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さようならロン。また会う日まで。  作者: 湖灯


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ロンの食事

 ロンは子犬ではなかったのが残念だけど、可愛くて人なつこいので許してやる。


 兄に聞くと生後十一か月と言うことだった。

 ちなみに兄は大学1年生で、家庭教師のアルバイトで獣医さんの家の中学生に数学などを教えている縁でロンを貰ってきた。

 貰ってきた理由は小学五年の私が「犬が飼いたい!」と言ったから。


 犬が来る前に居間の窓際に犬小屋をお父さんと私とで建てた。


 犬が来てからエサをどうしたらいいのか迷ったけれど、近くのスーパーでよく見かけるものを買って与えていたら体に合わなかったのかフケが沢山出たので、兄が動物病院で与えていたものを買って来てくれて、それでフケは治まった。


「犬って好き嫌いも言わないで、なんでも食べるから大変ね」ってムシャムシャ食べているロンを見ながら話しかけたけど無視された。


 食べているロンは何にも反応しないので、つまんないな~とロンの前にしゃがんで見ていた。


 ようやく食べ終わったロンに「おいしかった?」と聞くと、いきなり飛び掛かられ転ばされて馬乗りにわれた。


 前と同じように口や鼻を舐められて声が出せない私は手で居間の窓をバタバタ叩いた。


 気が付いたお父さんとお母さんが居間から飛んで来て、ロンを引き剥がしてくれて、ようやく助かった。

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