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暴露屋∼社会的に殺す情報屋∼  作者: 蔵品大樹
第二部 藤武戦争
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101/139

File52.5 とある幹部の死

 藤松会直系高瀬組事務所。

 「はぁ…はぁ…」

 そこに花城は駆け込んでいた。

 「誰か、誰かぁ!」

 「どうしたぁ!花城!」

 「なんだ!」

 花城の元に来たのは、今枝と桑江であった。

 「た、立花の兄貴が…さ、猿渡と…」

 「何ッ!立花の兄貴が!?」

 「どこで()ってる!」

 「バーのトーノで…」

 「急げ!立花の兄貴が危ねぇ!」

 今枝、桑江は得物を持ち、花城の案内のもと、トーノに向かった。

 しかし、時既に遅し。彼らが見たのは惨劇であった。

 「な、嘘だろ…」

 「いや、これは現実じゃねぇ。夢だ。夢に決まってる」

 「そんな、立花の…立花の兄貴ぃぃぃ!」

 そこにあったのは、既に冷たくなっていた、立花貞行であった。

 「くそっ!くそっ!」

 「あの野郎…猿渡ぃぃ!」

 「何で…兄貴がぁ…」

 彼らは、泣くしか出来なかった。




 「という、事なんです…」

 「ぐぅぅ…立花…」

 桑江は、立花が死んだという事実を桂田に伝えていた。

 「立花、よく頑張った…」

 桂田は涙を抑え、力強く言った。

 「武蔵野会は、滅ぼす…絶対にだ!」

 「はい。立花の兄貴の分まで頑張ります」




 武蔵野会本部。

 「ただいま戻りました」

 猿渡は狂った笑顔で会長室に入る。

 「猿渡、収穫は?」

 本堂が猿渡に尋ねる。すると、猿渡は誇るかのように言った。

 「えぇ。立花を殺りました」

 「ほほう。それはいい収穫だ」

 本堂は椅子から立つと、語りだした。

 「俺は藤松会が憎い。全員肉塊にしてやりたいほどな」

 「ほう」

 「俺は奴らによって、地獄を味わったんだ」

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