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ロストメモリー  作者: 島山 平
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山岡有紀子の日記(9) 六月十九日 (土)

 復帰一日目、しゅうりょーう!

 疲れたけど、無事に終わってよかった。安心安心。職場のみんなはいい人だし、体の心配してくれた。こんなに休んで迷惑をかけたはずなのにありがたかったな。明日を終えればまた休みだから、一息つけるはず。アピタ、ありがとう!

 それと、中村さんにも感謝しなくちゃ。サービスカウンターの前を通るたびに視線を送ってくれて、なんだか見守られてる感があった。それに、食堂で会えたのがラッキーだったな。さすがに、売り場でペチャクチャ話すことはできないし。工藤さんは事故のこととかきいてきてちょっとだけ面倒だったけど、待ってたよって言ってくれた。ホントに、この職場は環境がいいな。


 中村さんが家に着くのは十時半くらい。仕事が終わってすぐに『お疲れさま』ってラインがきて、ビックリしたけど嬉しくなっちゃう。まるで恋人みたいじゃん。こうして日記に書いてるだけだとひきこもりっぽくてアレかな。こっちからどんどんラインして、遊びに行くきっかけとか作らなくちゃ。

 でもでも、向こうから連絡がくるってことは、ホントに脈あり? 押したらいけちゃうかな? どうしよう。なんだか現実味が出てくると、逆にどうしていいか考え込んじゃいそう。

 よし! 明日もがんばって働いて、中村さんともお喋りしよう!

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