2020 9/12(1)
100話目です。今までなろうの作品を見てきてこういう区切りの良い数字の時の話は何か番外編とか、人気キャラとかの話が出やすいですが、番外編とかこのキャラを出してほしいとかは別の話でまとめてだそうかなと思っています。
理科は目を覚ます。目を覚ますと自分の部屋だった。
自分の首元を確認するが、特に傷口は無くいつの間にか胸部に刺された傷も無くなっていた。痛みもなくなっている。
白い部屋に通じる扉があったところを見ると、そこには何もなくなっていた。あの時と同じように扉があった周辺部分を触ってみるも、ただの壁だ。
スマホを探すもどこにもない。カバンの中を全て引きずり出しても教科書やノート以外何も出てこない。そうこうしているといつもの目覚まし時計が鳴り響く。
時計を止めた瞬間に母が部屋に入ってきた。
母「理科、おきな……。もう起きているのね。朝ごはん出来ているから直ぐに来なさい」
そう言って理科の部屋から出て行ってしまった。
日付を確認すると9/12日の午前7時。何がどうなっているのかは慣れてきたのですぐに部屋を出て朝食を食べていると、母から話しかけられた。
母「理科、最近何か具合が悪そうね」
理科「…そう見える?」
母「何か疲れているような感じがする」
理科「…あぁ」
実際疲れている。こんなことなら学校を休むのも手であるだろうが…。
実際これ以上休むと本当に留年になる可能性が高い。
母「……?」
理科の様子を見て首を傾げている。母の視線から逃れるように顔を下にそむけ朝食をテキパキと食べて部屋に戻り制服に着替える。
鞄の中身を確認して、学校に向かいながらこれからのことを考える。
もし前回と前々回と同じことが起きるとしたら、まず手紙をもらってあの白い部屋に連れていかれ、他の11人(椿・奈那子・楓・伊藤・清水・星名・瀬奈・明坂・茅野・緋色・宮永)と合流。そして能力を割り振られて各自何かしらの行動を起こしている。
1日~7日で1回目、8日~11日で2回目…となっている。今回は何日まで持つか…。
昨日までの清水は1回目の記憶を引き継いだ状態で2回目のシナリオに挑んでいた。そして理科の確認した限りグループ(2)の方では清水以外の人は退出していた。もしかしたら理科を殺害したのは…。
いや、理科が攻撃された後に襲われた可能性も十分ある。あの状況で清水が理科を攻撃する理由は何だろうか?
全く思いつかない。
仮に何かあったとしても、2回目の時、保健室前で清水に1回目について聞かれて答えようとしたら〈予感〉で答えては死亡するとあった。それと昨日の楓達に無理やりスマホを操作されて中身を見られそうになった時に〈予感〉が発動して、見られたら死亡するとあって、実際に見られて死亡した。
このことから記憶を引き継いでいる人以外に過去の周回に関することを話す(見られる)と死亡する…かもしれない。
死亡するかどうかまでははっきりしてないので何とも言えない。
そして2回目の時、1回目の記憶を持っていたのは理科の確認できたのは清水社巫女ただ1人。
となると今回はまた数字が繰り上がって…星名メアだろう。
理科「……なんやかんやで信用出来ないんだよね星名さん」
星名メア。1回目は清水救出以降それほど接点がなく、2回目は全く交流が無い。会話と言った会話もしておらず、不安だ。
理科「…どうすればあそこに行かないようにすればいいのかな。教室に行ってみるかな」
自分で呟いた後に気付く。
そうだ、今まで保健室に言っていたから巻き込まれていたのかもしれない。
教室に行けば回避できるのでは?
理科「……いや、ルキが来ている時点で回避できないのかな…」
同じクラスの伊藤があの白い部屋に来ている時点で、クラスに行ってもあそこに連れていかれる可能性は高かった。
理科「…まぁ、少ない可能性に賭けてみるかな」
もしかしたら教室に行くことが、このイベントの最初の分岐点なのかもしれないし?
薄い希望を胸に抱いていると学校に到着した。
これからもよろしくお願いします。




