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ロストメモリー  作者: 島山 平
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山岡有紀子の日記(10) 六月二十日 (日)

 とりあえずの二日間が終わったー! 明日は休みだし、中村さんとお出かけ! よっしゃ!


 中村さんが何度もおみまいに来てくれてたことは、他の人にはナイショにしなくちゃいけない。病院にいるときから、それはお願いされてた。彼のシャイなところが表れてる気がするー。二人でこっそり話すのも学生のときみたいでドキドキしたし、デートの約束ができたのはラッキー。二人とも明日が休みっていうのも、運命感じちゃう。もしかして、中村さんがシフトを合わせたのかな? 彼の方は前から決まってただろうけど、余計なことまで考えちゃう。

 お見舞いとか、お世話になったお礼がしたいからって言ったときの、中村さんの表情が可愛かったー! 必死に驚いた顔作ってるんだもん。あれは明らかに作り驚き顔だった。こうなることを予想してたっていうか、こうなるように仕向けたっていうのか。さすがに年上は計算高いww。それを利用しちゃうわたしもわたしかな。

 どうしよっかな。何を着ていこう。中村さんは落ち着いてるし、あんまり派手なのはよくないかな。女子高生かっていう服装だと引かれるかもだし、やっぱ清楚系かな。

 こうやって迷うのも幸せ。中村さんみたいにしっかりしてて、気遣いのできる人は素敵だなぁ。計算高いところもきらいじゃないし。それを実行できちゃうのは大人の男性っぽい。

 いつまでも書いてる場合じゃない。早く明日の準備して、しっかり寝なきゃ!

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