56話、魔法大会本戦、エクレール
時間がなかったので今回は少し短めです
一時間ほどして10試合目が始まる
10試合目はエクレール対ナリータ・グルーヴと言うエルフのおねぇさんだ、この世界のエルフは排他的存在では無くグイグイ来る、むしろ獣人が排他的で他種族とはあまり絡まず、見かけることは少ない。ちなみにエルフは例外なく精霊が必ず1人は契約してるので全員精霊魔法を使えるらしい
『試合開始!』
「紫電」
始めから紫電をぶっぱなす
「……」
ナリータはよけずに、その身で受ける
「む、にゃらば電光石火」
物凄いスピードでナリータの懐に飛び込む
「疾風迅雷っ!」
鋭いビジ打ちがナリータの腹部に直撃する
「……っ」
ごぱっと血を吐き出す
「ぬ……攻撃は聞いてるはずにゃのに参ってる様子がない……」
「轟雷!」
リングの半分程を覆うほどの雷が頭上から降ってくる
「……っ///」
ちょっとまてい!今の表情は何だ!?
「ええい!にゃぜ倒れぬ!」
「……初めて受け雷の刺激……イイッ!!」
変態様はお帰りいただきたい、ヨーデで十分です
「わけのわからん奴め!落雷×10!」
10発の先程より小さな雷がナリータに落ちる
「…………これはっなんとも言えない……っ」
「気持ち悪いのだ!」
ちょっと本部に行って情報を貰ってきた
あのエルフさんは予選中試合で攻撃を全くしてないそうだ
なんでも相手が怖がってみんなリザインしたそうだ
そりゃあ中途半端な魔法で徐々に攻撃を加えても喜ぶだけだろう、僕みたいに一撃で決めなきゃ
「我の姿を写し、我の力を示せ!【雷轟龍】!!!!!」
エクレールの龍形態と同じ形、大きさの雷がナリータに直撃する
「…………ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ」
倒れる気配を一向に見せない
「くそうっこうにゃったら!紫電!龍形態!」
紫電の光で観客の視界を奪い、その間に服を脱ぎ、龍形態になる
「……りゅ、龍」
「がぁっ!!」
先ほどの5倍ほどの大きさの紫電がナリータに当たるが倒れない
先ほどの5倍の轟雷を落としてみるが変わらない
もう場外負けにしない限り勝てないんじゃないかな?
「ぐがぁぁあああ!!」
疾風迅雷を使うと、物凄いスピードでナリータが場外に吹っ飛んでった、リングの外という意味の場外では無く、本当に。天井がないのでそのままお空へと飛んでいった
『え……えっと……勝者エクレール・セブンス』
「「「「「「「「「「「「………………………………………………………………………………………………………………………………………………」」」」」」」」」」」」
変態の出現、思いもよらぬ結果に観客の口が空いて塞がらない
「やばいにゃ……」
僕がボソッと呟く
すると
どかんっ!!
扉から服がボロボロになり、はぁはぁと顔を赤くしたナリータが入ってきた
「……」
「にゃ、にゃんであるか……?」
「……お、お」
「お?」
「……お姉ぇ様ぁ!!!」
「へあ?」
ナリータがエクレールを追いかける
「く、くるにゃあ!!」
ふたりが嵐のようにその場を走り去った……
「「「「「「「「「「…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」」」」」」」」」」
今度はさらに長い長い沈黙が訪れる
「エクレール助けに行かなきゃにゃ……」
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