表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さようならロン。また会う日まで。  作者: 湖灯


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

45/846

ロンの病気①(除草剤とペット)

 美樹さんがニュージーランドに旅立ってから七か月が過ぎた。


 十月になって急に涼しくなってきたある日、いつものように散歩していたとき、ロンが空き地に入ろうとした。

 空き地には、私の膝くらいある草がぼうぼうに生えている。


「危ないよ。戻ろうよ」


 私が引き留めるのも聞こえない素振りで空き地の奥にぐんぐん入っていくロン。

 実は私もロンが何に興味をひかれているのか気になって、言葉とは裏腹にさほど力強く引き留めてはいない。


 奥まで行くとロンは止まってクンクンと臭いをかいでいた。


 見るとそこには女性用のスキー板が捨てられてあった。

 捨てられてまだ新しそうな板だった。


 なんでスキー板に興味をひかれたのかと不思議に思ったけど、すぐに何となく分かった気がした。


 今、目の前に捨てられているものではないけれど、女性用のスキー板で連想できるのは美樹さんだ。


 きっと美樹さんの使っていた板と同じワックスの臭いがするのだろう。

 それにしても美樹さんがいなくなってもう半年もたつのに忘れていないなんて賢いし、情がふかい。


 私はロンの気の済むまで、そこで付き添ってあげた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろうSNSシェアツール
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ