里沙ちゃんが家に来た①
中学生になって新しい友達ができて、今日はそのお友達(里沙ちゃん)が遊びに来る日。
違う小学校の子だけど気が合って学校でロンの話をしたら是非会いたいと言ってくれた。
もちろん、私を押し倒すことや去勢に至ったリフティングの話はロンに断りもなしに言えるはずもなかったので、部屋を片付ける理由を付けて、先に家に帰ってロンに
「お姉ちゃん(私)のような可愛いお友達が来るけれど、悪さしちゃだめだよ。おとなしく賢そうに振る舞うのよ。それができたら何でも言うこと聞いてあげるから」ってロンに言うと、言葉など分かるはずもないロンは、おとなしく私の話を聞いてくれていた。
直に玄関のチャイムが鳴り、ロンに小さな声で「飛び掛かっちゃだめだよ!」と声を掛けてから扉を開けた。
ロンはキチンとお座りをして尻尾を振っている。
『いいぞ!ロン』心の中でロンを褒めた。
里沙ちゃんはロンの前にしゃがんで「お利口さんね!」とロンの頭を撫でた。
いったん家に帰って着替えてきた里沙ちゃんのショートパンツからロンの大好きな生足が見える。
しかも里沙ちゃんの足は、私より大分健康的で色気がある。
『うわっ!駄目だ!!やばい!!!』
ロンが飛び掛かる前に里沙ちゃんを二階へ連れて行こうとしたけど、里沙ちゃんはロンが気に入って「わあ!ふかふか!」と逆にロンの首に抱きついてしまった。
『ロン!我慢して!!あとでご褒美あげるから!!!』
ロンは私の気持ちが分かるのか、それともただの偶然なのか、じっと私のほうを向いて我慢しているように見えた。