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12人の少女 最終計画  作者: ヤマネコ
共闘? 裏切り? 味方? 敵? 
39/164

2020 9/5(3)

今後もよろしくお願いします。

緋色「ノリで残ることにしたけど、ぶっちゃけ何について話すの?」


1 伊藤ルキ 

2 清水社巫女

3 星名メア

4 緋色沙耶

10 柊奈那子

12 朝倉理科


円形の席にこの番号通りに座っているから、席の座り方で何か不自然な感じがする。


伊藤「なにって…そうか、緋色達4人は昨日のことをどれだけ知っているんだ?緋色以外の私達7人は昨日の現場にいたからともかく、お前たちは現場にいなかっただろう」


緋色「ん~?昨日の昼頃に朝倉がグループの方に送ったチャットを見たけど、私は力になれそうに無いからそのまま学校で授業を受けてホテルに帰ったよ」


清水「ホテルに帰るときは、あなた1人?」


緋色「いや、あの3人も一緒だよ。そのままホテルに戻った後にあいつらと遊んだ」


星名「あいつらというのは、明坂・茅野・宮永の3人で合っている?」


緋色「そうだよ」


伊藤「ホテルに戻ってから1度も外に出ていない?」


緋色「いや、夕食の買い出しを4人でデパートに行ったよ。昨日のカレーを作るために」


星名「どうして突然夕食を作る気になったの」


緋色「遊びながら誰が料理上手かという話になってさ、それで私と亜李の料理は下手じゃないかという話になって、それを見返すために作ることになった。どうせなら他の人にも食べてもらって料理の腕を判断してもらおうということになったけど、そうなると食材を買うのに人手が欲しかったから4人で行った」


昨日は雨も降っていたので、4人で手分けして食材を買うというのはそれほど不自然なこととは思えない。


理科「…」


緋色はニコニコと話している。特に焦っているようにも、怖がっているようには見えない。


清水「どこで食材を買ったの?」


緋色「デパートだよ。学校から少し離れた場所にあるところのデパート」


星名「…どこ?」


緋色「ここ」


スマホを取り出して、画面を星名達の方に見せるが、理科からは角度的に微妙に見えなかった。奈那子は緋色の方を見ずに、理科を見ている。


理科(何だろう…。何か話があるのかな…)


清水「ここは…あるね。うん、私が知っているデパートだ」


星名「うん、間違いないよ」


伊藤は何も言わず、緋色の見せてくれた画面から目を逸らす…。


奈那子「緋色さん」


緋色「ん」


奈那子「私にも3人に見せた物を見せてください」


緋色「ほいほい」


緋色は奈那子の方に画面を向けると、理科にも見えるようになった。


画面に写っているのは、どこにでもあるようなデパートの写真だ。なんてことのないただのデパートだ。特に不自然なところは見受けられないが、奈那子は首を傾げている。


奈那子「このデパート…」


緋色「うん?」


奈那子「このデパート…どこかで…」


緋色「場所的にも学校帰りに寄ることは出来なくはない場所だから、前に行ったことがあるとかじゃないか?」


奈那子「…ん~?」


額に手を当てて唸っている。何かを思い出そうとしているのか…。再び理科を見る。


なんどもチラチラとみられるので、話しかけてみることにした。


理科「あの…な…にか…?」


奈那子「…いや?……んー?」


伊藤「どうした奈那子。朝倉と何かあるのか…?」


奈那子「…朝倉さん…少しいい?」


奈那子は席から立ち上がり、部屋の隅の方に歩き出すと理科の方に振り向く。目が「こい」と言っていた。


理科は3人の方を見る。


伊藤「行ってきな」


清水「あの距離ならすぐに助けに行けると思うし大丈夫だよ」


星名「…」


緋色「私を抜きにして話を進めないでくれるか?私がここにいる意味がなくなるだろうが」


理科は椅子から立ち上がり、奈那子の方に向かう。


理科「あ…の…」


奈那子はスマホを取り出し両親指で操作をしていると、理科のスマホが震えた。スマホを取り出すと奈那子からの個人チャットが来ていた。


奈那子『あのデパートの写真見たよね?あれに見覚えない?』


理科『あのデパートは時々通っているので見覚えあります』


奈那子『変なこと聞くよ』


謎の前置きをしているのを見て奈那子を見ると、奈那子は理科の目を見ながら両親指で文字を打っている。器用な人だ。


奈那子『私と朝倉、あのデパートで会ったこと無かった?』


書かれた文章を見て驚くと奈那子はジッと理科の目を見ていた。どういう意味か分からず、奈那子の目を見つめ返す。


理科「…」


奈那子「…」


奈那子は顎をクイっと動かして打ち返すように促す。


ないと思う。そう返そうとしたらある光景が頭の中によぎった。これは〈予感〉とは違う感じのよぎり方だ。


~~~

「私も早くここから出たいです。…誰か×の近くにいますね」

「そこにいる人。早く中に入ってきてください。」

「ですね。××を助けるか殺すかのどちらかですかね?」

「外見ても×しかないし、××の××なのかな。」

「×××とか×××とか×××とかは?」

「こっちはあったよ。××の××が、×××の対応を求めているけど、××は対応したと報告したみたい。実際は何もしていないようだね。」

「机の上に置いてある書類に目を通したけど、××みたいに有益な情報はあまりなかったわ。明日から×××だから、××××の××××とか、×××の××とか、××××につかう××の××が書かれていたりしたよ。さっきは助けてくれてありがとう。本当に困っていたから助かったわ」


~~~


奈那子「……ら、おい朝倉」


理科は眠っていた意識を無理やり起こすような感覚になる。寝ていたけど急にバサッと起きる時のような感覚だ…。


理科(…あれ?いま何か頭の中に…なんだっけ?)


理科『ないと思います。多分』


奈那子『そう思うよね…でも私いつか緋色が見せてくれたデパートで会ったことがあるよう気がするのよ』


理科『それはデパートですからすれ違ったとかじゃないですか』


奈那子『私もそう思いたいけど…なんか変だ』


理科『変って?』


奈那子『わからない。わからないけど変だと思う。すれ違っただけでこの違和感…。ごめん、今は何を言っても分からないと思うから何か分かったら朝倉にも言うよ。これは一応あの3人にも伏せておいて。あなたは3人を信用しているようだけど、私はまだあの3人を完全に信用したわけじゃないから。いい?』


理科は首を縦に振ると、奈那子はスマホをポケットにしまって、何かを話している4人の元に戻っていった。


理科「……」


奈那子から送られてきた個人チャットを眺めてみる。


特におかしなところはない。ないが…何か変だなと感じた。


さっき頭の中に流れた物が何かを思いだそうとしたが、何も思い出せない…。


理科「…」


とりあえず、奈那子と交流する機会を作れたと喜ぶことにして5人の元に戻った。



評価・ブクマよろしくお願いします。

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