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魔法の世界の冒険碑  作者: 奈良 依吹
56/93

56話、魔法大会本戦、エクレール

時間がなかったので今回は少し短めです

一時間ほどして10試合目が始まる


10試合目はエクレール対ナリータ・グルーヴと言うエルフのおねぇさんだ、この世界のエルフは排他的存在では無くグイグイ来る、むしろ獣人が排他的で他種族とはあまり絡まず、見かけることは少ない。ちなみにエルフは例外なく精霊が必ず1人は契約してるので全員精霊魔法を使えるらしい


『試合開始!』


「紫電」


始めから紫電をぶっぱなす


「……」


ナリータはよけずに、その身で受ける


「む、にゃらば電光石火」


物凄いスピードでナリータの懐に飛び込む


「疾風迅雷っ!」


鋭いビジ打ちがナリータの腹部に直撃する


「……っ」


ごぱっと血を吐き出す


「ぬ……攻撃は聞いてるはずにゃのに参ってる様子がない……」


「轟雷!」


リングの半分程を覆うほどの雷が頭上から降ってくる


「……っ///」


ちょっとまてい!今の表情は何だ!?


「ええい!にゃぜ倒れぬ!」


「……初めて受け雷の刺激……イイッ!!」


変態様はお帰りいただきたい、ヨーデで十分です


「わけのわからん奴め!落雷×10!」


10発の先程より小さな雷がナリータに落ちる


「…………これはっなんとも言えない……っ」


「気持ち悪いのだ!」


ちょっと本部に行って情報を貰ってきた


あのエルフさんは予選中試合で攻撃を全くしてないそうだ


なんでも相手が怖がってみんなリザインしたそうだ


そりゃあ中途半端な魔法で徐々に攻撃を加えても喜ぶだけだろう、僕みたいに一撃で決めなきゃ


「我の姿を写し、我の力を示せ!【雷轟龍(エクレール)】!!!!!」


エクレールの龍形態と同じ形、大きさの雷がナリータに直撃する


「…………ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ」


倒れる気配を一向に見せない


「くそうっこうにゃったら!紫電!龍形態!」


紫電の光で観客の視界を奪い、その間に服を脱ぎ、龍形態になる


「……りゅ、龍」


「がぁっ!!」


先ほどの5倍ほどの大きさの紫電がナリータに当たるが倒れない


先ほどの5倍の轟雷を落としてみるが変わらない


もう場外負けにしない限り勝てないんじゃないかな?


「ぐがぁぁあああ!!」


疾風迅雷を使うと、物凄いスピードでナリータが場外に吹っ飛んでった、リングの外という意味の場外では無く、本当に。天井がないのでそのままお空へと飛んでいった


『え……えっと……勝者エクレール・セブンス』


「「「「「「「「「「「「………………………………………………………………………………………………………………………………………………」」」」」」」」」」」」


変態の出現、思いもよらぬ結果に観客の口が空いて塞がらない


「やばいにゃ……」


僕がボソッと呟く


すると


どかんっ!!


扉から服がボロボロになり、はぁはぁと顔を赤くしたナリータが入ってきた


「……」


「にゃ、にゃんであるか……?」


「……お、お」


「お?」


「……お姉ぇ様ぁ!!!」


「へあ?」


ナリータがエクレールを追いかける


「く、くるにゃあ!!」


ふたりが嵐のようにその場を走り去った……


「「「「「「「「「「…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」」」」」」」」」」


今度はさらに長い長い沈黙が訪れる


「エクレール助けに行かなきゃにゃ……」





読んでいただきありがとうございます良ければブックマーク、感想、評価などつけてくれるとありがたいです

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