? うふふふ」
『あ~、なんだ。アルフ、なぜ笑っているんだ? 奴らの、2匹の姿がそんなに気に入ったのか?』
『あれはヒットベアーとキックモンキーの大人だけが、分かる物なのだ。だから別にあの大きな2匹を気にして、無理をして笑わなくても良いんだぞ。それに褒めるとか。ミルじゃないが、気に入らなければすぐにでも止めさせるし、これ以上見なくても良いんだ』
ん? グリちゃん何言ってるの? それにグーちゃんも。無理して笑うって何のこと?
『そうだぞ。いますぐに止めるから、その間我が見えないように、目を隠しておいてやる』
えー、だめだよコケコおじさん。僕、今とっても楽しいんだから。
「ふへへへへっ!!」
『不味い! アルフはおかしくなってしまったか!?』
『悠長に眺めている場合ではなかった!!』
『おい!! 今すぐに奴らを止めろ!!』
「ふへへへへへっ! グーちゃん、グリちゃん、コケコおじさん、とめちゃだめよぉ」
『ダメだ今すぐに……』
「フヘヘヘヘッ!! おもしろいよねぇ!!」
『は?』
『何だって?』
『何だと?』
コケコおじさんが、僕の目を隠していた翼を外してくれました。それから前を見たら、さっき力強く? 僕達の前に立っていたグーちゃんとグリちゃんが、変な顔をしていたよ。
ねぇ、グーちゃんグリちゃん、そこどいて。僕1番大きなヒットベアーさんとキックモンキーさんを見たいの。
『ねぇ、アルフ。今面白いって言った?』
ミル君が僕に聞いて来ました。
「ふへへ、うん!! おもしろい!!」
『面白い?』
今度はお兄ちゃんモルーが聞いてくたよ。
「うん!! ふふふふふ。だって2ひきで、うんうんしてるみたい」
『うんうん? うんうんって?』
「うんうん、おトイレよぉ。ならんでうんうん」
『あっ!! もしかしてうんちしてる時の事?』
「うん!! いま1ばんおおきな2ひきは、ならんでうんうん。へんなかっこうから、うんちのうんうん!」
『……そういえば、確かにあの格好』
『僕達のうんちの時の格好にそっくりかも』
ミル君達がグーちゃん達の横から、1番大きなヒットベアーさんとキックモンキーさんを見ようとします。それで顔を見合わせたグーちゃんとグリちゃん。
僕の頭から降りたコケコおじさんは、グーちゃんの背中に飛び乗って、2匹を見たました。それでまたまた変な顔をして。少しだけグーちゃん達は、僕達の前から退いてくれたんだ。
それでみんなで一緒に、1番大きなヒットベアーさんとキックモンキーさんを見たら、2匹はなんかプンプン怒っていました。でも、僕達が見てるのに気づくと、すぐにニヤニヤになって、あの格好をしたんだ。うんちの格好だよ。ウンチだけじゃなくて、オシッコもだけど。
えと、家の中のおトイレじゃなくて、お外でおトイレする時。お家みたいに座れないから、しゃがんでオシッコして。それでオシッコが終わったら、パパかママに綺麗になる魔法で、綺麗にしてくれるんだけど。
今の2匹の格好は、その時の格好にそっくりなんだ。あっ、でもただしゃがむだけじゃなくて、片足を伸ばして、ガッツポーズもそてるけど。でも足を伸ばす前の姿がそっくり!!
「ふふふ、ウンチのかっこう、おもしろい!」
『そう言われると、変な格好だけど、今までで1番面白い格好かも』
『うん、並んでウンチ格好。ふへへ、面白いかも!』
『うんち!』
『『うんち!!』』
ちーちゃんと赤ちゃんヒットベアーとキックモンキーが、1番大きなヒットベアーさんとキックモンキーさんと、同じ格好をしようとします。しゃがんでから、片足をピッ!! っと伸ばす。あっ! 残念。3匹とも転がっちゃった。難しいのかなぁ?
「ぼくも、やっれみます!!」
僕もすぐにしゃがもうとしました。でもグーちゃん達に止められちゃったよ。んもう、僕もやりたいのに。
『待て待て、アルフ。アルフはあの格好が素晴らしいと思って、笑っていたのではないのか? とても素晴らしい格好で気に入って、奴の側でもっと見たいと。惹きつけられた。いや、これではアルフには分からんか? その格好が素晴らしすぎて、ずっと側で見ていたいと、そして一緒に居たいと思ったのではないのか?』
「ん? そばにいたい? なぁに? ウフフ、いまのかっこう、おもしろい。みんなでやったら、もっとおもしろいかも」
『うん! みんなでやってみよう!』
『僕できるかな?』
『みんなウンチ格好!』
『みんなで揃ってうんうん!』
僕はすぐにしゃがみます。それから片足をピンッ!! と伸ばしてみて。おと!? おとととと! 僕はそのまま座っちゃいました。う~ん、失敗。もう1度!! ミル君もお兄ちゃんモルーも、みんなが練習を始めました。
『あんなにアフルが笑ってくれているわ!! 私の姿に感動してくれたの! もっと見せてあげないと!』
『何言ってるのよぉ! あの可愛い笑顔は、あたしに向けられたものうよぉ! あたしがもっとみせてあげないとぉ!』
『何よ!!』
『そっちこそ何よぉ!!』
「みんな、がんばってれんしゅう! あしピンッ!!」
『足、ピンッ!!』
『う~ん、難しい』
『がんばりょ!!』
『あたちたちなら、できりゅ!!』
『うん! あたちたち、しゃっき1ばん! さいきょうあかちゃん!!』
『……何だこれは?』




