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1 薬草
突発的&実験的な思い付きで書いてみたものです。どこまで続くかなあ…。
今日も森で薬草を採取し、冒険者ギルドから報酬の銅貨2枚を受け取る。
1枚が食費や薬に消え、1枚が財布に残る。財布も少しは重くなってきたかな。
今夜も町外れの馬小屋で寝泊まりだ。持ち主にはちゃんと許可をとっている。
「シルさん、たまには宿に泊まりませんか?夜はかなり寒くなりましたよ」
「心配してくれるのは嬉しいけど、冬に備えてお金を貯めたいんだ」
受付嬢のリムさんが不安そうに尋ねる。まあ、心配されて当然か。
15歳の冒険者としては、過保護され過ぎて恥ずかしい限りだけど。
「シルさんなら、狩猟依頼を受ければ宿のお金くらい余裕でしょうけど…」
「治癒魔法が使えないからなあ。あまり大きなケガはしたくない」
実際のところ、採取用ナイフでも銅貨4〜5枚程度の獲物は狩れる自信がある。
でも、魔法が使えない僕がケガをすれば治癒薬が必要になり、お金がかかる。
「じゃあ、明日も来るよ。別の結晶体を買うお金も稼ぎたいし」
「無理しないで下さいね。シルさんは疲労回復魔法さえ使えないのですから」
「馬小屋、結構快適だよ?」
異世界転移から数か月。魔法が発達した世界で、僕は魔法が使えない。
2017-02-19修正
(誤)水晶体
(正)結晶体
その他、言い回し修正




