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第33話 裏庭 放課後 カノン

放課後になって裏庭に来る。


燐には下駄箱で待つよう言ってある。


しばらく待つとようやくカノンがへらへらしながら来た。


「いや〜ゴメンゴメン!女の子をまくのが大変でさー!」


何が女の子だ馬鹿が・・・


「飛鳥と違ってモテるから。」


にっこりと微笑みながら言う。


「別に・・・女にモテなくても燐がいるからいいんだよ」


「あっそ 寂しいね」


いやみが通じたのか通じてないのか知らないが余裕な表情は崩れていない。


でも ここで焦ったら絶対足元すくわれる。


「わかったかもしんないけど 俺燐とつきあうことになったんだよ」


「・・・ふーん」


ふーんじゃなくて!!


「だから ちょっかい出すのやめてくんないかな?」


「・・・ちょっかいって?」


「ふざけんな!お前が燐に何したか知ってんだよ!!」


「ったく 心が狭いなぁ〜」


「はぁ!?」


「ちょっとほかの男に触られただけでそれかよ・・・」


ため息まじりにカノンが言う。


「キスはちょっとじゃねぇだろ!!」


「初めてだから?んなのとっととしなかったお前が悪い」


なんだコイツー!!


ここまで性格悪かったか!?あぁ!!?


「あのさー言ったよね?俺。お前らがくっついても邪魔する気あるって。」


「・・・あぁ 言ったな。」


「くっついた以上 遠慮なく邪魔させてもらうつもりだから♪」


カノンが満足げに微笑む。


ブン殴ってやりたいけど・・・そうもいかないか・・・


「そういうことを言うのは勝手だけどな。今日の時点で燐はお前のこと嫌いになったはずだ。もううかつに触れねぇぞ?」


「うーん そうかぁ・・・それは考えてなかったなぁ・・・」


ふざけるような口調にイラつく。


「考えたかどうかなんて知らねぇし興味ねぇけど!邪魔すんなよ!それに・・・次燐に触ってみろ 病院行かすぞ」


そう言ってカノンを睨みつける。


が カノンはくすくすと笑うだけ。


「知るかよ 俺はいくら時間がかかったっていい。お前から燐を奪ってやるよ」


「・・・・・・」


絶対 奪わせてやんねーよ






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