2020 9/7(3)
ポイントが欲しいです…。
【グループが確定しました】
朝倉理科・伊藤ルキ=青
柊椿・柊奈那子・柊楓=緑
清水社巫女・星名メア・瀬奈来夏=赤
明坂絵美・茅野亜李・緋色沙耶・宮永美玖=紫
それぞれの名前と色が書かれていた。色は何を示しているのかと自分のスマホや手を見ると、左手には昨日伊藤と登録をしに行ったときに手に入れた青い指輪が左手の薬指にはめられていた。
理科(そういえばそんなこともあったな…なんで青なのかな)
色に何か理由があるのかと考えたが、何も思いつかなかった。他のグループは大体予想通りで特に思うことは無かったが、これをきっかけに協力を頼みこむのが難しくなったような印象がある。グループを決めるまでは、明確に誰が誰の味方や敵とされていなかったから、まだ頼みやすいところがあったが、決まってしまうと頼みづらい雰囲気がある。逆にグループがはっきりとしたことで、そのグループが自分達にとって敵対しているかどうが分かりやすくなったとも言えなくはないから今後のことを考えるとなんとも言えないなというのが今の理科の心象だ。
【個人とグループの役目を送信しました。各自確認してください】
手前のくぼんでいるところから1日に使った手紙が出てきた。あのときは体育館に向かうことが書かれていたが、今回は違うことが記入されていた。ちなみに体育館に向かうことについての書き込みは未だに残っている。適宜消去されるわけではないようだ。
理科が手紙に書かれている内容は以下の通りだ。
個人・「12人の少女」「異能力鬼ごっこ」「〇×△ゲーム」の真相を調べること
グループ・このゲームを終了させること
理科(○×△ゲーム? どこかで聞いたことがあるような…どこだっけ)
以前星名と清水を助ける時に協力をすることになって一緒に昼食を摂っていたころだっただろうか…。その時に星名が〇×△ゲームという単語を言っていた。確か星名は「〇×△ゲームと異能力鬼ごっこの2つに共通していることがあるみたい。その共通している内容が、ゲームで勝ったらなんでも願いが叶うと言われている。私達の今の状況も、ゲームで勝者になった人が願いを使ってこんなことにしたのかもしれない」と言っていた。星名に聞けば個人の役目を果たすのは容易になる可能性が現状高いが…。星名を見てみると
星名「…」
なんとも言えない表情で手紙を見ている。見た感じ、面倒な役目を引いたのか、難航しそうな役目を引いたのか…。どちらにせよ、楽ではないだろうなという感じがした。他の人の様子も見てみると、椿・奈那子・楓の3人は特に取り乱している感じはなく、落ち着いているように見える。清水・瀬奈は少し安心したような表情をしている。そして残りの4人だが…。
明坂「…」
茅野「…」
緋色「…」
宮永「…」
手紙の内容を見て固まっていた。今までだったらあの4人…緋色ならヘラヘラしていたが、真顔になっている。伊藤と4人と夕食にラーメンを食べに行ったときくらいに見せた真顔とは違い、なにか戸惑っているような…少し困っているような…そんな感じがした。他の3人も顔を見合わせている。
そうしているといつのまにか手紙は消えていて、それぞれ自室に繋がる扉が開いていた。どうやら終わりのようだ。
伊藤「理科、戻るぞ」
伊藤が立ち上がりそのまま扉の方に歩いていって出て行ってしまった。続いて星名が出て行き、清水と瀬奈も出て行く。椿・奈那子・楓も出て行き、明坂・茅野・緋色・宮永も出て行く。理科は全員が出て行ったのを確認すると、さっきの4人が座っていたところを調べる。あの4人が戸惑うほどのことが書かれていた可能性が高いので、何か手がかりがないかなと思って、自分の番号ではない席に座ってみると
理科「っ!」
何か身体から吸い出されるような感覚を感じて急いで立ち上がる。さっきまで疲れは無かったのに、座った後には全力疾走をしたような疲労感がやってきた。他の番号に座ろうとすると、なにかしらの罰が起きるのだろうか…。机や椅子に触れずに何かないかと探すも特に手がかりはなかった。
理科「戻るか」
スマホを取り出して見ると、個人に伊藤から早く部屋に戻れと指示が何度も来ているので急いで扉に向かって歩き出す。
あの4人が戸惑うほどのことは何かを考えながら部屋に戻っていった。
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