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さようならロン。また会う日まで。  作者: 湖灯
*****中学校編(ロンとオーボエのはじまり)*****

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28/846

ロンと雪遊び①

 冬休みに入ってすぐ。

 私は兄にスキーに誘われた。


 スキーは兄の大学の人と一緒だと聞いて、少し腰が引けたけど、ロンも一緒に連れて行けると言われて私はすぐにOKした。

 そしてロンと二人だけだと心もとないので、私は里沙ちゃんを誘った。



 兄の車の後ろ座席には私と里沙ちゃんと、その間に座るロン。

 そして前の座席には運転する兄と、助手席に座る彼女さん。


「先に行ってて」

 インカムで兄が他の車と連絡を取っていた。

 車は公園の駐車場に止まり、私たちは車を降りた。


「うわ~さすがに寒いね!」

 白い息を吐きながら里沙ちゃんが言う。


「向こうの山、真っ白だもん」

 ロンのリードを持った私が、お散歩道具の入ったトートバッグを上げて山を指さす。


 時間はまだ朝の7時。


 今、私たちはスキー場に向かっている。


 ロンを散歩させ、里沙ちゃんとおしゃべりしながら、公園の反対側を仲良く歩いている兄たちが気になってしかたがない。


 兄の彼女さんは伊藤美樹さんと言って兄と同じ大学の同級生。

 前から思っているけれどすごい美人。

 今回兄の所属するサークルの同級生でスキーに行く、ちなみに兄のサークルはラクロス。


 どうして私と里沙ちゃんが行くことになったのかというと、女子で参加するのが美樹さんだけだったので、彼氏の妹である私に白羽の矢が立った。

 そして私も一人だけ年下なんていやだったから里沙ちゃんを誘った。


 ロン?


 ロンは単なる お・ま・け。

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