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12人の少女 最終計画  作者: ヤマネコ
学校破壊
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2020 9/19(後編)

【次のニュースです。○○会社は非人道的な方法で収益を得ていたことが発覚し、どうしてこんなことをしたのか未だ調査中です。なお、その非人道的方法を生み出した社員が行方不明になっており、現在も詳細は不明です】


画面は切り替わり、インタビューをしているところが映る。受け答えをしている人の顔はモザイクがかかっていて、声も機械の声になっていて字幕が出ている。


【いつからあの方法で収益を得ていましたか?】


【数年前からです。表立って活動することは止められていて…私も止めようとしたのですが…ぐす。こんな弱い自分がみっともなくて…ちくしょう】


【これを開発した人はどんな人でしたか?】


【私みたいな下っ端は何も詳しいことは聞いていなくて…やめた方が良いと言ったのですが、目が血走っていて…怖くなって…すいません】


【では違う方にも聞いてみましょう】


また画面が切り替わる。別人が受け答えをしている。


【この事件をどう思いますか?】


【非常にざんねんです】


【この会社の雰囲気はどんな感じでしたか?】


【いつもギスギスしていて…仕事の成果が出ないと殴り蹴るは当たり前。物を投げられ、暴言を吐かれるのも日常で、社員の心も不安定になっていきました。上に改善を求めましたが、全く聞く耳を持たず。収益も全て上で独占していて…私達の給料もしっかり支払われていませんでした…】


【それは大変でしたね…。××さんと△△さんが何やら揉めていたとお聞きしました。それについて何かコメントをお願いします】


【よくもまぁ、あんな非人道的なやり方で儲けようとしましたよね。私なら精神が持たなくて。…うぅ…ぐす…あんな…あんな酷いことをよくも平気に…最低な人たちですよ!】


【はい、ありがとうございました】


その番組が終わったかと思うと、また違う番組に変わり、同じ内容が話されていた。


ある会社が、催眠状態にしてゲームに参加させていたとのことだが、ゲームに参加した者の中で戻ってこなかった者が大多数のようだ。


数少ない生き残りもいたが、全員何も覚えていないようで真相は何も分からないらしい。


生き残りは、時間差はあるが目を覚ました。


今は長時間寝ていたことによる運動機能低下を克服するために、リハビリをしているらしい。


ゲーム開発者全員が逮捕され、どのような処罰が下るかはまだ決まっていない。


















理科「…ふぅ」


運動機能を回復させるために、散歩をしていた。


目が覚めたときに起きた場所はどこかの病院。目を開けた時には看護師と医者らしき人が話をしていて、「声が聞こえるか」とか「自分の名前はわかるか」とか聞いてきた。


なんでこんなところにいるのかさっぱり分からず、思うように動かない口を動かして聞いてみる。


2人は驚いたような顔をして医者らしき人が何かを書き込んだ紙を看護師に渡す。


それからも色々なことを聞かれた。


主に「12人の少女」という言葉が頻繁に出てきた。


なんだか懐かしい感じがあったが、具体的に何なのかは思い出せなかった。


それからも沢山質問して、答えられる質問は答えて、答えられない質問は答えない。


話を聞くと自分以外にも11人が同じ病院で入院をしているらしい。


他の11人は既に目を覚ましてリハビリをしているとのこと。といっても、数日前に目を覚ました子が大半だそうだ。


その日は軽い検査を受けて寝ることになった。


次の日、目を覚ます。


重たい身体を動かすことが出来ず、車いすに座らせられて移動することになった。途中レクリエーションルームのような場所に出て、そこで自分と年齢の近そうな女の子が何人かいた。


全員何か看護師さんと話をしていて、女の子同士で話をしているような感じがしない。


女の子と目が合う。


軽く会釈され、こちらも会釈する。


看護師に呼ばれて軽い検査をまた受けてから、今後の予定を話される。


なんと理科達は1年程度眠っていたらしい。


理科的には全くそんな感覚は無く、本当に1年間経っていたのか疑問に思ったが、カレンダーに書かれていた日付と理科の生年月日を当てはめると確かにそのくらい経っているようだ。


他の11人は個人差があり、中には3年以上眠っていた人が複数人いたそうだ。


誰かまでは分からなかったが、身体の成長が止まっていてあまり成長していない子もいる。


それからはリハビリが始まった。


1年全く身体を動かしていなかったわけだから、少しの動きで息が切れる。


最初の数週間はちょっとの動きで、そのあとは動けないくらいになった。


数か月が経つと、ある程度の動作は自力で出来るようになっていた。


他の11人と比べると、遅い方だが、それでも少しずつ日常生活を送れる程度の身体機能は取り戻しつつある。


リハビリで取り戻した体力のあまりで他の子と交流することが増えた。


彼女たちもずっとリハビリをしていて、歳の近い子との交流が滅多にないとのこと。


偶にお見舞いしてくる人がいたみたいだが、ほとんどの人はお見舞いに来る人はいなかった。


半分くらいの人達は、何か保護者らしき人と揉めているような感じで、喧嘩別れのようになっている人がほとんどだ。


理科の元には誰も来なかった。


そんな感じで、ほとんどの人にはお見舞いが来なかったから、必然的に12人で接することが増えた。


時々お互いの話をすることはあるが、主に暇つぶしをすることが多かった。一緒にゲームをしたり、本を読み合ったり、ぬいぐるみとかで遊んでいる人がいた。











それからも数か月経って、ある日のこと。


スーツを着た大人の人達に話しがあるとのことで


12人で集まって聞くと、どうやら何年も寝ていた自分達が、社会に復帰するための準備として、この12人と似たような境遇の人が集まる学校に来ないかと提案された。


全ての費用はこの騒動を作り出した会社の費用から出すようで、お金の問題は全く気にしなくていいそうだ。


12人の保護者に当たる人に話を通していて、後は12人の女の子たちが了承すれば、編入する手続きを済ませるとのこと。


即答するものは誰もいなかった。全員考える時間が欲しいと。


大人たちはその返答を聞いて、「また来ます」と言ってから部屋を出て行った。


12人の少女がいるこの空間に話し声がなく、全員何かを考えているようだ。


やがて1人が話しだす。


???「どうします?」


???「私はいくぜ。家にいても正直気まずいし」


???「私も行こうかな…。家にいたくない」


???「私も。家にいても…嫌だからな」


???「私はどっちでも…。特にやりたいことないし」


???「私は行きます。正直このまま元に戻るのもありですけど、戻っても自分の能力の無さにあきれられてがっかりされそう」


???「スイーツが食べられる方で」


???「私も趣味に当てられる時間が出来るならどっちでも」


???「私も同じ」


???「私もよ」


???「行くつもりかな」


理科「皆行くんだ」


???「お前は?」


理科「私は…」


理科の両親はお見舞いに来なかった。


何か理由が会って来なかったのかと思ったが、正直顔を合わせる気になれない。


理科「私も…行こうかなって感じ」


???「じゃあここにいる12人全員が行くつもりってことか」


???「…長い付き合いになりそうね」


???「そうだな、少なくとも数年の付き合いになるだろうな」


???「皆さんよろしくお願いいたします」


12人がそれぞれの人によろしくと言っている。


両親の元に戻っても良いけど、さっき1人が言っていたように、自分の能力は明らかに低下していて、その低下の分を取り戻すにかなり時間がかかって、その間に面倒を見てもらうのはかなり気まずい。


なら状況がほぼ同じで同い年のこの11人と仲良くした方が、心理的に楽な気がする。


それから適当に話をした後に、自己紹介をする流れになった。


理科「…これからよろしくお願いします。私は朝倉理科です。趣味は…特にこれといってありません」


伊藤「伊藤ルキだ。あとは今後の付き合いで知ってほしい。よろしく」


椿「柊椿、そこの2人の姉です。特に好きなことはありませんけど、これから見つけていくつもりです。よろしくお願いします」


奈那子「柊奈那子です、そこの妹とそこの姉です。ギターが好きなので、身体が元に戻ったら、いつか皆さんの前で演奏しようと思います。よろしくお願いします」


楓「柊楓です。そこの姉2人の妹です。占いが趣味です。よろしくお願いします」


清水「…清水社巫女。……よろしく」


星名「…星名メア…」


瀬奈「瀬奈来夏です、皆さんよろしくね」


明坂「明坂絵美です。甘いものが好きです」


茅野「茅野亜李です。私も甘いものが好きなのでよろしくお願いします」


緋色「緋色沙耶だ。私はアニメとかゲームとか大好き、好きなアニメがあったら教えてくれよな、一緒に語り合いたいぜ」


宮永「宮永美玖です。好きなものは特にありませんが、強いて言うなら…いたぶることでしょうか? よろしくお願いします」


それからなんやかんや話して解散した。












これからこの12人がある学校に転入して、今までの遅れを取り戻しながら、親睦を深めていくことになる。


一体どんな学校生活を送ることになるのか…それは未来の話で、今ここで話をしている12人には想像も出来ないことだった。


これまで読んでくれた読者様、本当にありがとうございました。もしよろしければ評価ポイントを入れてくれるとうれしいです。こんな稚拙な文章を読んでいて苦痛な人ももちろんいたでしょう。話が不自然とか、なんだか不自然に感じる箇所も沢山…数えて切れないほどあったと思います。もう少し表現の仕方を増やして、不自然になる箇所を減らせるようにしたいです。


今後も違う作品を書いていくつもりです。


ではまた次の作品でお会いできるのを楽しみにしております。


今までありがとうございました!!

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