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さようならロン。また会う日まで。  作者: 湖灯
*****中学校編(ロンとオーボエのはじまり)*****

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修学旅行①

 さあ!いよいよ待ちに待った修学旅行!


 でも、私にとってはロンと離れ離れになる三日間が憂うつでたまらない。


 里沙に誘われて修学旅行用の買い物に行ったときも最初は渋々付き合っていた。

 茂山さんの実家のカフェをベースにして交代でロンをみて買い物に行ったり、茂山さんにロンをみてもらって里沙と一緒に行ったり。


 最初、ロンを置いていくことにすごく抵抗があった。

 私がいなくてロンが寂しがったりしないだろうかと。


 ところがロンときたら、ショートパンツから生足むき出しの里沙やお店に来ているきれいなお姉さんたちに、もう夢中!


 浮かれてしまって、やせぎすで魅力のない私のことなんかおかまいなし。


『もー!しゃくにさわるわ。この浮気エロ犬!』


 茂山さんにみてもらって里沙と二人で買い物に出たときなんか、最初こそ「ロンなんて知るものか!」って勢いで買い物を楽しむ気まんまんだったのに、すぐにロンのことが心配になって、買い物を楽しんでいる里沙にはわるいけれどテキパキとまるで作業を進めるように買い物を済ませてあわてて帰った。


 でも、帰ってみると案の定ドッグランのところで若い女の人に一生けんめい愛想をふりまいているロンがいて、私が帰ってきたことにもしばらく気がつかないありさま。


 買い物が終わって里沙とならんで帰る道のりもロンはなんとなくチノパンの私より、ショートパンツの里沙にスリスリするように歩いている気がしてならない。


 ……これが”懐疑心”っていうものなのだろうか?


 ロンと一緒に外を歩くのはけっこう気がつかれるのだ。

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