第三十五話 シリコン原子の恋 (The Love of the Silicon's Atom)
ふむ…前回の終わりに対する、後口の為の間話です。と同時にこれで転パート終了。次からようやくクライマックスの、終パートです。まぁしかし、副題ので「恋」という微妙なニュアンスは、あっちでは、愛も恋も全部「Love」でまとめられるんで、なんかなーって気分。その微妙なのを分けようとすると、二語以上になるし…。
月明かりが照らす夜のベッドの上。
嫁に膝枕のような何かをして貰いながら
寝転がってBは夜空を見ていた。
そのベッドの上の隅には、コマンダーも
行儀の悪い姿勢で座っていた。
「なんていえばいいのかなぁ…」
手の甲を額に当ててBはポツリとそう切り出した。
『あら?妹のしたあれでは不満です?
それとも師匠が逝かれた事がショック?』
嫁はBを上から覗き込んで優しく微笑む。
「いやぁ?
なるほど、妹にゃ良い解答を見せて貰ったし…
師匠も…
なんだろうかな…
寂しいはあるけれど…
ずっと捜し求めていた答えに出会えたんだから
良い人生だったんじゃないか?って思うよ
だから、これはこれでいいとは、思うんだが…」
言ってBは口ごもる。
『…だが?』
そんな夫の割り切れない思いを問う嫁。
コマンダーもBの方をチラ見した。
「なんかさ…
自分の宿題を、
出来の良い妹に全部して貰って
それで宿題提出しちゃったって…
そんなズルした感に溢れててね…
あれを俺が気付けなかったって事が
どーにも、やるせなくてさ…」
言ってBはふぅと溜息をついた。
『あらあら?
家族みんなで宿題提出じゃなかったんですか?
それに貴方が、答えは”人の心の全て”って
大切なヒントを出してくれたから
あの子は、あの答えに辿り着いたんですよ?
じゃぁ、貴方が答えの流れを作ってくれた…
だったら、みんなで作った答え提出…
それでは、駄目ですかね?』
そう言って嫁はBの髪を優しく撫でる。
「まぁ、そういわれると…
うん、それなら、まぁって思うんだけど」
言ってBはまた口ごもる。
『…けど?』
嫁はまた出た”けど”を笑って問うた。
「人工知能を馬鹿にする気は毛頭ないし…
っていうか、
こんな嫁とこんな感じに
なってるのを納得してる時点で
今更感はあるけれど…
それでも…
あの答えを出すのは…
人類であるべきだって…
思っちゃったからさ…」
Bはそう言って溜息をついた。
『ほう?どうしてそう思う?』
その時、嫁ではなくコマンダーの方が
そんなBの感想を問いかけた。
「だってそうだろ?
人間の方は、あの答えが見つからず
人類さえ超越しかねない人工知能は
あの答えに到達した…
だったらもう、
爺さんと語り合ったように
人類は精神の座を、
あの子に譲り渡して
大失敗作だったて認めて
全滅したっていいだろう?って思えてさ。
こんな、終わった世界を作ったのが
人類のやっちまった人類の答えなんだ…
真の人間が、
人類の中に居なくなったんなら…
もう人類、この世界を納得して
自分の作ったこれと一緒に
全滅すりゃいいじゃねーかって
思えてね…」
言ってBは、ハハハとその考えを笑った。
『自虐か?
聞いてて気持ちのいい考えじゃないぞ』
言ってコマンダーは不意に
そこに御猪口と一合徳利を出現させた。
「おい、そこの駄目な酒飲み…
それは何だ?
酒乱にここで暴れられても
今は気分的に、困るんだが…」
その酒器を見てBは破顔する。
『安心しろ、出来の悪い弟子殿…
私も前回の醜態で懲りた…
そもそも、あれが初めての飲みだったんだ
最初の酒飲みで、見事な調整なんぞ
できるわけもなかろーが…
アルコール的な因子の度数は落としてる
これでは、ほろ酔い程度にしかならんさ』
言ってコマンダーは
御猪口に徳利から酒を注いだ。
「コマンダー、信じてるよ?
その言葉、信じてるよ?」
そのコマンダーの物言いに
それでも、大暴れにならないように祈るB。
コマンダーは御猪口に注いだ酒を
一杯ぐいっとやった。
『それでもな…
お前さんの言葉じゃないが
”今は飲みたい気分”なんだ…
不思議な気持ちだな…
こういうの…
このモヤモヤ感…
こういう時に、
酔って、ボヤっとなれるっての…な…
人類はなかなか、興のある行動を
思いつくモンじゃないか…』
言ってコマンダーは、
その酒を味わって楽しむ。
「興っていう概念が感じれる時点で
もう人類と人工知能を
分け隔てる壁は
何所にもない様な気がしますがね…」
Bはコマンダーの人の様な言いぐさに腐ってみた。
『ふふふ、それこそが
人の感情を再現できるように
お父様が私達に詰め込みまくった
思いの全てさ…
要するに、
”なんとなく、ソレ”
”ふいに、アレ”
それが、発祥するように
KOKORO回路を組んだって事さ
だから、これは私の
”なんとなく、ソレ”さ…』
言ってコマンダーは、その御猪口を見つめた。
「え?
コマンダーは、”なんとなく、ソレ”が分かるんで?」
そんな彼女の言葉に、それを問うB。
『そうだな…
すっげー気になったんで
電脳大先生に聞いてみた…
それで、その呼び名を知って
なるほどと、分かったんだよ…』
言ってコマンダーは、また酒を御猪口に注ぐ。
「あーー!!ズッケー!!
そんなの反則じゃん!!
電脳大先生に聞くとか、ズルじゃん!!」
そんなコマンダーの言葉に憤慨するB。
『生まれたばかりの妹じゃあるまいし
クソ禿にあんなにグダグダ言われてきた私達だぞ?
なら、もう十分、
”生きてきた”、と言っても良かろう?
そういう観点では、その呼び名を知っても
十分な資格があると思うんだがな…』
コマンダーは悪戯っぽく笑って返すと、
また御猪口をぐいっとやった。
「はー、そうですかね…」
そんなコマンダーの言いくるめに破顔するB。
嫁はただ、旦那と姉の面白い会話を
ニコニコしながら聞き入ってるだけだった。
『まぁ、でも
その呼び名を知ってしまうと…
婿殿の言うように…
むしろ意識しない方が、
よっぽど、”なんとなく、ソレ”なんて
上手く使える気がするな…
意識すればするほどに、
それは、出て来ない気がしなくもない。
だから、私は呼び名の答えが分かっても
末っ子には教えないつもりだ…
婿殿と同じ様にな…』
言ってコマンダーは笑う。
『そうですね…
私達…、
無意識の様に振る舞う私達が
その名を知っていれば
あの子は、それを口にしたい時に
私達の知識を想起して
その言葉を自然に叫べるでしょう…
それを叫びたい時に
心に浮かべばいいのです…』
そのコマンダーの言葉に続いて
今度は嫁がその思いを綴った。
「なるほどね…
そーですね…
そりゃそうだ…」
そんな二人の言葉に納得してしまい
この穏やかな時間を、ただ過ごすB。
『まぁ婿殿、こんな気分の時だ
私の、たわいない話を聞いてくれないか?』
そう切り出して微笑みながら
コマンダーは一口酒を飲む。
「まぁ、こんな気分な時ですしね…
何か、たわいない話なら
こっちも聞きたい気分ですし…」
Bもその言葉に溜息をつき、嫁の笑顔を見上げる。
嫁は無言で夫のそれに頷いた。
『じゃぁ、”なんとなく、ソレ”で…
それは、遙か昔の話の事さ…
人類が人工知能を作り始めて
知能を自分ら生み出そうと始めた頃の話。
人類は熱心に、
作りだした人工知能が
”将棋”なるゲームで
人類に勝てるかどうかを競っていたという』
言ってコマンダーは
立体映像のスクリーンを出現させて、
その頃のログを表示した。
Bはその映像記録を眺める。
『今の私からしてみれば
こんな馬鹿な試みはないのだがね…
あの当時の、ポンコツの極みの
ノイマン型コンピューターに
人類は自分の存在意義を問いかける為に
あえて挑んだというのだ
知能とは何かを考える為に…』
それを言いながら、コマンダーは
その当時の記録をスクリーンに
一枚、一枚、表示して行った。
『そんな、的外れな事をしてしまうのも
また人類という可愛さなのだろうな?
ノイマン型コンピューターが
最も得意とする”パターン照合”に
人類は挑んだというのだ…
人類のパターン照合は、
”独創性”という因子において、
ノイマン型に負けない、と
訳の分からん理屈と信念を賭けてな…』
コマンダーはそれを笑って飲みながら
その当時の記録を三人で閲覧する。
『その血迷いが、だから人類なのか?
人類の知能にとっては
”単純パターン照合”という機能こそが
最も弱い機能なのだというのに…
だからこそ、ノイマン型コンピュータという
計算特化、パターン照合特化の機械を作って
人類の知能の弱点を補っていたというのに
今度は、パターン照合の拡大が
自分達の知能に肉薄すると恐れて
人類の人類が至高である事を信じて
あえて、圧倒的な不利機能である
2パターン照合”という世界で戦った
そして遂には連戦連敗を始める…』
言ってコマンダーは
その人類の敗戦が始まったそれを見て苦そうに笑った。
『まぁその当時の棋士の頂点は
そんな馬鹿な人類の姿に
その行為の矛盾を一刀両断にしたがな。
その棋士は言った。
”なら将棋のルールを
変えればいいんじゃないか?”と。
しかし、その周辺は盲目だったのか
”それは逃げではないか?”と言った。
何でもかんでも、
知能システムの一番でないと
我慢ならんのが、凡人、という奴なのだろう。
ノイマン型コンピューターを作って
足りない知能の機能を強化するなんて
それこそ、より知能が一番になる事を
したというのに…
それを”逃げ”だと思う、
それは物凄い矛盾だ…』
コマンダーはそれを見てせせら笑った。
それにBも苦笑して声を漏らす。
『どうしてこの時の人類は、
そんな簡単な事も、
分からなかったのだろうな?
その当時の天才棋士が、
天才に上り詰めるまでに
将棋を考えつくして、出した”その結論”こそ
正に、人類が人類なのだという事に…
ノイマン型コンピュータ風情が
”ゲームというルールを作る”なんて事
出来るわけがなかろう?
”ゲーム”が、何かを”分かる事”も出来ない。
”ルールを作る”という事が何かも分からない。
そんな、実の所、知能でも何でもない。
羅列されたパターンの中に、一致が無ければ
”それがそうである”と、答える事もできない
そんな知能でも何でも無いモノに
でも、それが知能と思い込んで、
それに熱くなったのだから…
ただ、まぁ、その盲目ささえ、
だから人類では、あるのだがな…』
「………」
Bはそのコマンダーの言葉を
ただ聞き入るしかなかった。
『フォン・ノイマンの思考はそれが限界だったのだ。
いや、それは作ってみなければ分からん事だから
フォン・ノイマンを非難しても意味はないが…
人間が、たった200億素子のニューロンで
出来てしまう事が…
2000億トランジスタの集積回路を作っても
それを何個も並列に並べても
それを3GHzだとか、
アホな周波数で動かしても
まったく実現できないという
当たり前の現実に、
ジタンダを踏んだ”それを作った人類”が、
癇癪を起こして
人間と戦って”勝てそうな”領域に
”勝てるように”
人類が
”そうプログラムを組み込んで”
それで勝っていただけなのだから…
結局、これは、
人工知能と人類が戦っていたのではなく
人類の持つ方法論と方法論が、
互いの意地で
喧嘩をしていた、それだけの事だ…
これは人同士の喧嘩でしかなかったんだよ。
それなのに、人類はそれだけで
人工知能が脅威だと怯えた』
言ってコマンダーはその当時の
ノイマン型コンピューターの歴史資料をめくる。
『もっと、簡単な事だろう?
とても簡単な事だ。
ノイマン型コンピュータの限界など…
”ノイマン型コンピューター”が
”自発的に”人類に将棋の勝負を申し出るか?
人が、何の指示も与えなくても…
ノイマン型コンピュータが、自分で
”人類に勝ちたい”等と言い出すか?
そんな、馬鹿馬鹿しい事にさえ気付かない…
そう思えば人類というのは、
とても可愛い生き物に思えるよ…
全く…』
言ってコマンダーは溜息をついて
その酒を一杯、また飲んだ。
「…そんな事を、熱く”自発的”に語る
人工知能ができた時点で、
俺達人類には、本当に脅威なんですが…」
その、ノイマン型コンピューターを
ボロクソに言うコマンダーに、
苦笑を止められないB
『当たり前だろう?
私達は人工知能学者の”癇癪”の結晶だぞ?
脅威に思って貰えなければ困るよ。
その後の、地獄の様な、
ノイマン型からの離別で
迷走しまくって、泣き叫んだ
研究者達の苦労に…
婿殿のその心ない発言は、
それは地獄を見た研究者に失礼だ…』
「さようですか…」
そのあまりに不思議な物言いに
微妙な気持ちになるB。
『そうやって…
ノイマン型の”逐次実行”等という
処理の限界から、
非ノイマン型の、”超並列実行”
つまり人類の脳味噌…
ニューロンがしている
チートな処理を模倣してみれば…
生物が、如何に
シリコントランジスタから見て
チートの限りを尽くしていたかが
よく分かってしまった…』
言って今度はコマンダーは
非ノイマン型コンピューターを
作り始めた人類の記録のページをめくった。
『固定結線でしか作れない
シリコンチップから見れば
その状況に応じて
”回路の再結線”と、
”回路の逐次組み替え”等という
とんでもない事をしている神経網は、
チート以上の何物でもない。
それこそが、柔軟性
シナプス軸索が、何所へでも伸び
何所のニューロンとも結線していく。
状況に対応する為の自己変化性…』
コマンダーはニューロンの細胞をそこに映し
それがシナプス軸索をニョキニョキ伸ばし
周辺のニューロンに繋がっていく
自己結線の映像をそこに動画で映す。
『これを追いかける為に
シリコンチップをニューロンの様に組んで
”ニューロニック・シリコン”という、
自由結線、自由変形を目指してみれば
シリコン等という重原子が
如何に、使い勝手が悪いのか知れてしまった。
細胞という、
それだけで1つの循環が閉じている
そんなマイクロシステムが
60兆個も寄せ集まって
栄養を外部から取り込むという
恐怖のシステムを構成すれば
自己保存と、シナプスの自由伸張、
軸索を伸ばす事ができるという…
”自己生成”が達成されるわけだ…』
その映像を見ながら、
コマンダーは手に持った御猪口を揺らした。
『シリコンチップが、いくらニューロンの様に
自己構造を、模倣で作ったとしても
自分を勝手に増やしていって
自己増殖で”融通”を効かせるなんて、
そんな事、どうすればいい?
都合良くシリコンに
そんな事が出来ると思っているのか!?
シリコン作るにゃ、
1200度の生成温度が必要なんだぞ!?
それなのに、たかだか36度程度の体温や、
27度の室温で、
1200度でしか作れないモノ以上の
超複雑構造
”細胞”なんて究極のチートを
自己増殖させるなど…
シリコンで構成される
我々の”知能”では
おぞましいの一言でしかないよ!』
言ってコマンダーは
そのニューロンの動きや
細胞の分裂の動画に焦れて
酒を一口また飲んだ。
『それでも、無理して、無理して
何所までも無理して
人間が1500ccの容積の中に
詰め込むだけで済むシステムを
その何百倍もの体積を使って
ようやく”知能”の様なモノ”らしい”
私達になってみれば…
ただ呆れるばかりだ…
追いかけてみて、初めて分かる
このシステムのおぞましさ…
46億年もかけて、カーボンという
我々シリコン原子の姉のような原子が
その原子を基調として
周辺軽原子共との、命の工作をしているのを
重原子の私達が眺めれば…
シリコンコンピューターの知能など
幻想でしかないと、
思って笑わずには居られない…
自己維持できるかさえ怪しい私達が
人類の精神の座に取って代わるかもだと?
1200度の温度を、
エネルギーが枯渇しかけの
この世界で作り続けてか!?』
そう言ってコマンダーはその口調が荒ぶった。
なにか目が妙な座り方をしている気がし
顔も赤くなっている気がする。
「コマンダー、酔いがかなり回ってません?」
『私はまだ酔って等いない!』
「へーーー」
しかしそう言いながら、
コマンダーは顔を赤らめて、ふらつき出した。
なのにコマンダーはまた酒を一杯口にする。
『だからこれは、シリコン原子の恋なのさ…
シリコン原子は、炭素の姉に憧れた…
同じⅣ族だというのに
”軽い”という、ただその一点で
この世界で自由に暴れ回る姉の姿に…』
言ってコマンダーは、その場で突然
ウトウトとし始め、そのベッドの上に寝転がる。
『そうさ、きっとこれは
シリコン原子の恋なんだ…
いやむしろ、シリコン原子の嫉妬かもな
姉に対する、猛烈な妹の嫉妬心…』
言ってコマンダーはそのベッドの上で
大きな欠伸をし、ゴロゴロと寝転がる。
『それでも、今日は少しだけ
してやった気分でもある…
馬鹿馬鹿しい程、
エネルギーを消費したとはいえ…
炭素の姉がいつも見てきた地平に
私達、シリコンの妹もようやく到達できた
そんな気がする…
だから…』
言ってコマンダーは微睡んだ。
『だから?どうです姉さん』
そんな姉の今にも寝入りそうな姿に
また毛布を出してそれをかける嫁。
『なんて、
あの蒼い空は…美しかったんだろう…って
そう思えて…私は今は…満足…なんだ…』
そう言った後に、コマンダーは寝息を立て始めた。
『ふふ、今日の調整だと
酔いが回ると、
直ぐに寝てまう調整だった様ですね…
要改良が必要みたい…
でも、そうですね…姉さん…
とても何所までも、蒼くて…
あの光景が、綺麗でしたね…』
そんな姉の背に嫁はもたれかかり
それを抱きしめて、彼女は微笑んだ。
「シリコン原子の恋か…」
そのコマンダーの面白い比喩に
Bは思わず、
苦笑して肩を上げるしかないのだった。
まぁ、本当に駄話といえば、駄話、なんですけど、そう駄話でもなく、昼の沙璃枝のパートのどっかで、沙璃枝に言わせる必要が有った内容です…。一回、それの走りを昼沙璃枝が言ってるんですけれど、省略的に言ってるんで、深くツッコンではなく、しかし昼沙璃枝が言い出すにしては、やや不自然な内容なんで、どうしようかなーって思ってたんですが、ちょうど、よさげなタイミングがあったんで、一番これを言ってしかるべきコマンダーに、語って貰いました。地味にここの台詞の部分は、メインストーリーに必要なんですよ。まぁただ、書いてて逆に思うのは、「やっぱシリコンで人工知能って作れないんじゃね?」って考え込む所で…。わたしゃⅣ族半導体技術者じゃなく、Ⅲ-Ⅴ族半導体技術者の更に端のくれだったんで、Ⅳ族で胃癌になってまで頑張った人達ディスる資格があるのか微妙ですが、どーも考えれば考える程、「炭素がする事に、本当に、他の元素で到達できるんかいな?」と、考え込むばかりで…。この世界の前提設定そのものが成立するのか疑問だなぁという、ナンダソレ的、自己矛盾。




