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幼稚園
「私も幼稚園に行きたい!
みんなと遊びたい!」
幼稚園に行くため準備している私の横でアナがダダをこねる。
「アナ様、あなたは猊下なのですよ。
一般の幼稚園はもちろん、貴族様の幼稚園にも通えないことはお教えしましたよね」
リュウがアナの前に跪き、丁寧に話す。
「リュウのバカ!」
アナは怒って歩き出してしまった。
私はその様子に少し嬉しくなっていたのは確かだった。
普段は普通に話していても身分が違う。
でも、違うからこそ浸れる優越感だった。
そんなアナに私は意地悪をしたくなった。
幼稚園から帰ったあとお友達と絵を描いたのを自慢したのだ。
「エダは本当に上手ね。
勉強は頑張れば何でもできるようになるのに、絵は元々の才能があるのかな…」
それは私の期待していなかった答えだった。




