第E9話 『漫画家』
霊能力者のレイちゃんは、ダメ、無能、役に立たない? 番外編
著者:ピラフドリア
第E9話
『漫画家』
屋敷に住む漫画家。漫画家は蒸し風呂のような部屋で必死に漫画を描き続けていた。
「温暖化が悪いんだ。この俺がエアコン無しで漫画を描けないはずがないィィィ!!」
漫画家はインクを筆につけて原稿に筆をつける。しかし、
「なにぃぃ!? インクが乾いてしまって、描けないィィィィィィ!!!!」
インクが原稿につく前に、蒸発してしまう。さらに、
「い、インクが沸騰している!? まるでグツグツのシチューだ!!」
漫画家は頭を抱えて動揺する。
「ど、どうすれば良いんだァァァァァ!!!!」
そんな中、漫画家に一本の電話が掛かってきた。
「はい。もしもし……。え、この暑さでさらに暖房まで!? 一体誰ですか!?」
「アツギ……」
「本当に誰だ!!」
第E9.2話
『ヒーロー出動』
市民からのSOSはヒーロー本部に届けられ、そこから他のヒーローに連絡が届く。
「なに!? 駅前の交差点で怪人出現!?」
ゴーゴーレンジャーのレッドの元に怪人の出現情報が届く。
レッドは立ち上がると、周りのヒーローへ声をかけた。
「怪人が出た。ゴーゴーレンジャー出動だ!!」
ヒーローは迅速に出動し、現場に直行する。
現場に着くと、そこには……。
「ありがとねぇ、助かるよ」
「いえいえ、困っている時は助け合いですよ」
お婆ちゃんと狼型の怪人が信号を渡っていた。
レッド達がぽかーんと様子を見ていると、本部から連絡が入った。
『すまん、怪人が人助けしていて、良い怪人だったー。っという通報だった』
ヒーロー達は何も答えず、帰って行った。
第E9.3話
『レンタル怪人』
「提督提督!!」
軍服を着た人物の元にハット帽子を被ったカエルの怪人が駆けつける。
「どうした? ハットフロッグ」
「例のレンタル怪人屋さんが来ましたよ」
「なに、本当か!!」
軍服の人は急いで玄関に向かう。玄関にはパンフレットを持ったスーツを着た男性が立っていた。
「あ、初めまして。レンタル怪人店の中嶋と申します」
「それで例の怪人はどうした?」
軍服を中嶋の後ろを見るが、怪人を連れて来ている気配はない。
「はい。私が怪人です」
「え……」
「私が怪人です」
ポカーンとしている軍服に中嶋はパンフレットを見せる。
「強力な牙を持った怪人をご指名いただきましたよね」
「ああ……」
中嶋は口を開けて自分の歯を見せる。
「私、歯並びが良く一度と虫歯になったことがないんです」
「……………」
「強力な牙を持った怪人。ほら、私でしょ」
「チェンジで」
第E9.4話
『幽霊の腕前』
「リエ〜」
「なんですか、レイさん」
私はリエに届いた荷物を見せる。
「この前言ってた新作のゲーム届いたよ」
「え、本当ですか!! やってみたいです!!」
私は届いたゲームソフトをゲーム機に差し込む。テレビをつけてゲームを起動すると、
「二人で協力してやりましょう!!」
二つのコントローラーを使い、協力プレイでゲームを始める。しかし、
「レイさん、やられすぎです。レイさんだけ残機一桁ですよ」
「あんたがうますぎるのよ!!」




