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困惑
死のう。もう終わりだ。終わりにしよう。
そうなれば呪縛は無くなる。
親からも、世間からも、何もかも。
この、天井から吊るされた一筋の縄に首を通せば。
走馬灯なんかは見たくない。
早く。
早く。
早く、
そうして、三浦春斗、高校1年、15歳。
5月12日、23時5分。
首を通して台から落ちた。
人生に終了を迎える。
────眩しい。
もしかして天国だったりするのかな、、、
ドサッ
、、、、人の声、音、動物もいる、、、。
日光が眩しい、、、。
深夜なのに、、、?
不思議に思い顔をあげた。そこには、
見たことの無い街が広がっていた───。
「、、、え?死んだ筈じゃ、、、?!」
思わず自分の首に手を添える。
「縄がない、、、。」
周りを見渡すと、人間や頭が犬の人間、形が不安定な人型生物。
今まで見たことがない物や生物ばかりある。
「どういう事だ、、、?!僕は、さっきまで、自分の部屋で、首を、、、というかさっきまで夜だったのにっ」
見上げると雲ひとつ無い快晴がそこにある。
タッタッタッ
急いだ足音、何かが走ってくる。
「えっ、えっ!!」
方向転換してこない!ぶつかる!!
ドンッ!!!
「「うわぁっ!!」」
春斗はその人を見る。
────────空の補色だ。
金色に近い長い髪。顔は黒子のようになっていてほとんど見えないが、快晴の空の目が見えた。
綺麗な人だ────。




