51 なんか冷たい?(♤episode圭吾)
娘と有桜が帰ってきた。
俺にとっても初めての育児が始まる。
首が座ってない子の沐浴は大変だった。
有桜が寝れるように俺は夜中のオムツ替えもしていた。
「ありがとう」と言ってくれる。
俺こそこんな可愛い娘を産んでくれてありがとうだった。
でも…
少し気になる事があった。
有桜が俺を避けてると思う。肩を触るだけで嫌悪感を感じている様な顔をしていた。
やっぱり…
先輩から出産後からレスになる事もあると聞いていた。
もしかして…有桜もかも…
俺はショックを受けた。
出産前はあんかにラブラブだったのに…今は明らか嫌悪してる。
もしかしてこのままなのかも…
抱っこして寝かしつけしながら頭を抱えた。
ラブラブしたい…でも…
はぁ…
今までがあまりにも幸せだったんだよ!!
それ以外はいつもの有桜なんだから我慢しろ。
いつか手を繋いでくれることを願うんだ。
「有桜。ありさを連れてドライブしないか?」
「え?いいの?」
「どこ行きたい?」
「じゃあ!ここがいい!」
久しぶりに有桜の笑顔が見れた。
今はこれで十分だよな!
休日に海の近くのコテージへ行った。
「ありさを沐浴させるから有桜は温泉でも行っておいでよ」
「わかった。」
「圭吾くんは?」
もしかして俺が入ってきたらどうしようって思ってる?
大丈夫だよ。
もう一緒に入ったりしないよ。
安心してよ。
そんな顔しないでくれ。
「疲れたから少し寝るよ」
「わかった」
有桜が出ていった後、本当に眠気が出てきた。
あんなに嬉しかったんだ。
もう前の様には無理なのかもしれないな。
俺の頬を触ってる?
ゆっくり目を開けると有桜がいた。
「温泉は気持ちよかった?」
「うん!」
時計を見るとまだ夕食には早かった。
「俺も入ってくるよ。」
「え?あぁいってらっしゃい」
疲れもあったからゆっくり浸かった。
上がって夕飯を食べた。
ありさがいるから部屋食にしてもらった。
ありさをあやしながら俺はご飯を食べた。
「本当にかわいいなぁ」
「本当だね。」
お互いにそれぞれの時間を過ごしてベットに入った。
今までならキングサイズのベット1台を使っていたと思うが、今回はセミダブルを2台にした。
一緒だと手を出しそうだし、有桜が嫌がるだろうから…
「おやすみ」
「え?おやすみ」
電気を消して俺は寝た。
夢でデートしていた。
手を繋いでキスもして…うん?口に何か当たってる?
目を開けるとそこには有桜が寝転がっていた。
俺は馬乗りになっていた。
やってしまった。
まさか寝ぼけて襲うなんて…
「ごめん。ゆっくり寝てくれ」
有桜の浴衣をきちんと直してあげる。
同じ部屋にいたらまた襲いそうだから。部屋から出た。
このコテージはうちが管理していた。
管理人の仮眠室で今夜は寝よう。
俺は眠りについた。




