実技授業2 魔族反応
もし間違いがあったら指摘をお願いします
「次は大牙猪三頭ですね、軽いです」
狼の群れを狩った後、合わせて二十程の魔物を狩ったアイスは慣れたように大牙猪も簡単に処理する
「大分溜まってきましたね。まだ大丈夫ですか?」
「まだまだいけるよ!アメリアの異世界ポケットで無限に入るし簡易野営の一式も入れてきてもらったからね。明後日の刻限までは狩りまくれるよ」
狩った獲物の証拠となる牙を回収し、一杯になった袋をレインはアメリアに渡す
「あんまり多くしないでよ?あんまり入れすぎるとベルフェゴールに怒られるんだからね。ま、気にしないんだけどね」
アメリアは袋を受け取ってはどんどんと脇にある影の塊にいれていく
「うっ」
あんまり入れちゃだめだよぉ、ウチの家狭くなっちゃうからさぁ。なるべくそっちで済ませてねぇ
ベルフェゴールの声がアメリアの脳内に響きわたる
「分ってるって!」
「どうしました師匠?急に叫んで」
「いや、ベルフェゴール。頭に直接来るからさ、結構いたいんだよねこれが」
自分の頭をコツコツと叩いてアメリアは袋を少し強く影に投げ入れる
「それでだけどさ、アイス分かる?この反応」
アメリアは少し表情をこわばらせてアイスに問う
「今でてきた反応ですよね。ですけど、見たことない反応ですよ」
「あぁ、アイスはまだ見たことなかったよね。これが魔族の反応だよ」
生身のアイスにこの相手はまだ早いかと思い、アメリアはアイスの杖の柄に濃紺の縄をつける
「なんですか?この縄」
握るのに邪魔にならないようにつけられた縄を振ってアイスはアメリアのローブにペチペチあてる
「私が昔作った防御の縄。これ付けてたら防御魔法が自動で出てくる、アイスまだ攻撃と防御を同時にやるの苦手でしょ?だからだよ。悪魔の力借りないでも強い魔導師になりな」
いつもかぶってる三角帽子をアメリアはアイスにかぶせてアイスの頬を撫でる
「お守り、初めての魔族相手は辛いと思うけど頑張るんだよ。アイスなら、絶対大丈夫だ。今迄に行ったこと忘れずにね」
この言葉を聞いたアイスは緊張しながら反応の方向に一人で向かっていった
「本当に大丈夫なの?一応そっちの弟子である前にアイスはウチの従弟だからね、不味そうだったらウチ飛び出すから」
一人で魔族との初戦闘をさせることに心配を募らせるレインとは対照的にアメリアは安心しているような微笑みを浮かべていた
「私の弟子の一番の才能は適応能力だよ、今までどの戦闘にもすぐ慣れてきた。悪魔の武器を使う時の感覚を掴んだのも私より圧倒的に早かった、その適応能力があれば絶対に討伐できる。それに………」
アメリアは影からしまっていた太刀を抜き出す
「本当に不味い時は私が最初に飛び出してくから」
そう言うアメリアの表情は妙に引き締まっていた
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