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第36話 手紙の主

んで あれから2日がたった。


その間俺と燐は何にもなかったし 手紙に関しての話題も出なかった。


カノンも別にちょっかい出してこなかったし・・・うん。


が 今日になって克哉がニヤニヤ笑いながらこちらに来た。


「おい飛鳥ぁ!!わかったぞ!!」


「あん?何がだよ」


燐と昼食を食べていたところに克哉はご機嫌な様子で割り込んできた。


そして俺にそっと耳打ちしてくる。


『お前へのラブレターの主がわかってぞ♪』


「!!!」


思わず俺は立ち上がる。


そんな俺を燐は不思議そうに見上げてきた。


「わ・・・悪い燐!夢乃達と食べててくんねぇか!?きゅっ急用ができて・・・」


「え・・・う・・・ん・・・わかった」


ゴメン!ごめんな燐!だけどお前のためでもあるんだぁああぁぁ!!!!!




廊下に出て俺は克哉の肩をつかむ。


「で、誰だよ!」


「うちのクラスの竹中美緒って知ってるか?」


・・・竹中?


・・・美緒?


誰だそれ?


「目立たないからそうでもないが顔はかなり可愛い感じだ。身長が150ないらしくかなりのロリだね 運動音痴で・・・あぁ、成績は中の上だ」


「・・・あそ」


「ちなみにお前が小学校の時70点だったテスト アイツは100点はなまるだ」


「!!なんでそこまでわかんだ!」


「俺の情報網を甘く見るな。ただの女好きだと思ってただろ」


克哉は満足気に微笑む。


ったく 何が たまたまだろ?


「・・・で 本人・・・どれ」


「お前女に興味ねぇもんなぁ・・・名前じゃわかんねぇか」


「そりゃわかんねぇって・・・まだ男子の名前だって全員は・・・」


「あ、いたいた!あれだよ!!」


克哉がそういった瞬間 ドキッとした自分がにくい。


克哉の指差すほうを見ると小柄すぎる女の子が立ってた。


女友達と仲良く喋る彼女は可愛く見えた。


あ、いやいや 燐ほどじゃねぇぞ!?


「な?可愛いだろ?」


「まぁ・・・燐ほどじゃねぇけど」


「・・・ヘイヘイ」


確かに可愛い。


なるほど あの手紙の丸っこい字にピッタリな子ではあるな。


とはいえ 喋ったことはないし入学してからこれまでまったく眼中になかった。


その子はこちらの視線に気づいたらしく俺のほうを見て顔を赤く染めた。


なんだよ こっちまで恥ずかしくなるじゃねぇか!


「ぉ おい・・・克哉・・・」


「何 返事でもすんの?」


「そっそうじゃなくて・・・えーとえーと・・・」


「ぁ あの!島村君!」


「!」


後ろからする高い かわいらしい声。


これは・・・


振り向くとやはりさっきの女の子。


「え・・・えっと・・・竹中・・・だっけ?」


「はっはい!!」


「な・・・なにかな?」


「気づいてますよね!あの手紙私だって!!」


いやいやいやいやいや!!


気づいてたけど!!確かに!!


けっけどさ!


そんなでかい声じゃ・・・燐に聞こえるじゃねぇかぁ!!


「あ・・・あぁ・・・気づいた・・・けど・・・」


「へっ返事は!?」


そっそんな真剣に詰め寄られたら・・・;;


「ごっごめんね・・・急に・・・ッ」


本当だよ・・・


俺は心の中で静かにため息をつく。


「わ・・・悪いけど 俺・・・彼女いるんだ」


「か・・・のじょ?」


「そ・・・うちのクラスの・・・春日部・・・って 知ってる?」


「あ・・・燐ちゃん・・・」


知り合いか?


「だから・・・」


「飛鳥ー?何してるの!?燐が待ってるんだからね!ほかの子とイチャついてんじゃないわよ!!」


明美が教室から出てきて俺の肩をつかむ。


ひょこっと教室から燐も顔を出す。


「あっ明美・・・別に・・・」


「もう!燐が遠慮がちだからって調子にのってんじゃないわよ?」


「別に調子になんか・・・あ、えーと 竹中・・・」


ぐいっ


なんだかひっぱられる感じがある。


「え?」


そちらを見ると上目遣いにこちらを見ながら俺の服をつかんでる燐。


うゎ 可愛・・・!


「わ 悪いけど竹中!そういうことだし・・・ごめんな!!」


「え・・・ぅ うん・・・」


あ〜〜〜泣きそうな顔してる・・・けど・・・あー!!


ゴメン竹中!!お前のことが嫌いなんじゃない!


つーかほぼ初対面で嫌いもなにもねぇけど!


とにかくごめんな!!!




「んじゃ飛鳥 パン注よろしくぅ♪」


「・・・おぉ わかったよ・・2500円・・・」


まぁ・・・めでたしめでたし・・・か?



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