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幼児から始めるゆるゆる無双学園生活  作者: 蒼野湊
第2章 学園への道と最初の仲間たち

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第20話 初めての街“フェルナード”へ(そして最初の依頼を受ける)


 森を抜け、山のふもとを越えたその先に――

 俺たちの人生初の“街”が姿を現した。


 石造りの門。

 広がる商店街。

 煙突から立ちのぼる香ばしい匂い。

 人、人、人――!


ティオ「うおおお……で、でけぇ!!」

ミーナ「すご……こんなに家が並んでるの見たことない……」

ルカ「ご飯の匂いすごい!絶対美味しいやつ!」

シオン「ひ、人が多い……都会怖い……」


(シオン、光属性Aのくせに陰キャムーブするな)


 


■ 門兵とのやり取り


門兵「お前たち、旅の子か?」


 俺たちは村長からもらった推薦状を見せる。


門兵「ミナト村の……ほう。

 学園を目指しているのか。立派だな」


(門兵、良い人で助かった)


門兵「魔石を持っているなら、街の“魔石ギルド”で売れるぞ」


(出た、魔石ギルド! 経済の入口きた!)


 


■ 魔石ギルドへ


 街の中心を抜け、瓦屋根の大きな建物へ。


《魔石取引所ギルド・フェルナード支部》


(思ったよりちゃんとしてる……!)


受付の女性「魔石の買取ですか〜?」


ルカ「ユウトが取った魔石です!」


(いや俺だけじゃないけど……)


俺「パフィラの小魔石、1つです」


鑑定士「ほほう、状態良いね。

 5シルで買い取るよ」


(よし! 小魔石の基礎買取額そのまま!)


ティオ「ってことは……倒せば倒すほど金が手に入るのか!?」


(語弊があるが間違ってない)


ミーナ「お、お金……私たちでも稼げるんだね……!」


(これで生活費も補えるし、旅の幅が広がる!)


 そんなとき――


ギルドの奥から声がした。


「すみません、誰か……手を貸してくれませんか!」


 


■ 初依頼発生


ギルド員の青年が走ってくる。


青年「困っているんです。

 街道沿いに“暴れスラッグ(ナメクジ)”が大量発生してしまいまして……」


ルカ「あたし殴る!」


(おい待て)


シオン「あ、暴れ……?」


ミーナ「名前からして……怖い……」


ティオ「スラッグくらい余裕だろ!」


(いや油断は禁物)


青年「子どもには危険かもしれないが……

 でも、どうしても人手が足りなくて……」


 俺は仲間の顔を見た。


「……行こう」


ティオ「もちろん!」

ミーナ「が、頑張る……!」

ルカ「魔石いっぱい出るかな!」

シオン「制御……練習になるかも……」


(このメンバー、本気で頼もしい)


青年はさらに続けた。


「ついでに……もし倒すことができたら、

 “討伐報酬とスラッグ魔石”を差し上げます!」


(でた魔石報酬! 経済圏!!

 これなら旅資金も潤う……!)


 


■ 街道へ向かうと……


 外に出ると、確かに街道脇から不気味な音が聞こえた。


ずるっ……ずるっ……


ティオ「いた!!」


 視界に入ったのは――


*《暴れスラッグ》*


・体長50cm

・硬い殻

・酸性の粘液を飛ばす

・倒すと“粘石ねんせき”という魔石を落とす

・売値も悪くない


(パフィラよりは強いな……)


スラッグ「ギュルァァァァ!」


ミーナ「ひっ……こ、こわ……!」


ルカ「殴れそう!」


(お前は作戦も何もなく殴るな)


 


■ パーティ初の“連携戦術”


「みんな、俺に合わせて!」


ティオ「了解!」

ミーナ「う、うん……!」

ルカ「まかせて!」

シオン「やってみる……!」


(よし、初めての本格戦術だ……)


 


● step1:防御


 スラッグが粘液を飛ばしてくる。


俺「“透明防壁シールド”!」


パシィッ!


(これは余裕)


 


● step2:分断


ティオ「背後取る!」


 猛スピードでスラッグの後ろへ。


(脚力ほぼチートだなこいつ)


 


● step3:シオンの魔法


シオン「ユウト……ぼくに……魔力少しだけ貸して!」


(え、そんなことできるの?)


 俺は指先からほんのり魔力を流し込む。


きゅるるる……

 シオンの魔力が安定し始める。


(これ……“調整”してる感じ……?)


シオン「“ライトビーム”!!」


バシュッ!!


 光の線が正確にスラッグの足元を焼き、スラッグがバランスを崩した。


(うまい!)


 


● step4:とどめ


ルカ「いっけぇぇぇぇ!!」


 巨大な石を片手で持ち上げて――

 スラッグの殻に思い切り叩きつける。


ゴシャァ!!


(お前その腕力おかしいだろ……)


スラッグ「ギュ……」


 気絶。


 そして――


ポロンッ!


 石のような魔石が落ちる。


ミーナ「出た……粘石……!」


ティオ「やったーー!!」


俺「みんな、完璧だったよ!」


 


■ 魔石鑑定


魔石鑑定石「ポワッ」


◆ 鑑定結果:スラッグ粘石(中)

・売値:14シル

・用途:金属加工、耐久呪符、初級魔術の触媒

・学生には大人気の素材


(14シル!? でかい……!

 旅資金だいぶ助かるぞこれ)


ルカ「いっぱい倒そう!」


(いや危険な相手は避けろ)


ミーナ「ユウト……すごかった……」


(いやみんなすごかったよ)


 


■ 成長ログ


◆ 戦闘ログ ◆

《暴れスラッグ討伐成功》

《パーティ協調度 +10》

《シオンとの魔力調整成功 → 新スキル派生》


◆ 新スキル ◆

魔力調整アジャスト Lv1》

→ 他者の魔力の暴走を軽減

→ 共鳴効率UP

→ 威力の安定性UP


(おお……これ学園で絶対役立つやつ!

 リリアにも……もしかして……)


 


■ ギルドへ報告


 ギルドにもどると、青年が目を丸くした。


青年「すごい……あの暴れスラッグを倒したんですか!?

 あなたたち……本当に5~6歳……?」


(自分でも思う。

 これ、普通ではない)


青年「討伐報酬10シル!

 そして粘石はギルド相場で14シル!

 合計24シルです!」


ティオ「やったぁぁぁぁ!!」


ミーナ「こ、こんなに……!」


ルカ「ユウトのおかげだよ!」


シオン「……ぼく、こんなに安心して魔法使えたの初めてだ……」


(お前がそう言ってくれるなら嬉しい)


 


■ そして――新たな日が始まる


「みんな。今日の宿は、俺が払うよ」


ティオ「リーダーかっけぇ!」

ミーナ「ユウト……やさしい……」

ルカ「ごはんもいっぱい食べようね!」

シオン「ユウト……ありがとう」


(仲間っていいな……

 いつかリリアも……このパーティに……?)


 そんな未来を想像しながら、

 俺たちはフェルナードの街の宿へと向かった。

本話もお読みいただき、ありがとうございました!


少しでも続きが気になる、と感じていただけましたら、

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これからもどうぞよろしくお願いします!

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