File48.5 チーム暴札
俺は九鬼泰照。チーム暴札のことについて調べている男だ。
大柿の証言に出たチーム暴札。俺はそれのことについて気になり、ソイツらのことについて調べていた。
チーム暴札。リーダーはまさかの早乙女孝男。チーム絵札のナンバー2の男だ。
あの時、俺と戦い、常岡に拐われて以降見ていなかったが、そんなに偉くなっていたとは。
そのチーム暴札の副将、もといナンバー2はチーム絵札時代の三次団体、現在は直系団体の『ババエース』のリーダー、菅崎鉱一という男。
菅崎はいわゆる『狂人』。電気が流れる特殊警棒を使って相手を殺すことから付けられた異名は『電気狂いの菅崎』である。
そして、傘下の一つである『メガロドン』。リーダーは鮫川遼はチーム暴札の狂人の一人。
鮫川は木刀で敵を叩き潰す事を趣味にしており、裏社会では『木刀殴打の鮫川』と言われている。
しかし、武蔵野会はこのチーム暴札の存在を知らないようであり、リーダーの早乙女と関わっている常岡もこの組織を知らないようだ。
俺は一人でメガロドンが根城にしている埠頭にある小屋に向かった。
そこに着くと、俺は刀を取り出す。
すると、門番の奴らが俺を見つけた。
「なんじゃあアイツ!」
「刀持ってやがる」
俺はその二人の目の前に近づく。
「なんだよ!」
「殺されてぇのかテメェ!」
奴らが拳銃を取り出そうとする。
「ハッ!」
俺は片方の奴の腹を切る。
「くばぁっ!」
「あっ!青柳ぃ!テメェ!」
もう片方が拳銃を取り出し発砲。
「遅い」
俺は奴の肩を突き刺す。
「ギヤぁぁぁ!」
そして強引に下げる。
「しゃあっ!」
「おぐばっ!」
これにより奴の左手は使い物にならなくなり、ソイツは倒れた。
門番を倒し、中に入る。
「貴様らぁ。今から転生したくなければ警察に出頭しろ」
「なっ、九鬼だぁ!」
「門番の野郎を殺したとでも言うのか!?」
五人の構成員達が得物を取り出す。
「ケケケ!アンタを殺せば、裏社会で名を響かせることが出来る!やっちまうぞ!」
「おぉッッ!」
ソイツ等は一気に俺に飛び込んでくる。
「まずは俺だぁ!」
刀持ちの構成員が切りかかる。
「はあっ!」
「甘いな。しゃあっ!」
「ぐぎっ!」
俺は奴の腕を切り裂く。
「死にやがれぇ!」
次に弾が飛んでくる。
「フン」
それを躱す。
「ちぃ!撃て撃て撃てぇ!」
「死ねぇ!」
「ブッ殺す!」
三人が一気に発砲。しかし、俺の後ろにはまた別の構成員が。
「盾になっとけ」
「へっ?」
ソイツを横切り、後ろ髪を掴む。
「ぎゃはぁぁぁ!」
そして、ソイツは蜂の巣のようになった。
「なっ!」
「おらよっ!」
銃弾の雨が止むと、俺は刀を投げる。
「がばっ!」
それは綺麗に真ん中の奴の胸に突き刺さる。
「ちょいと借りるぜ」
俺は蜂の巣にされた奴の拳銃を奪い、両端の奴らに発砲する。
「ぎっ!」
「へべっ!」
三人は倒れ、真ん中の奴から刀を抜く。
「さて、鮫川の野郎は」
「何の騒ぎだ!」
すると、そこにはラテン系の男、鮫川とメガネをかけた男が。
「鮫川さん!奴です!奴が来たのです!」
「よくやった飯谷。後で金をたんまりやるよ」
鮫川が木刀を取り出す。
「ケケケ、とりあえず死んどけぇ!」
そう言って鮫川が突撃。
「めーーーん!」
「はっ」
俺は奴の攻撃を刀で防ぐ。
「へっ、俺の木刀は刀にも勝つ!」
「足、がら空きだぞ」
俺は足払いで奴の足を狙う。
「おっとぉ!?」
しかし、鮫川はタイミングよくジャンプ。
「くっ」
「脳天アタックぅぅ!」
「させるかよ」
鮫川が頭に当てようとするも、俺はそれを防ぐ。
「やれェ!飯谷ぃ!」
「はい!」
鮫川の合図で飯谷が発砲してきた。
「何ッ!」
俺は強引に刀を上げ、それを避ける。
「なっ、流石九鬼泰て…」
「いいご身分だな。情報屋の癖して武器持ちなんて」
俺は一気に飯谷の体に袈裟斬りを決めた。
「ぐぼふぁっ!」
「俺を忘れんなぁ!九鬼ぃ!」
「望むところだ!」
俺の刀と奴の木刀がぶつかる瞬間。
「ぎゃひゅっ」
奴の顔に何かが貫いた。
「何ッ」
そして、鮫川が倒れる。
「ここか。メガロドンの場所は」
そこには、武蔵野会の猛者、『クロスボウの板倉』こと、板倉慶太郎がいた。
「ちっ、何故ここにいるんだ?」
「どうやらメガロドンの奴が義憐町で俺の舎弟の石中を殺ってな。ここに来たんだよ」
「それで、目標はもう殺ったんだ。早く帰れ」
「ここに九鬼がいるんだ。殺さない訳がない」
すると、板倉は殺気を隠して矢を発射。
「きっ」
その矢は俺の頬をかする。
「あれれ?今ので殺れ無かったか。じゃあ、もう一回いこうか」
「来るならこい。リロードの間に殺す」
俺は刀を持ち突撃。
「うっしゃぁぁ!」
「死ねぇ!」
その瞬間、矢が出てくる。しかし、俺は刀でそれを飛ばす。
「なっ…」
「驚いても遅い」
俺は横に一閃を決めようとする。
「くっ!」
しかし、奴はクロスボウで斬撃を防ぐ。
「危ねぇ。後で武器屋に見てもらうか」
「いぃや、お前はここで死ぬ」
俺はあえて刀を落とし、奴にタックル。
「オラアッ!」
「何ッ!」
それは奴の虚を突き、受け身も取れずに倒れてしまった。
「さて、貫いて死ぬがいい」
俺は刀を拾う。しかし、奴は隠し玉を持っていた。
「くっ!」
奴はズボンのポケットから黒い小さな玉を出し、それを投げつけた。
「じゃあな」
そして、その玉から煙が出る。
「くそっ!」
俺は無理矢理にでも煙を晴らす。しかし、その時にはもう板倉はいなかった。
「けっ。卑怯な奴だぜ」
俺は埠頭を去った。




