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Justice Breaker  作者: 狼狽 騒
第一章
30/292

エピローグ 02

  ◆



 ルード本国。

 とあるホテルの一室。


(……やはり、か)


 テレビを見ていた少年は眼を瞑った。


(見た者は気がついたのだろうか? あれは魔王に操られている訳ではなく、アリエッタが自分の意思でジェラス大佐を撃ったってことに……いや、そもそも魔王に操られているということすら気が付いていないかもな)


 天を仰ぐ。


「あーあ。どうだろうね、これって。でも、あれだよなあ」


 そう言って。

 少年は真正面を睨み付けるようにして呟く。



「……変わらないな」

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